中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

巨人次期監督は由伸が最有力!!

2015年10月20日 紙面から

 巨人の原辰徳監督(57)の今季限りでの退任が19日、正式に決まった。この日、東京・大手町の読売新聞東京本社を訪れて渡辺恒雄球団最高顧問(89)、白石興二郎オーナー(69)とシーズン全日程終了の報告を兼ねて会談。あらためて辞意を伝え、了承された。その後の会見に出席した白石オーナーは後任について「原野球の継承、発展、新風を吹き込んでくれる人」と明言。関係者によると、高橋由伸選手兼任コーチ(40)が最有力の候補になったもようだ。一方、原監督は「完全燃焼できた」と、延べ計12年間の指揮官生活を終えた心境を語っていた。

 1時間以上にわたった退任会見が終わり、司会者に促されて白石オーナーがマイクを握った。

 「候補者がたくさんいるわけではない。おのずから絞られる」。こう語ると、(1)原野球を継承できる人(2)新しい風を吹き込んでくれる人(3)原野球の継承と発展への強い意志を持ち、努力を行ってくれる人−と具体的な後任条件を提示。「この人ならという形で後任を決めたい」。球団トップとして方向性を定めた。

 この条件に合致するのが高橋由だ。原野球をベンチで見続け、今季は選手兼任コーチで指導。40歳の若さも“新風”という意味に合っている。専任監督就任には現役を引退する必要があるが、今後の交渉次第では話が大きく進む可能性はある。

 直接会談の中で原監督から「短兵急に成果を求めるのは難しい」とチームづくりのアドバイスを受けた白石オーナーは「できるだけ早く(候補者を)絞り込み、非公式に打診を進めたい」とも語った。原監督の退任が決まったことで後任人事が一気に進展することは十分にありえる。決着の行方に注目が集まりそうだ。

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ