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【プロ野球】由伸、巨人の次期監督に就任へ 近日中に結論2015年10月21日 紙面から
高橋由が現役引退し監督就任へ−。巨人は20日、東京都内のホテルで高橋由伸選手兼打撃コーチ(40)に次期監督の就任を要請した。高橋由は現時点での態度を保留としたが「ファンの期待には応えたい。時間をかけ過ぎてはいけない」と前向きなコメントを残した。巨人での兼任監督は不可能と判断しており、近日中に現役生活に別れを告げ、監督に就任する運びとなる。 原前監督の後任は、現場を熟知したフレッシュな人材が抜てきされた。この日、東京都内のホテルで球団側と約50分にわたって会談を持った高橋由。正式な要請に「何と言っていいのか…」と戸惑いの色をみせる一方、前向きな言葉が自然と口を突いた。 「決して後ろ向きな話ではないですし、大変光栄な話だと思う。熱意は感じました」。契約条件などの提示はなかったものの、球団の誠意はヒシヒシと感じた様子。「しっかりと自分なりに考えていくけれども、一日も早く結論を出したい」と続け、早めの決断をすることを約束した。 原前監督の退任会見から一夜明け、球団の動きは素早かった。午前中のうちに高橋由と接触。選手としての“恩師”である長嶋終身名誉監督や原前監督も、高橋由の下に連絡を入れた。原前監督は「力になれることがあれば全力でする」と激励。第1次政権時は39歳だった長嶋終身名誉監督は、久保球団社長にこんな伝言を頼んだ。 「高橋君しかいない。今は若い監督が率いて大きな切り替えをする時期。私ができることは何でもサポートする」。歴代監督からの強力なバックアップ体制。現役への未練を感じていた高橋由の心にも、確実に監督就任へ動いたのは想像に難くない。選手兼任監督の可能性について聞かれると、「兼任ということはないなと思っている」と断言。監督となる場合は現役を引退し、専任となる覚悟は球団側に伝えたという。 久保球団社長は「期待感を持って待っている」とコメント。11月7日を予定する秋季キャンプの開始までには返事をもらいたいとしたが、高橋由は「覚悟を決められるかどうかだと思う。迷惑はかけられない」。長期化も懸念されていた新監督人事は、青年指揮官という形の早期決着が濃厚だ。 (川越亮太) PR情報
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