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【プロ野球】

ヤクルト打線沈黙 山田も深刻

2015年10月26日 紙面から

ソフトバンク−ヤクルト 7回表無死、一邪飛に倒れうつむきながらベンチへ戻る山田。右はヤクルト・真中監督=ヤフオクドームで(市川和宏撮影)

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◇日本シリーズ<第2戦> ソフトバンク4−0ヤクルト

 タイトルホルダーが並ぶヤクルト打線が、散発3安打、二塁を踏んだのも1度だけ。零封完敗。真中監督は「全く付け入るスキがなかった」と、初対戦のバンデンハークに脱帽だ。

 2試合で7安打。1番に上げた上田は2安打を放ったが、中軸が機能しない。川端は第1打席、13球投げさせたが投ゴロ。「粘っても四球を取れなかった」と首をひねる。4回にも上田が11球粘ったが、攻略できなかった。「2日間とも攻略法を見つけている間に回が進み、やられてた」とは畠山。武田に続き、2試合連続初顔合わせの投手で、対応が遅れた。

 3冠のもう一角、山田はより深刻だ。この日の第2打席でシリーズ初安打、初盗塁をマークしたものの、他の6打席はすべて早いカウントでのフライアウトだ。杉村チーフ打撃コーチは「悪いときの形。疲れがあるかもしれないが、バットが下から出てる。話をしておきたい」と、フォームの崩れを指摘した。

 「調子自体はいいので、(無安打は)気にしてなかった。2連敗したけど、監督も前向きにいこうといつも言っている。その通りにやるしかない」。それでも山田がうつむいていないのが、せめてもの救い。本拠地に帰って、出直せると信じるしかない。

 「好機と思えば走者で圧力をかけて、と思う。アウトになったがこっちの姿勢は見せたかった。その後が続かなかったということ。地元に帰ってやり返すしかない。2つ負けて悔しいですけど、ヤクルトらしいプレーができれば」

 逆襲を誓った真中監督。1回は封じられたが、機動力に活路を見いだそうとした。そこに迷いはない。(竹村和佳子)

 

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