中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

Bジェイズ反撃1勝 ホームで打線爆発 ゴーインズが逆転打

2015年10月21日 紙面から

◇ALCS第3戦 ブルージェイズ11−8ロイヤルズ

 【トロント穐村賢】大リーグのポストシーズン(PS)は19日(日本時間20日)、当地でア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS、7回戦制)第3戦を行い、敵地で連敗していたブルージェイズが11−8でロイヤルズに勝ち、シリーズ通算成績をブ軍の1勝2敗とした。初回に先制を許したブ軍だったが、2回にライアン・ゴーインズ二塁手(27)の適時打などで逆転に成功すると、3回にはトロイ・トロウィツキー遊撃手(31)が中越え3点弾で貴重な追加点を挙げるなど、6〜9番までの下位打線が2本塁打を含む計5安打、7打点の活躍を見せ、地元ファンの留飲を下げた。

 地元ファンの大歓声に背中を押され、ブ軍打線が本来の破壊力を取り戻した。敵地での第1戦、2戦では計3得点、本塁打なしとロ軍投手陣に抑え込まれた打線だったが、1点を追う2回2死二、三塁から9番ゴーインズが左前に逆転の2点適時打を放つと、球場の空気が一変した。

 第2戦の守備で逆転を許すきっかけとなる“お見合い”をした二塁手のゴーインズは「チームの勝利に貢献できたことがうれしい。特別な重圧は感じないし、シーズンでやっていたように、チームの勝利につながるプレーをするだけ」と名誉挽回の一打にはじけんばかりの笑顔を見せた。

 2点リードで迎えた3回には今PSで29打数4安打(打率1割3分8厘)と極度の不振にあえいでいた6番トロウィツキーが、バックスクリーン直撃の3点弾で貴重な追加点。シーズン終盤に負った左肩甲骨の痛みと闘いながら出場を続けるトロウィツキーは「まだいいスイングとは言えないが、全力を尽くしてスイングした。勝利に貢献するプレーができた」と安堵(あんど)の表情で話した。

 敵地で連敗と苦杯をなめたギボンズ監督も打線の復調に「こういう打線の爆発が必要だったんだ。(先発の)ストローマンも、打線もしっかりと仕事をしてくれた」と満足げ。7回戦制となったリーグ優勝決定シリーズ(LCS)で、2連敗スタートとなったチームの勝ち抜けは過去25チーム中3チーム(12%)と狭き門だが、地元の熱狂的な声援も力に変え、ブ軍が逆境を打ち破る。

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ