中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

ロイヤルズ、連覇に王手!!

2015年10月22日 紙面から

◇ALCS第4戦 ロイヤルズ14−2ブルージェイズ

 メッツ、ロイヤルズがワールドシリーズ(WS)進出に王手!! 大リーグのポストシーズン(PS)は20日(日本時間21日)、リーグ優勝決定シリーズ(LCS、7回戦制)が行われ、シカゴでのナ・リーグ第3戦はメッツがカブスを5−2で下して3連勝、15年ぶりリーグ制覇とWS進出にあと1勝とした。ア・リーグ第4戦はロイヤルズが14−2でブルージェイズに大勝し3勝1敗とし、リーグ連覇とWSにあと1勝。メッツはダニエル・マーフィー二塁手(30)のPS記録に並ぶ5試合連続本塁打が飛び出し、2−2の6回に暴投で勝ち越した。ロイヤルズは1、7回に4点ずつ取るなど圧倒した。

 2年連続リーグ制覇に王手だ。電光石火の早業でリードを奪ったロイヤルズが圧勝した。1回、先頭のエスコバルが三塁前へのバント安打で出塁すると、2番ゾブリストが真ん中高めに入ったナックルを右中間席へ先制2ラン。試合開始からたったの4球で2点を奪い、殊勲のゾブリストも「エスコバルが出塁すると、点が入る雰囲気になる。チームが一丸となった攻撃ができるんだ」と充実した表情を浮かべた。

 その後も四球に安打、捕逸が絡んで2点を追加すると、2回には9番リオスがダメ押しのソロ弾。ブ軍で2004年にメジャーデビュー、09年途中まで在籍したベテランは3打数3安打1本塁打の活躍で古巣のファンに“恩返し”。「たとえ過去にここでプレーし、いい経験をしていたとしても、相手チームとして戦う時には勝たないといけないんだ」と大きく胸を張った。

 投手陣が強力ブ軍打線を2点に抑える粘投を見せると、7回に打線が再び爆発。7〜9回の3イニングで9点を奪うなど、2日連続の15安打、14得点と圧倒した。

 昨季はALCSを4連勝と破竹の勢いで突破したが、WSでは試合巧者のジャイアンツにあと一歩のところで敗退。その悔しさを知る選手たちが、今年はPSでも地に足の着いた野球で勝利を積み重ね、ヨースト監督も「守備は鉄壁だし、救援陣も準備は整っている。今の戦い方に満足している。毎日、選手たちが活躍する姿を見るのが楽しみなんだ」とホクホク顔だった。 (トロント穐村賢)

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ