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【大リーグ】

Bジェイズ 2勝3敗に戻す エストラダ、崖っぷち救った

2015年10月23日 紙面から

◇ALCS第5戦 ブルージェイズ7−1ロイヤルズ

 崖っぷちに立たされたブルージェイズを救ったのは、メジャー8年目のマルコ・エストラダ投手(32)だった。今季自身初の2桁勝利(13勝)を挙げた右腕は、序盤から直球とチェンジアップを低めに集め7回まで1安打、二塁すら踏ませなかった。8回の降板時に超満員の地元ファンから大歓声を受け、「負けたら終わりとは考えず、勝利のために自分の仕事をしようと思った。ホームのファンの前で投げられてアドレナリンが出たよ」と胸を張った。

 5回まで1点しか援護できなかった打線も、6回に相手先発ボルケスの4連続四死球から“棚ぼた”の2点目をゲット。さらに、1死満塁からトロウィツキーが左中間を深々と破る走者一掃の二塁打を放ち、試合を決めた。

 二塁ベース上で味方ベンチに向かって雄たけびを上げたトロウィツキーは「いいスイングができた。ただ、きょうはエストラダが相手打者のバランスを崩し続け、うちの打線が点を取るためのお膳立てをしてくれた」と、自身の打撃よりも先発右腕に敬意を表した。

 1985年にロ軍とALCSを戦った際は、3勝1敗とリードしながら3連敗で逆転を許したブ軍。30年前の逆バージョンでリベンジを果たすべく、敵地での連勝に挑む。 (トロント穐村賢)

 

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