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(10月7日)
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【サッカー】アーセナル、無敗バイエルンを撃破2015年10月22日 紙面から ◇欧州CL1次リーグ アーセナル2−0Bミュンヘン【ロンドン原田公樹】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は20日、当地などで1次リーグ第3節の8試合を行い、F組のアーセナル(イングランド)はFWジルーの先制ゴールなどでバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に2−0で勝ち、初白星(2敗)を挙げた。Bミュンヘンは2勝1敗。E組は昨季王者バルセロナ(スペイン)がボリソフを敵地で2−0と下し、2勝1分けで勝ち点7とした。途中出場のMFラキティッチが2得点した。H組はゼニト(ロシア)がリヨン(フランス)を3−1で下し、3連勝。G組のチェルシー(イングランド)はディナモ・キエフ(ウクライナ)と0−0で引き分けた。21日も1次リーグ8試合が行われる。 スタジアム全体が喜んでいた。欧州CLで今季初勝利。アーセナルのファンたちは死闘を制した選手たちに、惜しみない拍手と歓声を送った。 長い均衡を破り、相手DFと交錯しながら右腕(?)で先制ゴールを押し込んだジルーは「今晩は運命からの救いの『手(ハンド)』が必要だった。確かに最も美しいゴールではないけど、最も重要なゴールだ」と胸を張った。 試合はパスを巧みにつなぐBミュンヘンに支配され続けた。しかし、お互いに決定機を決め切れずに0−0で迎えた後半32分、センターサークル付近から縦に放り込まれたFKにジルーが頭から突っ込んだ。相手DFとの混戦の中、頭などに当たったボールがゴールに転がり込んだ。 ハンドのようにも見えたが、主審の判定はゴール。アーセナルがついに先制点を奪った。後半ロスタイムには前がかりになり、守りが手薄になった相手に逆襲を仕掛け、最後は右からのクロスにMFエジルが合わせてシュート。ドイツ代表GKノイアーにはじき返されたが、ボールは既にゴールラインを割っており、得点と認められた。 終わってみれば、アーセナルのボール支配率は31%で、シュートはバイエルンの22本に対して13本。それでも2得点で1次リーグ3戦目にしてようやく初勝利を挙げた。ベンゲル監督は「絶対に勝利が必要だった。そのために規律を守り、激しく戦った。ファンとわれわれのその信念が勝利を呼び込んだ」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。通算1勝2敗(勝ち点3)でなおF組最下位と今後も厳しい戦いが続くが、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。 PR情報
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