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【サッカー】

鎌田絞った カミナリ受け体も心も一変

2015年10月26日 紙面から

秋葉コーチ(左)と笑顔でランニングする鎌田=佐賀県総合運動場陸上競技場で(占部哲也撮影)

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◇サッカーU−22代表合宿

 リオデジャネイロ五輪を目指すU−22(22歳以下)日本代表合宿が25日、佐賀県総合運動場陸上競技場で、FW鎌田大地(19)=鳥栖=らJ1組14人でスタートした。鎌田は9月合宿で合流後に左太もも裏の負傷が発覚して手倉森誠監督(47)からカミナリを落とされたが、課題だった体脂肪も改善。進化した“スリムボディー”で来年1月のリオ五輪最終予選へのサバイバルレースを制す。合宿は29日まで。

 指揮官から駄目出しされた鎌田が変身して現れた。手倉森監督は「相当(体を)絞ってきたね。顔つきも変わった」と合格点を与えた。1カ月前は代表合流後に負傷が発覚し、「自覚を持て」と怒られた姿はもうなかった。精悍(せいかん)な顔つきになった期待の星は「けがももう大丈夫です」と言い切った。

 リオ五輪切符獲得への切り札として期待され、8月の京都合宿で初招集。相手の虚を突く独特のパスセンスを持ち、指揮官も「スケールの大きさを感じる」と評価する。しかし、高卒1年目のルーキーは、意識も体もまだプロ仕様ではなかった。2カ月前の体脂肪率は14%だったといい、U−22日本代表に初招集されてから肉体改造に取り組んだ。

 その結果は一目瞭然。鎌田も「『体が大きくなったね』とかよく言われるようになりましたね」と微笑した。この日、早川コンディショニングコーチに「体幹(トレーニング)やってきましたよ」とアピールしていたという。今合宿の体脂肪測定は2日目だが、早くも合格確定だ。そして、「今回は試合を目標にしてきた。ゴール、アシスト。結果を残したい」と意気込む。リオ世代の大器は、1カ月前に落とされたカミナリを今度は称賛へと変える。(占部哲也)

 

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