2015年10月26日12時35分
菅義偉官房長官は26日午前の記者会見で、中村時広愛媛県知事が四国電力伊方原発3号機(同県伊方町)の再稼働への同意を表明したことを受け、「知事の理解を得られたことは極めて重要だ。引き続き、法令上の手続きに基づき、四国電力が安全確保を最優先に対応することが極めて大事だ」と述べた。
再稼働が実現すれば、九州電力川内原発1、2号機に続き、新規制基準の下で3例目となる。菅氏は「省エネ、再エネに最善を尽くすなかで、原発はできるだけ最小化しようという政府の基本方針がある」としたうえで、「世界で一番厳しいといわれる基準に合格したものは(再稼働を)進めていくという考えは全く変わっていない」と述べた。
■大分知事「大きな決断された」
愛媛県の中村時広知事が四国電力伊方原発の再稼働への同意を表明したことについて、大分県の広瀬勝貞知事は26日、「(中村知事は)大所高所の立場から大きな決断をされた。大分県としては、国および電力会社には引き続き安全対策を強化していただきたい」とのコメントを出した。
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