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2015年10月26日 08時59分 UPDATE

USJ転売チケット、無効化発表後も出品相次ぐ 「再販は認められた権利」賛否の声 (1/2)

USJの転売チケットが、無効化発表後も転売市場から消えていない。USJ側は監視を強めて封じ込める構えだが、関係者からは「再販売の権利がある」などと反発する意見も聞かれる。

[産経新聞]
産経新聞

 大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」のチケットについて、運営会社のユー・エス・ジェイが「転売によって取得したものは11月1日から利用できなくする」と宣言したにもかかわらず、転売市場から消えていない。USJ側は監視を強めて封じ込める構えだが、関係者からは「再販売の権利がある」「ダフ屋対策は警察に任せるべきだ」と反発する意見も聞かれ、事態は混乱する可能性がある。

画像 大阪市の米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(本社ヘリから)

 インターネットオークションサイト「ヤフオク!」や、大手チケット転売サイトには、USJ側が転売封じ込めを発表した今月16日以降も、チケットが出品されている。

 例えば、アトラクションに優先的に乗れる「ユニバーサル・エクスプレス・パス」は、12月の年末休暇中のものでも、定価の約3倍となる2万9千円で売りに出された。中には出品者側が「落札者の判断で落札を」といったただし書きを付けているものもあった。

 USJ運営会社は「以前より安い価格で出品するなど、(すでに転売目的で購入した)在庫を処分するような動きがある」と宣言による効果が表れたとみているが、転売がなくなるかは不透明だ。

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