読むだけでミニマリストになる方法は、実はGから始まった。
ミニマリストは暗号です。執着を捨てるための呪文です。唱えるだけの呪文ではなくて、ミニマリスト養成ギプスと名づけても良いくらいの出来栄えです。
ときおり台所にGが出ると、私は男のくせに大騒ぎします。なんとか取りたい、でも取れない。取れないではそのまま寝床に入って眠れない、というような矛盾に満ちた心の振動を経験します。
執着は振動です。心の小さな揺れです。気にしだすとどうしようもなくなって、仕方なく夜中にマックスバリューまで車を飛ばし、G用のブラックキャップとホイホイを手に入れました。それを全部、仕掛けてようやく心の振動はほんの少し収まったのです。
物への執着は浅ましい限りです。異性へのそれも同じです。Gを見かけたときの私の動揺は、明らかに醜態でした。面目次第もありません。自分を恥じて顔を背けたとき、テレビでは録画した映画が映っていました。寅さんが、結構毛だらけ猫灰だらけ、ケツの周りはクソだらけ、などとやっていたのです。それを見ながら私は私の執着を反省しつつ、どっぷりつかったGへのこだわりと潔く決別する決心がついたのです。
執着から起こる連鎖には無駄遣いがあります。執着と連鎖を止めるための呪文こそが、この記事の中にあるはずです。
まさに結構毛だらけです。
ただし読むだけでミニマリストになる方法という限りは、ミニマリストを、ここでははっきりと定義する必要に迫られました。
整理整頓よりは品物への執着、人への執着、Gへの執着を私は優先したいと考えています。このあたりは人それぞれにアレンジも可能です。
しかし執着を捨て去れば、おのずと部屋の中はスッキリします。いらない物は捨てればいいし、使う物は残すのが良い。でもそれだけがミニマリストのミニマリストらしさではないと、私は断言します。
無駄遣いについても同様です。執着を捨てれば欲しいものは極端に減ります。極端に減るとお金がひょっとすると、極端に残るかもしれません。定かではありませんが、希望的な実践結果を予測すれば、おおむね私の考えは間違っていないはずです。
ようするに、読むだけでミニマリストになる方法を実行することによって、結果的に使わない物は買わなくなるということです。
ミニマリストにとって、品物に対する基本姿勢は量よりも、質です。
この場合、高い金額の商品が質の良いものだという固定観念は取り除いてください。よそ行きの服にお金をかけるのではなくて、あくまでも、よく使う物を質の高い商品で揃えるという考え方です。
たとえば歯ブラシは朝晩、使います。口腔ケアに気を遣う人ならば、もっと使用頻度は高くなります。結果的に歯ブラシは一か月くらいで、寿命がきます。新しい物に変えないと、歯垢をかきだす能力が落ちてしまうわけです。だから早めの交換が必要になってきますし、より能力の高い、電動歯ブラシを導入するのも自由です。
これは電動歯ブラシに対する執着ではありません。使う頻度の高い物に対しては、正当な対価を支払うという考え方を徹底するわけです。
しかしただ考えを改めるだけで、いとも簡単に我々がミニマリストに変身できると思ったら、大間違いです。染み付いた物欲への執着は、たまりにたまった歯垢のようなものです。しかも無意識で、我々は周囲のいろんな対象物に対して執着しています。
そう簡単に悪しきこだわりを捨てられたら、誰も苦労はしません。
人間の脳は反復、繰り返される物事に対しての学習能力は、すごいものがあります。けれども残念ながら、想像するだけでは非常に弱い拘束力しかないのです。
いつの場合でも、学習よりも経験が勝ります。
長年培われてきた、よそ行きの品物にお金をかけるという習慣を崩すのは、並大抵のことではないのです。そのために「読むだけでミニマリストになる方法」では、拘束具を付けます。
拘束具と言っても、病院で使われているような物々しい装備ではありません。言葉の拘束具であり、反復、繰り返される習慣を利用した拘束具です。
言葉で自分自身をコントロールするためには、それなりの工夫が必要になってきます。
私がサブブログで公開している「読むだけで痩せる方法」や「成功の法則」もやはり同じです。拘束するルールとオリジナルストーリーを関連付けて、潜在意識に意図した別の習慣を仕込むわけです。
これによって、物語を読んだときに無意識でルールを思い出します。無意識でルールを思い出す、という行為にこそ意義があります。直接的に何度も言葉で拘束したのでは、強制になり、反対の力が意識に働く可能性が高く、期待した効果を得ることはできません。
メモを取り、それを朝晩、反復、読み返すという手法を使うわけです。
メモする内容はおのおの、違います。ルールもハードルも個人個人によって変わってきます。しかし結果として得られる効果は、まったく同様です。最小主義者になれる。執着を捨てられるということです。
ミニマリストになるための魔法の呪文を実際に、実行に移します。
メモを作る前に、まずハードルを決めます。
ハードルとは対象となる商品の最低価格です。ハードル以下の商品はここでは対象にはなりません。
ハードルの金額をメモの一番上に書き込みます。
ハードルの下には、とても欲しい商品を三つ書き込みます。ここで対象となるのは、ハードルで設定した金額よりも、上の商品ということになります。
あなたはこれから、ハードルよりも上の金額の商品を購入する場合、常にこの三つのうちのいずれかの商品でないと買いません。
購入を検討する三個の商品の下に、欲しいことは欲しいが、今は買わなくてもよい商品を十個、書き込みます。十個そろわなければ、少なくても、もちろん構いません。
この十個の商品は、最上位の三個に入れるかどうか、十分検討したのちに決定すべき商品です。
いきなり十個の商品を飛び越えて、三個の中に欲しい物を入れてはいけません。必ず、十個のランクに入れてから、さらに昇格させるかどうかを決めるのです。
突然、欲しくなった商品を三個の中へ含めるのは、ルール違反ということになります。
これが拘束です。
まず十個の中に書き込み、その商品を使うかどうかを十分に検討します。
商品がいいかどうかではありません。十個から三個への昇格は、常に使うかどうかで判断します。ハードルよりも上の商品を買う場合は、必ず、三個の中から選びます。
欲しくなった商品は、まず十個のランクに入れます。その上で、使うかどうかの吟味を重ねてから、三個へ昇格させます。
昇格させるためには、降格する商品を選ぶ必要が出てきます。その場合の比較でも、考慮すべきは使うかどうかです。その他の要素を含めてはいけません。
メモの最上位にハードルを書き、その下に三個の商品、さらにその下には十個の商品を書き込むのです。
用意するのは、たったそれだけを書き込んだ紙切れです。
それを朝晩、読み返し、三個と十個の配置を確認します。必要であれば書き足したり、消したりするわけです。
使わない物は買いません。最上位から格下げして、次のランクの十個にします。十個からはみ出した物は、メモから消します。
使う物は買います。使うか使わないかで、商品の値打ちを決めるのです。
日中も時間が取れるのであれば、メモを取り出して読み返します。もちろん、随時変更も可能です。
ハードル以上の商品を買うときには必ず、このメモを取り出し、上位の三個の中から選びます。それ以外の商品は、すぐに購入してはいけません。
もちろんハードルよりも下の金額の商品は、除外しても構いませんし、必要であれば、金額以外のハードルも設定します。例としては日用品は除くと、メモに書き込むわけです。
たったこれだけのことですが、間違いなくミニマリストになれます。あとは上記の内容を書き込んだメモと、物語を関連付ける作業です。
以下のページを読んでください。
ミニマリストになる方法と、関連付けられた物語。
できることなら、しばらくはメモを取る作業と共に、一日に一回は「ミニマリストになる方法と、関連付けられた物語」を読むことをおすすめします。
潜在意識はとても慎重にあなたを観察しています。意図した目的が少しでも見えたなら、無意識のうちにその価値を独断で判断します。あなたが生存すること以外の、余計な制約を一切、認めません。
だからあなたはあなた自身から、メモの目的を隠ぺいする必要があります。ミニマリストは無欲に願うのが基本です。執着を捨てたときにはじめて、大きな成果が生まれます。
その意味でも物語と紐づけして目的を隠すのは、とても重要な手段であると言えます。物語はメモと連動して、あなたの心に刻まれます。紐づけられた物語こそが、本当の意味での拘束具だと言えるのかもしれません。
言葉の力は、まさに偉大です。必ず、あなたの意図した結果が現れます。ほんの少しの労力で、より良い自分を見つける作業を行ってください。
ダイエットにしろ、ミニマリストにしろ、物事を達成するためには、それなりの方法が存在します。
この二つの方法はきっと、役に立ちます。要約すれば、必ず、達成できる5つの事柄を書きだして、朝晩、読み上げろという内容です。必ず達成できる項目なので、毎日、達成感と共に幸せな気分を味わえます。幸せな気分はやがて本物の幸せを運んでくれます。
もしもダイエットに興味があれば、こういうのもあります。
最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。
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