ペルーのレイモンド・マンコとコロンビアのハメス・ロドリゲス――共に若くして将来を嘱望された同世代の2人は、南米では非常によく知られた存在である。
彼らが脚光を浴びたのは2007年に行われたU-17南米選手権だ。この時、15歳にして10番を背負ったハメス擁するコロンビアは大会2位という好成績を収めたが、話題を独占したのは4位に入ったペルーを牽引し、大会最優秀選手に輝いた16歳のマンコであった。
1歳年長のマンコは翌2008年にオランダの名門PSVへ移籍し、ハメスに先んじて欧州移籍を果たすこととなる。しかしその後、怪我や慣れない国外での生活、女性スキャンダルで堕落してゆくマンコを尻目に、品行方正なハメスは着実にステップアップを果たすと、2014年のW杯で大ブレイク。大会後にレアル・マドリーへ移籍し、今では世界最高の選手の1人に数えられるようになった。
マンコは紆余曲折を経て現在、国内に戻っている。最近2部への移籍騒動で世間を賑わせたが、代表復帰と国外でプレーする夢はまだ捨てていないという。そして、大きく水を開けられたハメスとの比較にウンザリしていることを漏らしつつ、精神面では落ち着いている旨を地元メディアに明かした。
レイモンド・マンコ
「僕がその話題に耳を傾けることはない。ハメスとの比較はいやらしいね。でもこの南米にはたくさんの優れた選手がいるから家で平和に暮らしているよ」