先発のソフトバンク・バンデンハーク=ヤフオクドーム(撮影・塩浦孝明) 【拡大】
SMBC日本シリーズ第2戦(ソフトバンク4-0ヤクルト、ソフトバンク2勝、25日、ヤフオクドーム)ソフトバンクのリック・バンデンハーク投手(30)が8回3安打無失点の好投で勝利投手となった。
ヒーローインタビューで、第一声は日本語で「ありがとうございます」とファンに感謝した。
9勝無敗だったレギュラーシーズンと、1勝を挙げたロッテとのクライマックスシリーズを合わせて今季は11連勝にも、「いつも言っているのですが、自分一人ではなくコーチ、裏方のおかげ、こういう素晴らしいチームで感謝してます」とあくまでも謙虚だ。
終わってみれば、ピンチといえるのは一回だけだった。左前打で出塁した先頭の上田が、2番・川端の初球に二盗を敢行。しかし高谷が好送球で上田を刺すと、川端には150キロ超えの直球をファウルされて粘られたが、13球目にスライダーで投ゴロ。そして、怖い山田を151キロで詰まらせて捕邪飛に仕留めると、その後は散発2安打とまったく危なげのない投球を披露した。
「先に(李)大浩が2ランを打ってくれて楽になった。高谷がいいリードをしてくれた」と4番と女房役に感謝した。
サファテ(九回に登板して2奪三振)「先発のバンデンハークが頑張った。2勝0敗でいい勢いがついた。しっかり準備して試合に備えるだけ」
ソフトバンク・佐藤投手コーチ(バンデンハークに)「丁寧に投げていた。速球で追い込んで、カーブを打たせる高谷の配球も良かった」