トルコ大使館前でトルコ人とクルド人が乱闘 警察官含む12人けが

10/25 17:47
総選挙の在外投票が行われている東京・渋谷区のトルコ大使館前で、トルコ人とクルド人、あわせて数十人の間で乱闘騒ぎがあり、12人がけがをした。
現場は、JR原宿駅から500メートルほどのファッションビルなどが立ち並ぶ、明治通り沿いの一角で、警視庁は、機動隊を派遣し、警戒を強めている。
トルコ大使館前では、午後5時半現在も、警視庁が警戒を強めていて、午後9時ごろまで警戒を行うという。
25日午前7時ごろと午前11時ごろ、渋谷区神宮前のトルコ大使館前で、トルコ人グループとクルド系トルコ人グループの、あわせて数十人による乱闘騒ぎがあり、これまでに、警察官2人を含む12人が鼻の骨を折るなどのけがをしている。
トルコ大使館では、11月1日に実施される総選挙の在外投票が行われていて、在日トルコ人が500人ほど集まっていた。
乱闘に巻き込まれたクルド人は、「自分たちの国の言葉でしゃべったから(殴られた)。(痛いけど)それでも、みんなのため、国のために頑張って来た」と話した。
トルコ政府は、2015年7月以降、クルド人武装組織に対して攻撃を激化していて、警視庁は、民族間の争いが背景にあったものとみて、調べている。
トルコ人は、選挙に来ていたクルド系トルコ人が、国内では掲げることを禁止されていて、トルコからの独立の象徴とされているクルドの旗を掲げていたと言っているが、クルド系トルコ人の方は、隠し持っていた旗を奪われそうになったためと話していて、意見は食い違っている。
何らかの旗をめぐるトラブルがあったものと考えられる。

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