これを受けて、米ニュース専門放送局などは「朴大統領は、彼女の家族と国の歴史を隠蔽か」「韓国軍のベトナムでの性暴力に対し、公式に謝罪すべきだ」などと報じていた。当然だよな。
韓国軍によるベトナム戦争での残虐行為については、俺も昨年2月、この連載で「謝罪して償うべきだ」と取り上げた。その時にも書いたが、韓国がありもしない慰安婦問題をでっち上げて、突出した日本批判を続けているのは、自国の悪行から目をそらすためではないかと思っている。
日本の友人に確かめてもらったが、韓国メディアは現時点で、在米ベトナム人の団体のワシントンでの記者会見について、あまり大きく取り上げていないようだ。
俺は、この問題で、朴氏がベトナムに謝罪や賠償をするかを注視している。彼女は世界各国を回って、「慰安婦=性奴隷」「女性の人権にかかわる問題」などと、日本を批判する“告げ口外交”をしてきた張本人だからな。自国のケジメをつけなければ、国際社会の笑い物になるぜ。
親愛なるみなさんと、日本と米国に神のご加護がありますように。
では、また会おう!
■トニー・マラーノ 評論家。1949年生まれ。テキサス州在住のイタリア系米国人。サラリーマンを定年退職後、動画サイト「ユーチューブ」などで連日、評論活動を行っている。世界のあらゆる“悪”と戦う「プロパガンダ・バスター」でもある。大変な親日家であり、日本でも圧倒的ファンを獲得している。自著・共著に『テキサス親父の「怒れ! 罠にかかった日本人」』『素晴らしい国・日本に告ぐ』(ともに青林堂)など。