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維新の党代表に馬場氏選出へ 24日の臨時党大会で
分裂状態の維新の党をめぐり、大阪系国会議員らが、同党の代表に馬場伸幸前国対委員長を選出する方針を固めたことが22日、分かった。馬場氏は、橋下徹大阪市長が新たに結成する国政政党「おおさか維新の会」に参加する大阪系で、24日に開催予定の臨時党大会で決定する。
大阪系は現在の維新の党内を「無政府状態」と批判。松野頼久代表ら執行部は必要な手続きを経ておらず、正当性がないと主張している。このため、改めて新代表を選出した上で、解党の手続きを進める。
臨時党大会は大阪系国会議員と府内地方議員の大半が出席する見通し。大会では解党を決議し、26日にも総務省に届け出る。「残留組」の今井雅人幹事長は大阪系議員らをすでに除籍処分としていることを踏まえ、「権限がない者の招集で大会自体が成立せず無効だ」としている。