インターネットを利用したオンラインゲームで、信じられない事故が発生した。ゲームサーバーに致命的な不具合が発生し、ゲームデータ復旧が不可能となり、サービスが終了することが判明したのだ。
ゲームの基本となるデータが壊れてしまったのか、それともユーザーが育てたキャラクターデータが壊れてしまったのか不明だ。しかし、ゲームの基本データが壊れてしまってもバックアップ(もとのデータ)は必ずとっているはずなので、「キャラクターデータが壊れて復旧不可能になったのではないか」と噂されている。
このゲームはハンゲームが運営する『M2 ~神甲綺譚~』で、ユーザーがキャラクターを育てていくタイプのオンラインロールプレイングゲーム。基本プレイ料金は無料だが、現金を支払ってゲームを優位に進めることもできる。お金を払っていた人はどうなるの? この件に関してハンゲームは以下のように謝罪コメントを発表している。
・『M2 ~神甲綺譚~』サービス終了のお知らせ
「このたび、ご利用いただきましたお客さまへお伝えしなければならないことがございます。2011年10月21日(金)20:00より、サーバに致命的な不具合があったため、緊急メンテナンスを実施しておりました。なんとかサービスを再開すべく、Sankando株式会社との間で調整をおこなっておりましたが、データ復旧が難しく大変遺憾ながら、終了の判断をせざるを得ない状況となりました。このため、大変急なお話しではございますが、本日2011年11月10日(木)をもってサービスを終了させていただきます」(引用ここまで)
現金を払っていた人たちに関しては「対象期間にMコインをご購入いただきましたお客さまにハンコイン商品券にて全額補填いたします」と発表している。現金は戻らないが、ハンゲーム内で使えるポイントとして戻ってくるようだ。しかし、ゲームに費やした時間は戻ってこない……。以下は、この事故に対するインターネットユーザーらの声である。
・インターネットユーザーらの声
「バックアップとってないの?」
「掃除のおばちゃんが電源コード引っかけちゃったか」
「いくら金かけてもこれがあるからなあw 自分のミスで消してしまうのと訳が違う」
「これどうすんの?すみませんで済んじゃうものなのかしら」
「こりゃ訴えられても仕方ないレベルだろ。明らかに運営の過失だし」
「バックアップしてないとか、いまどき凄いな」
「バックアップは同じサーバにでも置いてたのか?」
「その手があったか FF14リセット案」
「時間と金を費した結晶のセーブデータが一瞬でw」
「思い切った事したなw」
「バックアップ取ってないなんてちょっとありえない」
「世界がなくなったので死にます 」
「親がゲームのデータ消すのとは比べ物にならないな」
「これはひどい。こんな終わり方するネトゲなんてはじめて見た」
「これってプレイしたやつってどんな心境なのよ?」
「こういう終わらせ方もあるのかw」
しかし「廃人から救ってくれるとか優しいじゃない」や「強制終了できてよかったな」、「廃人にとっては人生最大の節目だな」という声もあり、ゲームに没頭しすぎているネットゲーム廃人を救ったと考えている人もいるようだ。
実際に『M2 ~神甲綺譚~』をプレイしていたユーザーのひとりは「お別れの挨拶も出来なかったなぁ。まぁ 心の中はモヤモヤはしていますが、(中略)いい思い出になったのかなw」と書き込みしていた。すべてのプレイヤーが穏やかな心境でいるといいのだが……。もしあなたがプレイヤーだったら、どんな心境になる?
参照元: 『M2 ~神甲綺譚~』サービス終了のお知らせ
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