結婚歴も離婚歴もある私は、当然恋愛経験もある。別に自慢でもなんでもないのだが、この「恋愛」というものについて自分なりの考えを掘り起こしてここに書き殴らせてもらおうと思い立った次第。
「相手に依存しすぎない」という考えが常に自分の中にある。誰か、または何かに体重をあずける比率が高ければ高いほど、あずけたソレが消えたり崩れたりした時のダメージがでかい。ということで、ある種の予防線を張っている。
以前は、好きになった相手にかなりの体重をかけていた。それによって、境界線があやふやになって相手の個性や人間性にまで言及してしまい、それはひどく傷つけていたのだろうなと、今更ながらに申し訳なく感じる。現在では、ずいぶんと丸くなり、相手のことをかなり認められるようになった。
しかし、ここにきてまた新たなハードルにぶつかった。相手に体重を預けなさすぎて、必要以上に求めることをしなくなった。結果、どんどん疎遠になってしまったのである。これは仕方のないことなのか?
いい年こいたおっさんが何を言うと怒られそうだが、今までは感情的になっても自分の言いたいことは言えてたし、なんだかんだで腹を割って話ができていた。だが今はどうだ。予防線を張りすぎたがゆえに、自分が傷つきたくないがゆえに、本心をさらけ出せないで冷めていくではないか。
いや、もうこれはお互いに脈がないのだろうか?だからどちらも求めるということをしないため、必然的に恋は終焉に向かっていくのだろうか。どちらかの気持ちが残っていれば、こんなに冷めてはいかないのかもしれない。これもまた運命なのか?
相手もいい歳だし、将来のことについて話し合いたい気持ちはあった。女性にとって年齢は男性のソレとは比べ物にならない貴重なものだし、それをいたずらに消費するのも非常に後ろめたい気持ちがあった。しかし、どこかはぐらかすというか、そういう魂をぶつけ合うような議論を避ける傾向にあった彼女。自分が傷つきたくないのだろう。似たものカップルだ。
今の今までお互い勇気を出して踏み込んで、腹を割ってぶつかり合って将来のことを話し合えなかった時点で、もう結果は見えていたのかもしれない。
えー
というわけで
別れ話してきます。