ネット上で女性を演じるとき
先日見掛けたこの記事に関連して。
私も普段は実名でネットをやっているけど、たまに必要に応じてネット上で女性を演じる時がある。
パソコン通信の頃からネカマ文化はあった。私はパソコン通信時代のハンドルネームが「春蘭」だったので、初期の頃はよく女性と間違えられて同じオンラインユーザーからよく電報(メッセージ)が届いた。日本のネカマ文化はアーカイブされるべき貴重な文化遺産だと思う。
最近の女性人格の設定
自分がネットで女性を演じるときは、最近は以下のようなプロフィールにすることが多い。
名前
あんまり名前には個性がない方が特定されないので良い。「さくら」「あや」「ももこ」などを以前は使っていたけど、最近は「ここあ」「はるか」「みあ」などに設定することが多い。名前に絵文字が入れられるときは♥などの絵文字を入れたりする。
年齢
本当の年齢と離れすぎていると会話の中でジェネレーションギャップが露呈してしまうので、24歳などが多い。
住所
相手の男性のプロフィールに合わせて設定する場合が多い。鉄則は「近場だけど、すぐには会えない場所」(同じ駅にはしない)。相手の男性の住所が分からず、自分から住んでいるところを話さないといけないときは「新宿に近いよ」「東京の西の方」「中央線かな」など最初はぼかして話すようにしている。
職業
これは本当の自分とは全く違う職業にした方が良いけど(業界は狭いので)、専門知識が必要な職業にはしない場合が多い。一番多いのは「事務の仕事をやってるOLだよ」かな。平日の日中にコミュニケーションを取る男性には「フリーター」「居酒屋の店員」「美容師」が多いかな。「受付嬢」や「看護婦」は相手の期待度を高めすぎてすぐに「会いたい」という話になるので設定しない。年収を聞かれることはあまりないけど、400万円くらいを設定している。
恋人の有無
「最近彼氏と別れちゃったばかりなの」が多い。ずっと彼氏がいなかっただと深読みされて敬遠される。彼氏ができるくらいに可愛いけれど、いまはフリーの状態ということをアピールすることが効果的。「一人暮らしだし毎日寂しくて泣きそう〜(>_<)」とメッセージを送ると、「オレが力になるよ!」など男性からかなり協力的なメッセージが返ってくる。
携帯・パソコン
iPhoneにする。Androidも持っているけど、日本はiPhoneのシェアが多い国なので、iPhoneと言っておいた方が無難な場合が多い。「iPhone持っているけど、使い方があんまり分からないの」と送ると男性から「オレが使い方を教えてあげるよ」などの協力的な発言を引き出せる。パソコンは持っていないことにする。若い女性でパソコンを持っていない人も多いし、「パソコンはネカフェでやるだけかな〜」と答えるようにしている。「LINEやろうよ」と言われたときは、「仲良くなってからね」と答える。
スリーサイズ・おっぱい
男性によっては、いきなりスリーサイズを聞いてくることがある。デリカシーがないし、女の子もスリーサイズを憶えていない人は少なくないので、「最近はかってない〜!」「おっぱいはDカップだよ♥」と答えるようにしている。
SかMか
SかMかも男性によっては聞いてくる。「ちょっぴりMかな」と答えるようにしている。「オレはドSだよ」と返ってきたら向こうがかなり話に乗ってきた証拠。チェエッチというか言葉責めみたいなのもあるけど、受動的に答えるだけなので楽。逆に自分をSと設定すると会話の主導権を握らないといけないので大変。
容姿
「誰に似ているの?」という質問も非常に良く聞かれる。「友達からよく佐々木希に似ているって言われるよ☆」と答えている。
趣味
これは相手に合わせる。スポートが好きそうな男性なら「スノボー」、インドア派の男性だったら「ネイル」「アニメ」など。共通して「おしゃれ」
彼氏がほしいか
「彼氏がほしい?」という質問を受けたときは、「今はまだ元カレと別れたショックで立ち直れないけど、私のことを慰めてくれる人がほしい」と答える。「しばらくは彼氏とか恋愛とかよりは、お互いが楽しめる関係が良いかな〜」と暗にセフレになれる可能性を相手に伝えて、相手の好意的な印象を引き出す。
絵文字
絵文字は非常に重要。何の絵文字を選択するかのセンスが問われる。「嬉しい(^_^)」などの顔文字を使ったりすることもあるけど、今は古くなってきたので使ってない。
下着
デリカシーのない男性だといきなり「今どんな下着をつけてるの」とか聞いてくる。「ピンクのブラだよ」とか「黒い下着」など状況に応じて合わせる。メーカーの話になったら「トリンプ」にすることが多いかな。
そんな感じで自分がネット人格を女性で演じるときの設定でした。今まで見破られたことはないです。皆さんもネカマに騙されないようお気を付けくださいね(^_^)