中津市の東九州龍谷高校は24日、同校の生徒でつくる仏教系アイドルグループ「NUM―NUM GIRLS(ナムナムガールズ)」が校外のイベント出演をやめることを明らかにした。同校によると、予想以上に注目を集めたため、逆に教育関係者や保護者から不安の声が上がっていたという。今後は「アイドル」の肩書を外し、学内や寺院での活動に特化する。 グループは今年8月から、運営する学園公認のグループとして女子生徒13人で本格的に活動。市内外のイベント出演やオリジナル曲のCDを販売してきた。 同校は生徒が有名になったことで安全面も考慮し、活動方針を再検討する中で「仏教(浄土真宗)の教えを広めることはアイドルの肩書がなくてもできる」と判断したという。 25日にある市内のイベント出演が最後。グループのプロデューサーで同校宗教教育部の紅楳聖主任(41)は「今後はより一層『仏教への理解が深まった』と思っていただけるようなグループとして活動を継続したい」と話している。 仏教系アイドル誕生 地元で評判に