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イラクのIS掃討作戦で米特殊部隊に死者
10月23日 8時40分

イラクのIS掃討作戦で米特殊部隊に死者
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過激派組織IS=イスラミックステートの掃討作戦が続くイラクで、現地部隊の支援に当たっていたアメリカ軍の兵士が戦闘で死亡しました。イラク戦争終結後の2011年の完全撤退後、イラクでの初めての戦死者になり、ISの勢力に衰えがみえないなか、激しい地上戦が続いています。
アメリカ国防総省は22日、イラク北部で過激派組織ISと戦うクルド人部隊の支援に当たっていたアメリカ軍の特殊部隊の兵士1人が死亡したと発表しました。アメリカ軍は去年からイラクで現地の部隊を訓練するため軍事顧問団を派遣していますが、戦闘でアメリカ兵が死亡したのはこれが初めてで、イラク戦争終結後の2011年の完全撤退後、イラクでの1人目の戦死者になります。
これについて、国防総省のクック報道官は会見で、人質が大量に処刑されるという情報のもと、クルド人自治政府からの要請で現地部隊の救出作戦を支援したもので、「特殊な状況だった」と述べました。また、アメリカ軍は地上戦の戦闘任務にはつかないとする政府の方針に反しているのではないかという指摘に対して、「アメリカ兵には自己や友軍の防護が認められている」として、訓練とともに助言や支援に当たるという従来の任務に合致すると説明しました。
イラクではアメリカ軍が現地の部隊を訓練して地上戦を戦わせていますが、ISの勢力に衰えがみえないなか、激しい戦闘が続いています。

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