医のココロ 2015.10.24


(古川)皆さんおはようございます。
シリーズ「睡眠」。
今週は「不眠症」について琵琶湖病院の村上純一先生にお話しいただきます。
「最近寝つきが悪くて」とか「なんかぐっすり寝た気がしない」っておっしゃる方すごく多いと思うんですけど医学的に不眠症といわれる状態というのはどういうことをいうんですか?えっと医学的にはお布団の中にいる時間が十分にあってタイミングも合っているのにもかかわらず…。
(村上先生)でそのために…。
(村上先生)といった…。
どういう原因で不眠症になるんですか?不眠症の原因はさまざまなんですけれども大きく分けますと急なストレスで眠れないといった場合。
それから…。
これが原因となっている場合。
それから他のさまざまな病気が原因で不眠になっている。
そういった状況が混在していることが多いというふうにいわれてます。
ずれた対処法って今おっしゃいましたけどどういうことなんですか?
(村上先生)はい。
えっとこれはあの〜年代によってさまざまなんですが特に若い方の場合は夜更かしをしてしまって朝寝坊してしまう。
それによって寝つきが悪いと感じてしまう場合が多いです。
それからシニアの世代になりますと十分に時間はあるんですけれども眠れないのではないかという不安から…。
(村上先生)これによって余計に…。
(村上先生)というパターンがあります。
どれぐらい眠っていればいいものなんでしょうか?
(村上先生)例えば10代前半までですと8時間半程度。
それから45歳ぐらいになりますと6時間半ぐらい。
一方で65歳ぐらいになってくると6時間程度。
それ以下というようなこともいわれてます。
なんとなく7時間8時間が理想ってどこか思い込んでるところがありますもんね。
そうではないということですね。
そうですね。
他に不眠症にはこういうことをすればいいっていう何かコツはありますか?はいどうしても眠れない場合に睡眠薬を一時的に使用するということもあるんですがその前に1つ試していただきたいのはやはり…。
例えば夜タバコを吸ったりとかカフェインをとったりする。
あるいは寝るためにお酒を使用するといったことはやめていただきたいと思います。
それらは目を覚ます方向に働いてしまうからです。
大事なことは…。
なので何時間眠ったかっていうことを目標にするのではなくてお昼間元気でいられるのであればそれでよしと考えて眠たくなってからお布団に入るようにすることによって不眠症がよくなったという方は実際にたくさんいます。
不眠症による慢性的な睡眠不足は心身に不調を来すことになります。
しかしだからといってやみくもに睡眠薬を服用したり寝なくてはと布団にしがみつくだけが回復への方法ではありません。
生活習慣や睡眠環境の改善もとても大事です。
どうしても眠れないのであれば…。
そして読書や音楽鑑賞ストレッチなどリラックスできることをやってみましょう。
ゴールはたくさん眠ることではなく睡眠の質を上げ昼間元気に過ごすことと目先を変えてみるのです。
そうして睡眠に対する認識や対処法を見直し改善することも重要な治療になります。
来週は「過眠症・ナルコレプシー」について大阪鉄道病院の江村先生にお話しいただきます。
より詳しい情報が詰まった番組ホームページもぜひご覧ください。
2015/10/24(土) 05:35〜05:45
MBS毎日放送
医のココロ[字]

「不眠症」▽日ごろ気になっている疾患について、地域医療に接している先生が登場。正しい知識をわかりやすくお伝えします。

詳細情報
番組内容
【睡眠】
睡眠はわたしたちにとって必要不可欠なもの。
しかし忙しくて、寝る時間が不足したり、不眠症気味で浅い眠りだったりと、睡眠には様々な問題があります。今回はそんな睡眠に関する様々な悩みやその原因についてわかりやすく紹介いたします。
出演者
【専門家】
村上純一(琵琶湖病院 診療部長)
【アシスタント】
古川圭子(MBSアナウンサー)
おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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