ついに10月20日より、日本国内でも投資が可能になったiシェアーズ(ETFとして上場)。
この日本国内の高配当銘柄を取り扱った『1478 iシェアーズ MSCIジャパン高配当利回りETF』が、個人的に面白いなーと思ったので今回はそれを記事にさせてもらおうと思います。
高配当な日本株のみに投資した投資信託:
この上場投信(ETF)の魅力はなんといっても、自動的に高配当な銘柄のみに投資をしてくれるという点。
10月20日時点での投資銘柄はというとNTTやKDDI、ブリジストンといった日本を代表するような高配当銘柄に投資をしてくれるので、『とにかく配当金を安定的に貰いたい!』という方に向いている銘柄になると思われます(下記の数値は保有比率)。
- NTT…5.79%
- KDDI…5.49%
- ブリヂストン…5.10%
- NTTドコモ…4.95%
- 本田技研工業…4.94%
- トヨタ…4.86%
- 日本たばこ産業…4.76%
- キヤノン…4.70%
- 伊藤忠商事…4.64%
- 三井物産…4.55%
一般的に高配当銘柄は株価が落ちにくい点に強みがあります。
もちろん投資に絶対はありませんが、投資に安定性を求めるのであれば複数銘柄の分散投資できるという意味でも、iシェアーズ MSCIジャパン高配当利回りETFは面白いETFになると思いますね。
iシェアーズは信託報酬が低い:
更にiシェアーズといえば信託報酬が低いというメリットも。
同様に高配当銘柄に投資をするETFには現在、下記の2つがありますが、iシェアーズの信託報酬のほうが圧倒的に安い状況にあります。
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FUND DATA 1698|日興アセットマネジメント…信託報酬0.28%
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野村日本株高配当70連動型上場投信(1577)…信託報酬0.32%
- iシェアーズ MSCIジャパン高配当利回りETF…信託報酬0.19%
まぁ投資している銘柄はどれもバラバラなので、信託報酬が安い=良いというわけではありませんが、高配当ETFを選ぶ基準として信託報酬の低さは大きなメリットになるのではないでしょうか? 特に長期投資をしたいと考えている方であれば、尚更この信託報酬の低さは魅力に感じることでしょう。
新規上場したてで不安定:
ここまでiシェアーズ MSCIジャパン高配当利回りETFの魅力を解説してきましたが、この上場投信のデメリットについても触れておきます。
それはまだ新規上場したてで流動性が乏しいという点。売買が盛んに行われているとはお世辞にも言えない状況なので、数万円単位、少額で購入するならともかく、100万円以上のまとめ買いはしばらくおすすめできないかもしれません(下記は最近のチャート。割高で買ってしまった方がいる模様です)。
これは逆にいえば割安で買えるチャンスもあるという話なので、コツコツと拾う根気がある方は、板に張り付いてみるのも面白いかもしれませんね。私はもう少し流動性が確保されてから購入しようと思ってます。
以上、 高配当な日本株に分散投資をしてくれる、『iシェアーズ MSCIジャパン高配当利回りETF』が面白い!信託報酬はわずか0.19%です…という話題でした。まだ証券口座を持っていないという方は、下記記事なども参考にどうぞ。