高給取りの不細工な父親の体調が最近とても悪く、死んだら金が入ってこなくなるのだ。
現状は働いているし、いつかはなるとは覚悟しているが今すぐでは早すぎる。
こちらとしては、まともな容姿や学力、知能どころか健康も持てぬ人間として生まれてきてしまったので、カネがないと困る。
父親が死んだら、相続税で僅かな財産も根こそぎ取られるかもしれないし、頭が大変悪い不細工な母親はしぶとく生きると思うとたまったものではない。
綺麗な容姿には相続税がかからないのを考えると、世の中はやっぱり自分に味方しないと感じる。
自分が持てる可能性があるものはカネだけど、カネすら持てない。そうなると、とことん生きることが惨めなものになる。
正直、カネのことを考えると震えてしまう。
父親が死んで、カネがなくなったらどうしようと。
お前だけだと言われたら、そうかもしればいが、カネがなくて、容姿が良くなくてと考えたらどうすればいいのか分からなくなってしまう時点で、やはり一部の人には確実に強い閉塞感は確かにあるだろう。
貧乏で、不細工な人間がカネを稼いで世間にハ泡くらい吹かせる話があれば面白いと思いついた。
どこか、なにか皆の 特にカネも顔もない人間のとりあえずギリギリに合法的なやるべき道があれば自分も他の人間も救われると考えた。
しかし、どうやっても不細工で貧乏な人間がカネを稼ぐ方法が見つからない。
株取引とかで儲けるというのはどこか厳しい。そして、ビジネスをするというのはもっと恐ろしく厳しい。
自分が感じ取る限り、もうけるよりも、儲けた人間の上前をはねていく美人がいちばん生きていくのが楽しいだろう。儲けることなんかやった時点で負けで、美しいものが勝つ。
今日、麹町を歩いていたハーフの女の子は天使みたいな顔だった。自分の叔父の子は不細工だ。
とりあえず最近、自分が持つことが出来ないかもしれないが、まだ持てる可能性があるのはカネしかないと感じ、バカ大学の頭の悪い芸術系から経営学部に転部しようと計画しているが、TOEFLの点数が届かない可能性が大だし、行きたい学科はまず募集がない恐れもあるがやれることだけはやっていきたい。