平和のバラ「希望」、「９条」と名を変え　きょう青葉で「まつり」

　秋バラの開花時期を迎え、横浜市青葉区のフリースクール「のむぎオープン・コミュニティー・スクール（ＯＣＳ）」は二十四日、「平和のバラまつり」を開く。バラの花びらを使ったハーブティーや、平和への願いを込めたアート作品などを販売する。

　祭りは毎年、開花時期に合わせて二回開かれ、アンネ・フランクの父の依頼で開発された「アンネ」、横浜米軍機墜落事故（一九七七年）の犠牲者、土志田和枝さんにちなむ「カズエ」、世界平和をテーマにした「ピース」などの品種を観賞できる。

　今回は、既存の「希望」という品種を新たに五十株用意し、「９条」と独自に名付けた。明るい赤色を基調とし、中央が黄色みを帯びている。ＯＣＳ代表の樋口義博さん（６７）は「安保法成立で憲法九条がないがしろにされている。万国共通で好かれているバラで、九条や平和の大切さを訴えたい」と話す。問い合わせは、のむぎＯＣＳ＝電０４５（９６１）６６９６＝へ。　（志村彰太）