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2008年2月15日 (金)

ほっかほっか亭→ほっともっと、ってちょっと…

お弁当チェーン「ほっかほっか亭」がフランチャイズ関連でもめて分裂するというニュースがあった。


ほっかほっか亭は「ほっかほっか亭総本部」と「プレナス」という会社が運営に関して揉めて(なんか面倒臭い話なので解ったような解らないような感じ)、プレナスが「解った、もういい、俺等は離脱して勝手にやる」ということで、プレナス直営の店と開拓してきた加盟店を別の名前の店として展開させるという事になったのだ。

で、新しい店の名前が「ほっともっと」。元々の「ほっかほっか亭」に語感をムチャ近づけて対抗しようって事なんだろうけど、どうなんでしょうかね?
というか「それって出光のキャッチコピーじゃなかったけ?」
「ほっと、もっと、きっと、出光!」ほっと安心、もっと活力、きっと満足を意味しているキャッチなんですが、なんかマズイよなぁ

しかし元々の「ほっかほっか亭」というネーミングの旨さというのが逆に光ってしまいます。
ほっかほっか亭が始まったのが1976年なんだけど、1980年頃に全国展開を始めた頃、街中にはかなり微妙な名前の「ほっかほか亭」とか「ほかほか亭」だとかが乱立していました。
実際自分も一時期は「どれが本家か解らない」というぐらいに混乱した事があるんですが、その後裁判とかあって本家の「ほっかほっか亭」だけが残ったというワケです。
個人的に言えば、二大フランチャイズ弁当屋が出来たほうが互いに競走しあうのでありがたいという感じ(現時点では地域ごとに棲み分けが出来ているみたいですが)

同じような名前をつけて対抗するってので思い出したのが、80年代に人気があったバンドの「レベッカ:REBECCA」絡みの話。
あのバンドは木暮武彦(通称シャケ)が結成したバンドで、当時つきあっていた女子NOKKOをメインボーカルとしてデビューしている。
当初、思ったほど売れなかったために、レコード会社がギター中心のロックバンドという路線から、当時ハワード・ジョーンズなどが売れていたのでキーボード中心のポップ系バンドにしてボーカルのイメージもマドンナみたいに派手な物にして売り出したいと言いだし、その結果ガリガリのギターサウンドを目指していた木暮武彦が脱退する事となった。
その後、キーボードの土橋安騎夫がメインになって大ヒットを飛ばすワケですが、脱退した木暮武彦はレベッカに敵対心を持ち「次に作るバンドはレベッカより凄いバンドにする!」と決意し、50音順に書いた時、レベッカ(REBECCA)よりちょっと前になる「レッドウォーリアーズ(RED WARRIORS)」を結成した。
結果はロック野郎にはそこそこ支持されたバンドになったけど、知名度や売上げではレベッカには遠く及ばなかった(自分的には好きなバンドでしたが)。

と、ほっかほっか亭とは関係ない話を思い出してしまうのだ。

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