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すい星放出のガスからアルコール確認
10月25日 8時25分

NASA=アメリカ航空宇宙局などの研究チームが、ことし初めに太陽に最も接近した「ラブジョイすい星」の観測データを解析した結果、すい星が放出するガスからアルコールが初めて確認され、その量は多いときで1秒間にワインボトル500本分に上ることが分かりました。
NASAなどの研究チームは、ことし1月に太陽に最も接近した「ラブジョイすい星」を、スペインにある電波望遠鏡を使って詳しく観測した結果を23日に発表しました。
それによりますと、「ラブジョイすい星」から放出されたガスの成分を解析したところ、アルコール飲料にも含まれるエチルアルコールが初めて確認され、その量は多いときで1秒間にワインボトル500本分に上ることが分かったということです。
「ラブジョイすい星」が放出するガスからは、エチルアルコールとともに糖類の一種など合わせて21種類の有機分子が確認されたとしています。
今回の解析結果は、有機物を含んだすい星が太古の地球に衝突したことが、生命の誕生につながったという仮説を検証するうえで、有力な手がかりの1つになるとみられています。

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