産経ニュース

米中“洋上決戦”Xデー 米空母機動部隊派遣も 軍事専門家「中国が仕掛ける…」

ニュース 国際

記事詳細

更新


米中“洋上決戦”Xデー 米空母機動部隊派遣も 軍事専門家「中国が仕掛ける…」

習近平主席(右)の暴挙にオバマ大統領も行動で態度を示すか(ロイター)

 米海軍艦艇が派遣されるのは、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島だ。具体的には、中国が「領海」と強弁している人工島の12カイリ(約22キロ)内の海域が想定されている。

 米国家安全保障会議(NSC)のクリテンブリンク・アジア上級部長は20日、訪米していた河井克行首相補佐官に艦艇派遣を伝達した。

 習氏は23日まで、米国の同盟国である英国を訪問している。米国が英国のメンツに配慮するとすれば、「Xデー」は習氏訪英後とみられる。

 軍事ジャーナリストの井上和彦氏は「オバマ氏はようやく“中国の本質”に気づいた。今回こそは艦艇派遣に踏み切るだろう。早ければ今週末かもしれない」とし、「空母機動部隊の派遣もあり得る」と分析した。

 空母派遣となれば、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備されている、艦載機90機、兵員3200人、航空要員2480人という、世界最大級の原子力空母「ロナルド・レーガン」が、現地に向かうこともありそうだ。

 米国の空母機動部隊は、空母1隻を中心に、周辺をイージス巡洋艦やイージス駆逐艦、攻撃型原子力潜水艦などで護衛している。中国の動揺と混乱は必至だ。

 井上氏は「中国は、米国がそこまでやってくるとは思っていない。中国は何もできないのではないか」と語る。

このニュースの写真

  • 米中“洋上決戦”Xデー 米空母機動部隊派遣も 軍事専門家「中国が仕掛ける…」

関連ニュース

【南シナ海問題】中国が軍事施設建設を「反対措置」と正当化「一部の国が武力ひけらかし」

「ニュース」のランキング