記事詳細
【産経抄】
よくもいけしゃあしゃあと… 10月24日
▼はて日本がいつ英国を侵略し、中国共産党が当時、英国とどんな連携をしたのかと首をひねらざるを得ない。ともあれ、先の国会会期中には、安全保障関連法案に反対するのは「正義」で、賛成するのは「不正義」だと断じた野党議員もいた。
▼古来、やたらと「正しさ」や「正義」を振りかざす人はうさんくさいものだ。哲学者、ニーチェはこう言った。「自らの正義について多弁を弄する一切の者たちを信用するな」。作家、池波正太郎は作中で登場人物に、繰り返し「善と悪との境は紙一重」と語らせている。
▼近く開かれる日中、日韓の両首脳会談では、安倍晋三首相が中韓両国から、一方的に「彼らの正義」を突きつけられる場面も予想される。国際社会はまだまだ、道理も倫理もなかなか通じないエゴイズムむき出しの未熟な世界なのが実態である。
関連ニュース
- 【歴史戦】中国が世界記憶遺産に申請の「南京事件」「慰安婦」を審査 ユネスコの“お墨付き”で反日宣伝強まる可能性
- 【歴史戦 第13部 戦後70年抗日行事(下)】「共産党が対日勝利」印象操作 映画「カイロ宣言」主役は毛沢東
- 【歴史戦】中国の書き換え圧力に屈せず 米博物館長「中立性担保」を約束 中山外務副大臣と会談
- 【歴史戦 第13部 戦後70年抗日行事(中)】最新兵器披露、大国を誇示 目立たなかった半島からの「賓客」
- 【歴史戦 第12部 戦後70年談話(下)】「おわび」は原案から盛り込まれていた…迷走の朝日報道
- 【歴史戦】村山元首相、中国・抗日式典出席へ 「安倍首相は侵略みとめ反省すべき」「尖閣は平和な島…」