韓国・済州と日本の航空直行便がゼロに 地元観光業に打撃
【済州聯合ニュース】大韓航空が運営赤字などを理由に、冬季の運航スケジュールが始まる25日から来年3月31日まで韓国南部・済州―東京線、済州―大阪線の直行便運航を中断する。これにより、済州島と日本を結ぶ直行便はゼロになる。
済州島を行政区域に持つ済州道の観光協会の関係者は23日に行われた行政事務監査で、「日本を対象にした旅行会社の40〜50%がこの先、現地支店を閉鎖したり社員に無給休暇を取らせたりすることになる」と述べ、旅行会社の経営悪化に懸念を示した。
また、地元観光業者のさらなる損失を防ぐため、大韓航空に対する赤字運航の損失補てん、格安航空会社(LCC)便や不定期便の運航を検討すべきだと訴えた。
年初から今月22日にかけて済州島を訪れた日本人客は約5万1900人で、前年同期(約7万2000人)に比べ28%ほど減少した。
済州―東京線は2002年、済州―大阪線は1981年にそれぞれ就航した。
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