今月20日から22日にかけて金剛山で第1次離散家族再会行事が開かれた際、再会団を取材するため訪朝した韓国側記者団のノートパソコン全てを北朝鮮側が検閲し、問題になっている。
金剛山に入る東海線の北朝鮮側出入事務所(CIQ)職員は、第1次再会行事初日に当たる20日午前、訪朝手続きを行っていた韓国側記者団29人のノートパソコンを開き、保存されている文書、写真、動画など全てのファイルを一つ一つ確認した。暗号で守られたノートパソコンがあると、持ち主を呼んで「暗号を解除しろ」と要求した。韓国側記者団は抗議したが、北朝鮮側職員は「法と原則に従ってやっている」として、2時間30分かけて検閲を進めた。北朝鮮が記者団のノートパソコン全てを調べるというのは前例がない。南北当局間で事前合意された事案でもなかった。当時、韓国統一部(省に相当)の当局者約50人が記者と共にいたが、誰も問題提起をしなかった。その代わり統一部は21日、第2次再会行事に同行する記者団に対し、現代峨山が提供する「空のノートパソコン」を持って訪朝するよう勧告した。第2次再会行事は、24日から26日にかけて行われる。