現代自動車は22日、第3四半期(7-9月期)の売上高が前年同期比10.1%増の23兆4296億ウォン(約2兆5027億円)となったものの、営業利益が8.8%減の1兆5039億ウォン(約1606億円)にとどまったと発表した。営業利益は四半期ベースで2010年第4四半期以来の低水準となり、営業利益も過去5年で最低の6.4%に落ち込んだ。
現代自の営業利益は7四半期連続で前年同期を下回った。ただ、減益幅は第1四半期(18.1%)、第2四半期(16.1%)よりは縮小した。李元熙(イ・ウォンヒ)財経本部長は「ロシア、ブラジルなど新興市場の通貨とユーロが大幅に下落し、対ドルでのウォン安効果を相殺した上、北米など主要市場で競合各社の販促強化に対応するため、営業費用を増やした影響が大きかった」と説明した。
産業研究院(KIET)のイ・ハング上級研究委員は「現代自が世界市場で最近発売した新型のツーソン、アバンテなどは消費者の反応が良好で、第4四半期以降は新車効果で業績改善が見込める」と指摘した。