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アンジー映画:16年2月に日本でも公開 日本軍捕虜描く

毎日新聞 2015年10月22日 11時49分(最終更新 10月22日 11時57分)

 ハリウッドスターのアンジェリーナ・ジョリーさんが監督した米国映画「アンブロークン」が来年2月、日本でも公開されることになった。日本軍による捕虜虐待を描いており、インターネット上で「反日」との批判が出て、日本上映が先送りされていた。

 映画は第二次世界大戦中に日本軍の捕虜になった米国の陸上選手、ルイス・ザンペリーニの体験に基づくもの。収容所で日本の下士官に執拗(しつよう)に暴力を振るわれる場面もある。米国などで昨年末に公開されてヒットしたが、日本では上映に反対する署名活動がネット上で展開され、署名者が1万人を超えた。

 配給を担当する「ビターズ・エンド」(東京都渋谷区)によると、上映館探しが難航したが、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムに決まった。邦題は「不屈の男 アンブロークン」となる。同社の定井勇二代表は「戦争という厳しい状況での人間を描いている作品で、日本の観客にも見てもらいたい」と話した。

 イメージフォーラムはイルカ追い込み漁を隠し撮りした米国映画「ザ・コーヴ」など論議を呼んだ作品を上映したことがある。支配人の山下宏洋さんは「反日映画でないことは見ていただければ分かると思います」と話した。【青島顕】

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