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「反日」と批判のアンジー監督作「アンブロークン」、来年2月に日本公開
米人気女優、アンジェリーナ・ジョリーさんの監督作「不屈の男 アンブロークン」が、来年2月の日本公開が決まったことが22日、分かった。配給元はビターズ・エンド(東京都渋谷区)で、渋谷の「シアター・イメージフォーラム」で上映される予定。
「不屈の男 アンブロークン」は、五輪でも活躍した元陸上選手のルイス・ザンペリーニさんが、第二次大戦で日本軍の捕虜となり、収容所での虐待に耐え抜いた半生を描く物語。ビターズ・エンドの定井勇二代表は「批判の声があったのは承知しているが、反日というより、戦争という厳しい状況で生き抜いた人間を描いた作品だと理解している。日本の観客にも触れる機会を提供すべきだと考えた」と話した。
同映画は、原作小説に日本軍による残虐な捕虜虐待が描かれていることなどから、一部で「反日」という声が上がり、ネット上で公開中止を求める署名活動が行われるなど波紋を広げていた。