午後5時から行われた読売巨人軍の緊急会見。
野球賭博問題で新たに現役選手2人の関与が発覚した。
福田聡志投手以外に賭博をしていたのは、笠原将生投手と松本竜也投手。
日本野球機構の調査委員会の中間報告によると福田投手と笠原投手はプロ野球や高校野球、さらにマージャンやバカラなどで賭博を行っていた。
松本選手は、笠原選手を介してプロ野球で賭博をしていたとのこと。
賭博は、野球賭博常習者と行われていた。
スポーツジャーナリストの二宮氏は、こう指摘する。
笠原選手と松本選手は巨人の試合には賭けていなかった。
福田選手は巨人の試合にも賭けていたが、自分が登板した試合は含まれていないとのこと。
笠原選手は2008年のドラフト5位で入団。
通算成績は7勝1敗1セーブ。
松本選手は、2011年、ドラフト1位で巨人に入団。
かつて意気込みをこう語っていた。
調査委員会は、1カ月後をメドに最終報告を出す方針。
野球賭博に合わせて3人の投手が客として参加していました。
3人を誘ったのは賭博の常習者ということで賭博を仕切るのに、別に胴元がいるわけですよね。
今回のケースではまだわからないんですけれども、胴元というのは、ほとんどがヤクザなんですよね。
お客さんは寺銭、つまり手数料として胴元に賭け金の1割を取られる仕組みです。
つまりお客さんは暴力団の資金源と言ってもいいと思うんですよね。
そして問題は、この3人が投手であることなんです。
もし賭博で借金をつくったりすると最悪、胴元側に弱みを握られて試合の勝敗をコントロールされるおそれもあると。
八百長につながっていく話ですよね。
そして、もう1つ重要なのが一番上のハンデ師という仕事です。
お客さんの予想を難しくするためにハンデを設定する人で全国に10人弱しかいないと言われています。
プロ野球のスタメンというのは、通常、試合30分前に提出されるんですけれども、このハンデ師は、先発投手を9割以上の確率で当ててその調子までわかった上でハンデを設定すると言われているんです。
そのハンデ師の情報源は一体、どういうところにあったのか非常に気になります。
3人がどこまで深入りしていたのかあるいはどこまで広がりがあったのか、ここは解明が望まれますね。
続いては、横浜市のマンションで建物を支える杭のデータが改ざんされていた問題です。
データを改ざんした旭化成建材の現場代理人が当時は残業の量が相当多かったなどと話していることがJNNの取材で新たにわかりました。
こちらは横浜市の傾いているマンションが建設された風景。
販売元の三井不動産レジデンシャルが購入を検討する人に配ったもの。
杭が固い地盤に届いていない1棟の杭打ちの様子も写っていた。
後になってわかるクオリティとうたわれたマンション。
なぜデータは改ざんされたのか。
杭打ちを担当した旭化成建材の親会社、旭化成は…データを改ざんしたとされる現場代理人はプレッシャーを感じていた可能性を示唆した。
パンフレットに写された杭打ちの工事期間。
問題の1棟の杭打ちは全4棟のうち、最後だった。
さらに、固い地盤に十分に届いていない8本の杭は、その中でも終了直前の2週間に行われたものだった。
関係者は、この時期に杭の長さが足りないことが判明しても杭を追加で発注すると、工事期間が1カ月以上長くなってしまう可能性があると指摘。
現場代理人には、工期を延長させられないとのプレッシャーがかかっていた可能性があると言う。
こうした中、この現場代理人が旭化成側の聞き取り調査に対し次のように述べていたことがJNNの取材でわかった。
問題のマンションの工事が行われた2005年から2006年頃は首都圏を中心にマンションの建設が相次いでいて、会社側は現場代理人の勤務や工期をめぐるプレッシャーにつながっていないかを調べている。
この問題は、ほかのマンションにも波及するのか。
旭化成建材はこれまでのおよそ10年で3000件の建物の工事を行っていてその内訳について、明日、国土交通省に報告する。
インフルエンザの予防接種の季節になりました。
大流行をきっかけにワクチンが不足するという話題はよく耳にするんですけれども、どうやら今年も例外ではないようです。
ただ、今年は例年とは理由が違います。
国内で製造されるワクチンの3分の1が今、出荷停止となっています。
10月に入り、肌寒くなるこの季節都内の小児科クリニックでは毎年おなじみの光景が見られるようになった。
インフルエンザは、これから流行シーズンを迎えそれに伴い、ワクチンの需要も増えると言う。
そのワクチンをめぐって、出荷に黄色信号が。
厚生労働省は今年、国内メーカー4社に3000万本のワクチンの製造を依頼。
そのうちの1つ、熊本県にある化血研が製造したワクチン850万本が今、出荷停止になっている。
これは大人1700万人分、全体のおよそ3割に当たる。
化血研は、国の承認と異なる方法で血液製剤を製造したことが発覚。
インフルエンザワクチンの製造でも問題がないか、はっきりするまで厚生労働省が出荷の自粛を要請した。
過去には、2009年の夏に新型インフルエンザが大流行。
海外からワクチンを緊急輸入した。
2011年にも、ワクチン不足が。
ただ、今回はメーカーの不手際により供給不足のおそれがあるということで医療機関からも懸念の声が上がっている。
厚生労働省は今日午後、専門家会議を開き、対策を議論。
インフルエンザの予防やまん延防止の観点から出荷を認め、供給不足を避けるべきとの意見をまとめ、厚労省は先ほど、出荷を認めると発表した。
ワクチン不足の事態を土壇場で回避した形となった。
今回の決定で、ひとまずワクチン不足という事態は避けられそうですが、このインフルエンザのワクチンは今シーズンから対応するウイルスを4種類に増やしたことでおよそ1000円価格が上がっています。
こちらの問題は、まだ残っています今年、日本を訪れた外国人旅行者数が1500万人を突破しました。
最も多いのは中国からの観光客ですがマナー問題が指摘される中国人旅行客向けに観光庁が明日からある取り組みを始めることがわかりました。
先ほど、観光庁は今年1月からの訪日外国人旅行者数が今月9日に1500万人を突破したと発表した。
去年の1.5倍のペースで増えていることになる。
過去最高を更新している要因は、中国からの観光客で、全体のおよそ4分の1を占めている。
一方で、中国人観光客のマナーの問題を指摘する声もあることから、観光庁が中国人観光客向けに漫画を使った情報発信を明日から始めることがJNNの取材で明らかになった。
今回のテーマは飲食店での行列で列の割り込みをしないよう伝える内容となっている。
明日から政府観光局の中国語版のホームページで掲載されるとのことで来年3月まで、2週に一度、更新される予定。
こちらは、総理官邸のホームページに昨日から掲載されている安保関連法についての特集ページです。
なぜ法整備するのか伝える努力を続けると、こちらにアピールがあるんですけれども、最も伝えるべき場所というのは国会のはずですよね。
このほかにも、新3本の矢、1億総活躍社会、TPP、辺野古、そして閣僚の資質など、政府が国民に説明すべきことは山ほどあるんですが、政府・与党には一向に国会を開こうという姿勢が見えません。
午後4時過ぎ、野党5党は憲法の規定に基づき速やかに臨時国会を召集するよう求める文書を参議院に提出。
今日午前には、大島衆議院議長に文書を手渡した。
しかし、政府・与党側は…日程を理由に応じない構え。
実は、この日程に大きく影響したのが安保関連法。
年明けに召集される通常国会の会期は150日と定められているが、今年は審議に万全を期すため戦後最長の95日間の会期延長となり、先月27日に閉会したばかり。
直前の通常国会が大幅に延長されたことで結果的に外交日程が集中。
必要であれば臨時で開かれる臨時国会について、政府・与党側は審議時間の確保が難しいとしている。
与党幹部からは、国会も大事だが、外交も大事という声とともにこんな本音も…新たに就任した閣僚のスキャンダルなどが野党の追及の的となるのを避けたい思惑も透けて見える。
一方、与党は予算委員会の閉会中の審査を来月10日と11日に行う方針を確認。
また、TPPの大筋合意を受け野党側から要求があればこれとは別の合同審査なども行うとして9日間、水を飲むことも眠ることもない荒行を終えました。
天台宗比叡山延暦寺の荒行、千日回峰行に挑んでいる釜堀浩元住職が最大の難関とされる堂入りの行を終えた。
堂入りは、9日間、お堂の中で水もとらずに断食を続け、寝ることはおろか横になることも許されず、10万回、真言や法華経を唱え続けるもの。
堂入りの成功は戦後13人目だとのこと。
ジョギング中に男性がひき逃げされて死亡。
トラック運転手が逮捕された。
昨夜9時半過ぎ、京都市右京区で会社員の西口一人さんが死亡しているのが見つかり、路面には数十メートル引きずられたような跡があった。
警察は出頭してきた大型トラックの運転手、石川和貴容疑者を逮捕。
取り調べに対し石川容疑者は、事故を起こした、救護せずに逃げたと話しているとのこと。
シリアのアサド大統領がモスクワを電撃的に訪問し、20日、プーチン大統領と会談した内戦が始まって以降、国外に出たのが公になったのは初めて。
両首脳はロシアのシリア領内での空爆がポジティブな成果を挙げていることで一致。
またアサド大統領が軍事行動の後、政治対話を行う必要があると述べたのに対して中国の習近平国家主席がイギリスを訪問しまして、国賓として大歓迎を受けました。
エリザベス女王は馬車でお出迎え。
キャサリン妃は晩さん会で中国の国旗と同じ赤いドレスでした。
この歓待ぶりの背景にあるのは、やはりチャイナマネーの威力です。
王室が用意した馬車に乗って習近平国家主席がやって来ました。
隣にはエリザベス女王の姿もあります。
国家主席としては10年ぶりにイギリスを訪問した習主席。
晩さん会ではキャサリン妃も中国を象徴する赤いドレスで習主席を歓待。
宿泊先はバッキンガム宮殿など手厚いもてなしとなった。
背景にあるのはチャイナマネー。
習主席の訪問の目的はトップセールス。
21日の首脳会談では原発や高速道路などイギリス国内のインフラ投資について話し合われる予定で、総額300億ポンド、日本円にして5兆円もの大商談になると言う。
こうした中、中国の新たな軍事動向を示す画像が明らかになった。
イギリスの軍事情報会社が公開した衛星画像。
造船所に1隻の船が確認できる。
中国軍が初めての国産空母を大連で建造していると見られる画像で、5月の時点では骨組みや基礎部分だけだった船体に徐々に骨組みが追加され、9月には船首や船尾が建造されている様子がわかる。
空母建造について日米は南シナ海などでの覇権を狙った動きと見ている。
ワシントンを訪問中の河井総理補佐官は、アメリカ・ホワイトハウスの高官と会談。
この際、ホワイトハウス側から南シナ海の問題に対処するため、中国が造成した人工島周辺にアメリカ軍の艦船を派遣する計画について説明を受けた。
南シナ海問題などをめぐり日韓などの同盟国との結束を強めようとするオバマ大統領。
これに対し、もう1つの同盟国イギリスとマネー外交を推進する習主席。
米中のせめぎ合いがますます過熱している。
今回のイギリス訪問を見て中国の風刺漫画家の王立銘さんがこんな絵を「Nスタ」に向けて描いてくれました。
エリザベス女王が戦車に乗った習近平主席にヒッチハイクをしているんですよね。
イギリスが中国の軍事力の強化や人権問題に目をつぶってチャイナマネー欲しさに魂を売っているじゃないかと皮肉っているわけなんですよね。
痛烈な批判ですよね。
しかし中国経済のかげりが見え始める中で、2015/10/21(水) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
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番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
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