NHKニュース おはよう日本 2015.10.22


おはようございます。
7時になりました。
まず横浜市のマンションで傾きが見つかり、建物を支えるくいのデータが改ざんされていた問題です。
改ざんに関わった旭化成建材の現場の施工管理者が、過去10年間にくいの工事を行った物件は、これまでの社内調査の結果、数十件に上ることが関係者への取材で分かりました。
傾きが見つかった横浜市都筑区のマンション。
建物を支える70本のくいのデータが改ざんされ、このうち少なくとも8本が必要な深さまで達していませんでした。
くいの工事を行った旭化成建材は、過去10年間で、マンションや商業施設など全国でおよそ3000の物件の工事を請け負っていました。
各地の自治体では、旭化成建材が関わった物件を自主的に確認する動きが広がっています。
東京23区の中には、小中学校や公民館などで、旭化成建材がくいの工事を行っていたことが確認されたケースがあったということです。
また川崎市は、少なくとも6件の公共施設で、旭化成建材がくいの工事を行っていたことを明らかにしました。
ただ、こうした施設が旭化成建材の調査対象に含まれるかどうかや、施工不良の有無などは分かっていないということです。
データの改ざんは、ほかにはないのか。
これまでの会社側の説明で、横浜市のマンションでの70本のくいのデータの改ざんには、同じ現場の施工管理者が関わっていましたが、この施工管理者が過去10年間に工事を行った物件は、これまでの社内調査の結果、数十件に上ることが、関係者への取材で分かりました。
旭化成はきょう、およそ3000の物件について、都道府県別の数や、建物の種類を国土交通省に報告することにしていて、こうした内容も盛り込まれる見通しです。
国土交通省では、報告を受け、内容を公表するとともに、改めて原因の究明や、ほかにもデータの流用がないかなど、調査を徹底するよう指示することにしています。
安倍総理大臣は、きょうからモンゴルと中央アジア5か国を訪れます。
首脳会談で各国のインフラ整備などへの財政支援を行う方針を表明し、天然資源に恵まれた各国との経済関係の強化につなげたい考えです。
安倍総理大臣は、第3次安倍改造内閣発足後、初めての外国訪問として、きょうから今月28日までの日程で、モンゴルと中央アジアのトルクメニスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、キルギス、カザフスタンの5か国を訪問することにしています。
日本の総理大臣がトルクメニスタン、タジキスタン、キルギスの3か国を訪れるのは初めてで、ウズベキスタンとカザフスタンは、平成18年に当時の小泉総理大臣が訪問して以来です。
安倍総理大臣は、中央アジア各国で首脳会談を行うほか、最後の訪問国のカザフスタンで政策スピーチを行うことにしています。
そして一連の会談などで、資源開発やインフラ整備などへの財政支援、環境保護や省エネなどの面での技術供与、それに人材育成への協力を行っていく方針を表明し、石油や天然ガスなどの天然資源に恵まれた各国との経済関係の強化につなげたい考えです。
安倍総理大臣が訪問する中央アジア。
油田やガス田などが点在していて、こうした天然資源を狙った各国の争奪戦が激しくなっています。
日本も9年前に当時の小泉総理大臣が訪問するなど、関係の強化を進めてきましたが、近年は存在感が薄れているとも指摘されています。
その一方で、影響力を増しているのが中国です。
中央アジアの現状を取材しました。
カザフスタンの首都アスタナでは、奇抜なデザインの建物に市民があだ名を付けて親しんでいます。
豊富な天然資源を背景に、成長を遂げてきたこの国の象徴です。
2年後には、国際博覧会の開催が予定されているアスタナ。
街では、大規模な開発が進んでいます。
この中央アジアに今、深く入り込んでいるのが中国です。
経済団体の関係者は、原油や天然ガスの輸出先として、この10年で中国への比重が大きく増したと指摘します。
中央アジアと接する中国は、カザフスタンの原油の3分の1を購入しています。
さらに中央アジア全体をパイプラインで覆う計画です。
中国がさらに影響力を拡大させる背景にあるのが、中国が提唱する経済圏、一帯一路構想です。
ユーラシア大陸の東西を陸と海上のルートで結ぶ壮大な計画で、中央アジアはその陸上ルートの中継地点に当たります。
中国との国境近くの町では、鉄道施設の整備が進んでいました。
中国とヨーロッパで、線路の幅が異なるため、カザフスタン政府が、接点となるこの町に、貨物ターミナルを建設。
荷物をスムーズに積み替えられるようにしました。
7月から運用を始め、中国からパソコンの部品などが毎日ヨーロッパに運ばれています。
費用の多くは、中国からの投資で賄っています。
今月にはヨーロッパなど、各国の大使を招いて説明会を開き、施設をアピール。
中国の構想と一体となって、経済発展を目指しています。
中央アジアに日本が入り込む余地があるのか。
そのヒントがこの草原の先にあるということで、向かってみます。
カザフスタン中部で3年前から運転している火力発電所です。
日本の大手電機メーカーのガスタービン3台を導入し、近隣の町などに電力を送っています。
エネルギー効率がいいうえに、有害物質の排出も抑えることができるとして、日本のメーカーに決めたといいます。
経済発展を遂げるこの国にとって、今後は環境や効率性を重視した技術の需要が増えると見られ、この発電所でも日本の技術を使った施設の増設を検討しています。
専門家は、高い技術を強みに、中央アジアとの関係を深めていくことは、現地からも歓迎されていると指摘します。
中国が影響力を拡大する中央アジアで、日本はどうやって存在感を示すのか。
9年ぶりの総理大臣の訪問が、具体的な成果として表れるのか、注目されます。
中国が影響力を拡大しているのは、中央アジアだけではありません。
今、ヨーロッパでも積極的な経済外交を展開しています。
中でも注目されているのが、イギリスとの関係強化です。
イギリスを訪問している中国の習近平国家主席は21日、キャメロン首相と首脳会談を行い、両国の経済協力を拡大することで合意しました。
経済協力を強調した両首脳。
会談では、イギリスで進められている原子力発電所の建設計画に、中国側が日本円でおよそ1兆円を出資することで合意するなど、合わせて7兆4000億円もの契約が結ばれました。
今回の首脳会談。
イギリスのねらいは、チャイナマネーです。
イギリス南西部にあるサマセット州です。
私の後ろにあります、この広大な土地。
こちらにチャイナマネーを引き込んで、大規模な原子力発電所を建設する計画が進んでいるんです。
今回、中国が出資する原子力発電所の建設現場です。
2万5000人の雇用が生み出される計画に、地元では期待が高まっています。
AIIB・アジアインフラ投資銀行の参加をいち早く表明するなど、中国との関係強化を急速に進めてきたイギリス。
経済協力は金融の分野にも及んでいます。
ロンドンでは今、中国の不動産開発業者主導で、新たな金融街の建設構想が進んでいます。
イギリス政府は、中国の主要な金融機関を誘致し、貿易で存在感が高まっている人民元の囲い込みにもつなげたい考えです。
しかし、歓迎の声ばかりではありません。
かつて首相官邸の政策アドバイザーを務めたニック・バトラーさんは、原発という国の安全保障にも関わるインフラにまで中国の投資を呼び込むのは、危険だと指摘します。
さらにイギリスでは、中国の人権問題を後回しにし、経済ばかりを優先する政府の姿勢に、厳しい目も向けられています。
中国と急接近するイギリス。
その露骨なまでの経済優先の姿勢を巡り、波紋が広がり始めています。
全国各地で相次ぐ火山の噴火。
事前に噴火の兆候をどのようにつかんでいくのかが、大きな課題となっています。
こうした中、目に見えない火山の地下の構造を把握しようという取り組みが進められています。
宮城県と山形県にまたがる蔵王山で、ダイナマイトを爆破して、人工的な地震を起こし、山の内部の熱水の位置などを把握することで、噴火を予測する手がかりを探ろうという初めての調査が行われました。
真夜中、蔵王山の中腹でヘルメット姿で作業する大勢の人たち。
調査のため、ダイナマイトを爆破させる、最後の準備作業に当たりました。
時刻はまもなく午前1時。
実験が始まります。
3、2、1、0。
深さ40メートルの穴の中で、およそ200キロのダイナマイトが爆発。
人工的な地震が起きました。
東日本大震災の震源域に近い蔵王山。
震災があった平成23年以降、火山性地震が増えるなど、火山活動が活発になりました。
今回の調査は、この蔵王山の地下の構造を明らかにしようと、東北大学の研究グループが気象庁などと連携して行いました。
実験は、山全体に観測機器を配置した大規模なものです。
ダイナマイトは、宮城県側と山形県側の2か所。
さらに、東西15キロの範囲のおよそ150か所に小型の地震計を設置して、地震波を観測します。
最大の目的は、水蒸気噴火の原因となる熱水の位置などを把握することです。
爆発による揺れで起きる地震波は、熱水の中を通過すると、遅れて伝わったり、波形が変化したりします。
熱水のたまっている位置や通り道、それに分布している状況などを推定し、どのような場所で噴火が起きやすいのかなど、将来の予測に生かしたいとしています。
3、2、1、0。
調査の結果は。
研究グループは、今後、各地の地震計のデータの分析を進めることにしています。
民主党などによる臨時国会の召集要求に対し、政府・与党は、召集には応じない考えです。
民主党は、TPP・環太平洋パートナーシップ協定の問題点や、安倍内閣の閣僚を巡る問題を追及する必要があるとして、臨時国会を開くよう、政府・与党への攻勢を強める方針です。
民主党や共産党などは、きのう、衆参いずれかの議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は国会召集を決定しなければならないとする、憲法53条の規定に基づき、速やかに臨時国会を召集するよう求める要求書を衆参両院に提出しました。
民主党などは、TPP交渉で大筋合意した内容が国益に沿っているか疑問だとして、国会審議で問題点を浮き彫りにしたいとしているほか、内閣改造で新たに就任した複数の閣僚について、一部で報道されている政治資金を巡る問題などの事実関係を追及したいとしています。
これに対し政府・与党は、臨時国会の召集には応じない考えで、来月中旬に衆参の予算委員会などで、閉会中審査を行うことで、野党側の理解を得たいとしています。
一方、民主党の岡田代表は。
民主党は、世論にも訴えながら、臨時国会を開くよう、政府・与党への攻勢を強める方針です。
次は介護についてです。
先月、国は新たな成長戦略の一つとして、介護離職ゼロの実現を目標に掲げました。
一方で、厳しい現実が浮かび上がっています。
管理職などの重責を担う40代、50代の多くが、今後介護に関わり、仕事を続けられなくなるおそれがあるのです。
今月発表された中央大学の研究プロジェクトの調査です。
40歳以上の会社員およそ7000人のうち、この5年以内に介護を担う可能性がある人は、およそ87%に上ります。
職場のリーダーともいえる社員たちが、仕事と介護の両立を果たすには、何が必要なのでしょうか。
大手電機メーカーで、オーディオ商品の開発リーダーを務める56歳の男性です。
特許を取得したカメラのシャッターをはじめ、さまざまな新技術を開発してきました。
始めますか。
10人を超えるプロジェクトのリーダーとして、男性は残業や長期の出張を当たり前にこなしてきました。
しかし、去年、生活は一変しました。
立って。
立って。
妻が突然、認知症と診断されたのです。
今では着替えや食事など、身の周りのことが一人でできなくなりました。
もっと大きくしてくれ。
子どもは独立し、妻を介護できるのは、男性ただ一人です。
おなかの所だけ掛けとくからね。
仕事と介護を両立するため、男性は会社の在宅勤務制度を利用。
週2日は自宅で新しい技術の構想を練ります。
他部署との調整など、リーダーとしての仕事は出勤できる3日にまとめてしのいでいますが、将来への不安は拭えないといいます。
40代以上の社員の多くが、介護の担い手となることに、企業も危機感を募らせています。
大手企業およそ20社の人事担当者が集まる研究会では、介護で離職者が急増する事態を懸念する声が聞かれました。
どうすれば職場の中核を担う社員の介護離職を防ぐことができるのか。
企業も模索を始めています。
埼玉県にあるお菓子メーカーです。
この会社では、社員一人一人の仕事を明確化し、独自のワークシェアにつなげています。
名付けて、一人三役制度です。
社員は自分が担当する業務だけではなく、ほかの社員が受け持つ仕事を2種類以上覚えることが求められます。
本来の担当者が休んでも、ほかの人が業務を代行することができる仕組みです。
総務課長を務める板垣千恵子さん。
4月に母親が肝臓の病気を患い、入退院を繰り返しました。
急な休みも増え、残業も一切できなくなりました。
そんな板垣さんを支えたのが、一人三役制度です。
管理職として、部下よりも多くの業務を抱える板垣さん。
勤務管理など、管理職本来の仕事を中心に行い、それ以外の仕事は、別の社員に代行してもらうことにしました。
これにより、残業をなくすことができ、介護に充てる時間が生まれました。
雇用形態を柔軟に変えることで、職場の要となる社員を支えようという会社もあります。
姫路市にある精密加工の会社です。
営業担当の渡辺綾子さん。
個人の売り上げは会社のおよそ1割を支えるトップクラスですが、実はパート社員です。
もともとは正社員として15年近く働いてきた渡辺さん。
5年前、岩手から認知症の母親を自宅に迎え、介護を続けています。
当初、母親ははいかいの症状もあり、一日中目が離せない状態でした。
介護休業だけでは対応ができないと、渡辺さんは一度仕事を辞めました。
渡辺さんの力を生かしたいと、会社が作ったのが、パートを経て正社員に復帰するという、新しい制度でした。
会社はまず、渡辺さんを母親が施設に通う週3日、短時間勤務のパートとして再雇用します。
給料は減りますが、自由に使える時間を介護に生かしてもらうねらいです。
その上で、可能になった段階で正社員に戻すという、これまでにないものでした。
この制度のおかげで、渡辺さんは仕事と介護の両立が思ったようにできるようになり、将来、復職するという希望も持てました。
今後、急増すると見られる介護を担う40代以上の社員。
こうした事態に対応するには、介護を担う社員も雇用する会社も、気兼ねなく利用できる制度設計が必要だと専門家は指摘します。
専門家も指摘していましたけれど、介護のために会社を休むことに後ろめたさを感じる人、少なくありませんよね。
そうなんでしょうね。
介護のために仕事を辞めずに済む仕組みがしっかりと作られて、誰もが遠慮なく使えるようにすること。
これが、仕事と介護の両立のポイントになりそうです。
安倍総理大臣は、来月末からフランスのパリで開かれる地球温暖化対策を話し合う国連の会議、COP21での新たな枠組みの合意の実現を目指し、会議に出席する方向で最終調整に入りました。
地球温暖化対策を話し合う国連の会議、COP21は、来月30日からフランスのパリで開かれ、先進国だけに温室効果ガスの削減を義務づけた京都議定書に代わり、すべての国が参加する2020年以降の新たな枠組みについて合意を目指すことにしています。
こうした中、安倍総理大臣は、新たな枠組み合意の実現に強い意欲を示しています。
そして、安倍総理大臣は、先進国と発展途上国の間の意見の相違など、枠組み合意の実現に多くの課題が残っていることから、政治的なリーダーシップを発揮する必要があるとして、会議に出席する方向で最終調整に入りました。
これが実現すれば、平成21年に、当時の鳩山総理大臣が、COP15に出席して以来、6年ぶりに、日本の総理大臣が温暖化対策を話し合う国連の会議に出席することになります。
安倍総理大臣としては、来年、三重県で主要国首脳会議・伊勢志摩サミットが開かれることもにらんで、今回の会議で日本の優れた環境技術を最大限生かして、世界の温室効果ガスの削減に貢献する考えを表明し、国際的な課題に積極的に取り組む姿勢を各国に印象づけるねらいもあるものと見られます。
次は第3次安倍改造内閣の閣僚へのインタビューです。
きょうは復興大臣に就任した高木毅さんです。
失礼します。
おはようございます。
ようこそ。
NHKの阿部と申します。
高木でございます。
どうぞよろしくお願いします。
衆議院福井2区選出で当選6回の高木さん。
今回が初めての入閣です。
一番初めに復興大臣という、このポストの名前をお聞きになったとき、どんな感想をお持ちになりましたか?
机に座っていても、あるいは役所の中にいてもだめで、やっぱりとにかく被災地に訪れて、そしていろんな方のお話を聞く、それがまず私の仕事なんだろうと。
ですから、在任中、たびたびですね、幾度となく、とにかく被災地に訪れたいと思います。
大臣に就任してすぐに被災地の災害公営住宅を訪れた高木さん。
住民の声に耳を傾けました。
発災当時47万人の方が避難されて、今、20万人。
だいぶ減りましたけど、まだ避難されている方、たくさんいます。
ですから、やはりまず、住まいというものをしっかりと作っていく。
そしてその次に、今度はいわゆる生活だとか、なりわいだとか、いわゆる仕事がないといけませんし、復興を進めて行くと、新しい課題が出来る、それをまた解決していくという、そうしたことが必要だということばを頂いて、なるほどなと思いました。
被災地での仕事をどうするのか、大きな課題になっていますけど、具体的には何か対策、お考えなんでしょうか?
水産業というのは、非常に大きな基幹的な産業であるわけですけれども、まだまだそういったようなところ、十分ではないところもありますので、そういったところに要するに予算を集中配分していくというような考え方、それから今、盛んに、いわゆる外国人観光客、残念ながら東北は取り残されております。
せっかく外国からたくさんの方が来ていただけるわけですから、東北にも足を運んでいただく、そんなような状況というのを作って、東北を活性化させるという観点も大事なんじゃないかなというふうに思います。
原発事故の影響で、すべての住民が避難していた福島県楢葉町。
先月、4年半ぶりに自宅に戻って生活できるようになりました。
しかし、戻った住民はごく一部と見られ、町の復興には、まだ多くの課題が残されています。
生活する、例えばお店屋さんが必要ですし、あるいは郵便局さんも必要ですし、食堂も必要ですし、もちろんなりわい、あるいは仕事ということも必要ですし、そうした生活環境というのを整えるということですね。
そして、その人たちにとってどういったフォローのしかたがいいのかということをまず把握をして、それにしっかりと対応していくということが、それぞれのお考えの方に寄り添う形でいいのではないかなというふうに思います。
東京オリンピック・パラリンピックが5年後に迫ってきました。
このオリンピックと被災地の復興を、どう結び付けていこうとお考えでしょうか。
具体的に申し上げると、例えば合宿っていうんでしょうか、そういったものを東北でやっていただく、あるいは予選をやっていただく。
やはり被災地でいろんなことをやって、まさに復興五輪というべき、復興なりましたよということを、この五輪というものを通じて、発信する。
被災地の方にお話を伺いますと、オリンピックのほうに目が向けられて、被災地のことを忘れられるんじゃないかという声もよく聞くんですよね。
もちろん、オリンピックは盛り上がっていただかなきゃいけませんけれども、この東北の復興というものは、東北のみならず、もう日本全国の皆さん方が、常にやっぱりしっかりと心に置いていただいて、あの本当に未曽有の災害を地震を、津波を、もう未来永ごうにわたって忘れないように、そして、しっかりとその教訓を生かして、次は、あんな大きな被害にならないようにしていくと、そういう気持ちを持っていただくようにするというのも、私の大きな役割だというふうに思います。
決して、風化はさせない。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
さあ、きょうはいよいよプロ野球のドラフト会議ですね。
注目の選手たちが、どの球団に指名されるのか。
わくわくしますね。
そうですね。
ことしは、甲子園を沸かせた選手たちに、有力候補がめじろ押し。
選手たちは、運命の瞬間を心待ちにしています。
すばらしいストライドで、スピードに乗る、乗る、乗る、3ベース。
まずはこの夏のスピードナンバーワン、関東第一のオコエ瑠偉選手。
この俊足に甲子園がどよめきましたよね。
50メートル5秒台ですからね。
速い。
きのう、練習を公開したオコエ選手。
プロと同じ木製バットでバッティングをしていました。
もう気持ちはプロに向かっているわけですね。
こちらは、高校ナンバーワン左腕、東海大相模の小笠原慎之介投手。
150キロを超えるストレートが魅力です。
夏の甲子園でチームを優勝に導いたエースは、1位指名の有力候補です。
高校ナンバーワンの野手は、仙台育英のショート、平沢大河選手。
ショートか?バックアップ。
見事!
守備範囲、広いですね。
頼もしいですよね。
そしてバッティングも。
痛烈だ!風関係なく入った。
この夏は、大会最多となる3本のホームランを打ちました。
地元の楽天が1位指名を明言しています。
そしてこちら、県立岐阜商業の高橋純平投手。
持ち味は長身から投げ込むこのストレート。
春のセンバツを沸かせた、高校ナンバーワン右腕です。
きのう、中日が1位指名を明らかにしたのに加え、日本ハムや阪神など、多くの球団が1位指名の最終候補に挙げています。
いや、抽せんの可能性ある選手、もうどきどきでしょうね。
してるでしょうね。
ここまで高校生を見てきましたが、続いては即戦力としての評価が高い、大学生の1位指名候補です。
一気にどうぞ。
まずは明治大の高山俊選手。
東京六大学の安打製造機です。
今月、通算最多安打記録を48年ぶりに更新。
この神宮球場を本拠地とするヤクルトが1位指名の方針です。
一方、ピッチャーには、地方の大学に本格派がそろいました。
まずは、岩手、富士大学の多和田真三郎投手。
柔らかいフォームから投げ込むストレートが魅力。
きのう、西武が1位での指名を表明しました。
こちらは宮城、仙台大学の熊原健人投手。
高校時代は無名でしたが、大学ではこのダイナミックなフォームでスピードがアップ。
複数球団の1位候補に浮上しました。
そして関西ナンバーワン投手、大阪商大の岡田明丈投手。
150キロ台の速球を軸に、ことしのリーグ戦では、12勝負けなしの注目株です。
全国各地には、知られざる逸材もいますからね。
そうした名前が出てくるのも、ドラフト会議の楽しみですよね。
そうですね。
その運命のドラフト会議。
東京都内のホテルで、きょう午後5時から始まります。
以上、スポーツでした。
続いて気象情報です。
東京・渋谷、けさはすっきり晴れているようですね、渡辺さん。
そうなんですよ。
きれいな青空ですよね。
きのうの朝は、ちょっと雲が広がっていました。
気温はきのうの朝よりちょっと下がりまして、この時間、日ざしがようやくぽかぽかしてきましたが、日陰ではまだまだ、ちょっとひんやりと感じられます。
このあと日中の気温は上がってきまして、最近、本当に服装、何を着ていいか、迷ってしまいますよね。
脱いだり着たりしやすいものがお勧めです。
東海や西日本では、半袖でも過ごせるくらいの汗ばむ陽気になりそうです。
そして関東から東北南部は20度前後で、長袖がちょうどよさそうです。
一方、北海道や東北北部は、日中も厚手の上着が必要かもしれません。
さあ、そして天気はきょうもよく晴れそうです。
予報を見ていきましょう。
暴風域を伴ったまま、あすにかけて小笠原諸島の南の海上を進むでしょう。
海上は大しけとなり、風も強まりそうです。
では、あす以降の天気、札幌から東京です。
けさお伝えしているニュースです。
安倍総理大臣は、きょうからモンゴルと中央アジア5か国を訪れ、首脳会談で各国のインフラ整備などへの財政支援を行う方針を表明し、天然資源に恵まれた各国との経済関係の強化につなげたい考えです。
イギリスを国賓として訪問している中国の習近平国家主席はキャメロン首相と会談し、イギリスの原子力発電所の建設計画に、中国側が出資することで合意するなど、両国間で合わせておよそ7兆4000億円の契約が結ばれました。
2015/10/22(木) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
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火山活動が活発化している蔵王山で初実験。人工地震で地下の状態を探る。噴火の可能性は▼迫る「大介護時代」。ベテラン社員の8割超が家族の介護。企業に何が求められる。

詳細情報
番組内容
火山活動が活発化している蔵王山で初実験。ダイナマイトで人工的な地震を起こして、地下の状態を探る。将来の噴火の可能性はどこまで分かるのか。▼迫る「大介護時代」。企業の中核となる40代以上の社員の8割以上が、家族の介護を担う可能性が。危機感を募らせる企業が始めた独自の取り組み。介護と仕事の両立のために必要なのは、「気兼ねなく利用できる制度設計」。介護離職をなくすために企業に何が求められているのか。
出演者
【キャスター】阿部渉,合原明子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭

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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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