ニュースほっと関西in寝屋川・公開生放送 ▽子供の安全を守るためには 2015.10.22


すっかり日も落ちて真っ暗になりましたね。
夜風が気持ちいいですね。
このあとはどんどん冷えてきます。
しっかり上着を着てお帰りいただきたいと思います。
こんばんは。
ニュースほっと関西in寝屋川。
きょうは大阪のスタジオを飛び出して寝屋川市役所からお伝えします。
本当にきょう大勢の方に集まっていただきました。
ありがとうございます。
改めまして、こんばんは。
元気なお子さんからご高齢の方までたくさんありがとうございます。
きょうは、ここ寝屋川市役所1階の特設スタジオから公開生放送でお伝えしていきます。
まず、ここ寝屋川市の中学生2人が犠牲となった事件の最新情報からお伝えします。
この事件で女子生徒を殺害したとして起訴された男が事件の当日に着ていたとみられる服から女子生徒のものとみられる血液や皮膚の一部が検出されたことが捜査関係者への取材で分かりました。
警察は男が2人の殺害や遺体の遺棄に関わった疑いが強いとみて捜査を進めています。
ことし8月、寝屋川市の中学1年生、平田奈津美さんと星野凌斗さんが遺体で見つかった事件では契約社員の山田浩二被告が平田さんに対する殺人の罪で起訴されています。
警察は山田被告が事件の当日に着ていたとみられるジャージの上下を押収して詳しく調べていましたがズボンから平田さんのものとみられる血液や皮膚の一部が検出されたことが捜査関係者への取材で分かりました。
DNA鑑定では染色体の配列が平田さんのものと一致する部分があり矛盾がないことが確認されたということです。
警察は山田被告が平田さんと星野さんの殺害や遺体の遺棄に関わった疑いが強いとみて押収した服などの鑑定を進めるとともに2人が殺害された場所や時間帯などの特定に向けた捜査を進めています。
警察や検察の調べに対し山田被告は黙秘しているということです。
では、そのほかのニュース、大阪のスタジオから青井アナウンサーです。
お伝えします。
第2次安倍内閣が発足してから1年間に使われた13億円余りの官房機密費の使いみちを公開するよう市民グループが求めた裁判で大阪地方裁判所は支払い先が記録されていない文書は非公開の対象にならないとして一部の公開を命じる判決を言い渡しました。
弁護士や研究者などで作る大阪の市民グループ、政治資金オンブズマンのメンバーは3年前に第2次安倍内閣が発足してから1年間に使われた官房機密費13億6000万円の使いみちなどを公開するよう国に求めましたが認められず裁判を通じて情報の公開を求めていました。
判決で大阪地方裁判所の田中健治裁判長は支払い先が記録されていない文書は非公開の対象にならないとして公共交通機関の領収書や支払いの合計額が書かれた文書などについて非公開とした国の決定を取り消し公開を命じました。
市民グループは別の年の官房機密費の情報公開を求める裁判も起こしていて1審で今回と同様の判決が言い渡され来年1月に2審の判決が言い渡されることになっています。
一方、内閣官房内閣総務官室は厳しい結果と受け止めています今後については判決の内容を精査したうえで関係機関と協議し適切に対応したいとしています。
京都の時代祭が行われ平安時代から明治時代までの衣装で着飾った2000人の行列が秋の都大路を練り歩きました。
時代祭は平安京に都が移されて1100年になったのを記念して明治28年に始まり祇園祭、葵祭とともに京都の三大祭りの1つに数えられています。
きょうは平安時代から明治時代までそれぞれの時代を象徴する衣装を着たおよそ2000人の行列が京都御所から平安神宮までのおよそ4.5キロを練り歩きました。
時代ごとに京都にゆかりのある歴史上の人物が登場し馬に乗った織田信長や十二ひとえで着飾った清少納言や紫式部などが通りかかると沿道の見物客は一斉にカメラを向け華やかな歴史絵巻を楽しんでいました。
女性のお着物がすてきでしたね。
やはり一度は見ておくべきものかと思います。
子どもが非行に走ったり犯罪に巻き込まれたりしないよう呼びかける街頭啓発活動が大阪・北区で行われました。
啓発活動には警察官や地元の少年補導員など、およそ150人が参加しました。
このあと少年補導員や地元の中学生などが通りかかった人たちにチラシを配り子どもが非行に走ったり犯罪に巻き込まれたりしないよう呼びかけていました。
ここまで大阪のスタジオからニュースをお伝えしました。
では寝屋川市役所のスタジオからお伝えします。
ニュースほっと関西in寝屋川きょうは寝屋川市役所から公開生放送でお送りしています。
ここからは子どもをどう守るかをテーマに考えていきます。
こちらには寝屋川市の北川紀夫市長にお越しいただいています。
よろしくお願いいたします。
北川市長、先ほどもお伝えしましたが寝屋川市の中学生が犠牲となった事件から2か月がたちました。
市長は、この事件どのように受け止めていますか。
将来を担う子どもたちが夢を打ち砕かれてこのような犠牲になったことを大変残念に思っています。
1日も早い、この事件の解明を望んでいます。
そして二度とこういう悲惨な事件が起こらないようにいろいろな事業を行っていきたいと考えています。
地域でも子どもを守るために新たな取り組みが始まっています。
犠牲になった女子生徒が住んでいた地域です。
地元の自治会では月1回だった夜間のパトロールを2回に増やしました。
夜遅くまで子どもが遊んでいないか不審な人物がいないか。
小さな路地や倉庫の陰など死角になりそうな場所を丹念に見て回ります。
パトロール中に気になる子どもたちに出会うと。
おやすみ。
一方、こちらは事件の前に犠牲となった2人がいた商店街です。
商店街では今月からすべての店を子ども110番の家に登録することにしました。
子どもが危険を感じたときすぐに逃げ込めるようにするためです。
すみません。
子ども110番の家の件なんですけど。
それぞれの店で子どもが助けを求めてきた場合の接し方や連絡先などを共有するようにして万が一に備えています。
さらに、こういった取り組みも始まっています。
こちら寝屋川市のPTA協議会が作ったポスターです。
おせっかいをやきまっせという標語の一文字一文字に、おこったろですとか、せわやこというメッセージも書かれているんですね。
このポスターを市内の目につく所に貼って子どもたちの関心を高めようとしています。
このようにさまざまな取り組みが行われていますが、きょうはVTRにご登場いただいた自治会の松本会長にお越しいただいています。
松本会長です。
月1回のパトロールを2回に増やして子どもを守ろうという気持ちが伝わってきました。
さらに回数や人数を増やすことでより目が届くのではないかなとも思うのですが自治会といたしましても見守り活動の頻度を多くしたいと思っておりますが自治会の高齢化とかまた活動いただく方々、若い方々は仕事が忙しくてなかなか回数を増やすことが難しいのでありますが今後は集まってくださる、参画してくださる方々を二分してでも回数を増やすとか考えております。
市長は、このような現状をどのように考えますか。
自治会の皆さんや青少年指導員、民生委員、いろいろな方に声かけ運動やパトロール活動を一生懸命していただいています。
寝屋川市は夕方の6時に防災無線を使って子どもたちに帰宅を促しています。
子どもたちをみんなで守ろうというような活動もさせていただいていまして今後とも子どもたちを守るための活動をいろいろな関係団体と力を合わせて進めていきたいとそのように考えております。
1つの自治会だけでは、なかなか限界もある、横の連携という点ではいかがでしょうか。
旗振り役は当然のことながら行政がやらなければいけないだろうと思っています。
防犯カメラを設置させていただいたり、いろいろさせていただいておりまして今後ともいろいろな事業をさせていただきたいと思います。
このように各地域の大人が立ち上がっている一方で今回、犠牲となった2人と同世代の中学生も動き始めています。
今回の事件で被害に遭った2人はこちらのスマートフォンで友人など連絡を取り合いながら深夜の街をさまよっていました。
急速に普及しているスマホが夜、出歩くことや見知らぬ人と会うことへの抵抗感を弱めているという指摘もあります。
事件を受けてこちらの中学生たちがスマホとどうつきあうべきか議論を始めました。
先月、寝屋川市の12の中学校の代表が集まり緊急の話し合いをしました。
スマートフォンとのつきあい方についてルール作りを進めるのがねらいです。
およそ30人の生徒が5つのグループに分かれて議論しました。
中学2年生の中絢音さんです。
今回の話し合いを提案しました。
中さんは小学6年生からスマホを持ち始めました。
友達の多くはスマホを使って夜遅くまでやり取り。
スマホが事件やトラブル、生活の乱れにつながるのではないかと心配しています。
こうした心配を裏付けるデータがあります。
事件のあと市の教育委員会が中学生およそ600人に緊急に行った調査です。
ネットで知り合った人と実際に会ったことがあるかと聞いたところスマホを持つ生徒のうち15%以上もの生徒が会ったことがあると答えたのです。
市内の中学生が集まっての議論でも、こうした状況に対し危うさを指摘する声が相次ぎました。
スマホでの交流が知らない人に会うことへの抵抗感を弱めている様子がうかがえました。
発表始めます、礼。
生徒たちはグループでの議論の成果を発表。
スマホを使ううえでの問題点について共有しました。
ありがとうございました。
議論のあと中さんは父親の順一さんとスマホを使ううえでのルールについて話し合いをしました。
中さんの家族では今後も折を見て話し合いをすることにしています。
中学生たちの議論を見守った兵庫県立大学の竹内和雄准教授はスマホの利用の在り方を子どもと大人が一緒に考えることが重要だといいます。
寝屋川市では今回の生徒たちの議論などをもとに今月中に市内の中学生共通のスマートフォン利用のルールを作ることにしています。
ルールには知らない人とやり取りをしないことや夜、何時まで使っていいのか目安などが盛り込まれる見通しです。
きょうは、この議論に参加した中学生の皆さんにも来ていただいています。
話し合いを呼びかけた中絢音さんです。
今回どうして自分たちでルールを作ろうと考えたんですか。
大人たちの考えている子どもたちのスマホ事情というのと子どもたち自身のスマホ事情というのにはギャップがあるなと感じていたので自分たち中学生とかが守れるようなルールを自分たち自身で作ることが大切だなと思って今進めています。
実際に話し合ってみて同年代の子たちの話を聞いてどんなことを感じましたか。
話し合う中でいろいろな危険の種類とかをみんなで話し合うことができたしそれの対策も、みんなで考えることができたので実りのある話し合いだったなと思っています。
話し合いに参加された春日聡一郎さんです。
こんばんは。
この新ルール、ほかの中学校の皆さんにも伝えることや広めていくことができそうですか。
生徒会新聞や学校の新聞などで広めていこうと思っています。
伝えるときに難しさって感じますか。
僕たちがやりたいと思って考えてきたルールなので、それは大丈夫だと思います。
ありがとうございます。
春日君の保護者の方にも話をお聞きします。
中学生みずからがルールを作っていっている活動をどう思いますか。
いいと思います。
親から注意するとか先生から注意するのは反発するというのが多いと思うんですけれども友達どうしとかで話し合いをするのはすごく素直に入るんじゃないかなと思います。
自分たちの世代だからこそ守れるということなんですね。
北川市長、ここまで中学生を含めて市民の方々が、それぞれ何かをしなければいけないと動き始めています。
同じような事件が二度と起きないようにするために市としては今後、どう、お考えですか。
改めて子どもたちが健やかにそして幸せに、生き生きと暮らしていけるようにしないといけないと考えています。
その中で子どもの居場所作りとか家庭、学校、教育の支援、子育て支援をしながらずっと子どもたちが通学をするときの安全・安心対策とか総合的に充実していく必要があると思っています。
子ども部というようなものも子どもたちを総合的に見れるような部署をきちんと作らせていただく。
いろいろな方に参加をしていただいて寝屋川市全体でみんなを守っていくんだという形のものを作らせていただきたいなというふうに考えております。
旗振り役は当然のことながら行政がきちっとさせていただく、そのようにしていきたいと考えております。
ありがとうございました。
ここまで子どもたちをどう守るか考えました。
続いてスポーツです。
大阪のスタジオからお伝えします。
中山さん。
こんばんは。
プロ野球のドラフト会議がきょう行われ阪神は明治大学の高山俊選手オリックスは青山学院大学の吉田正尚選手をそれぞれ1位で指名し交渉権を獲得しました。
ドラフト会議はきょう午後5時から東京都内のホテルで始まりました。
阪神は明治大学の高山俊選手を1位で指名し、セ・リーグ優勝のヤクルトとの抽せんとなりました。
交渉権を獲得したのはヤクルトかと思われましたが。
この結果、阪神が高山選手の交渉権を獲得しました。
福良新監督のもと来シーズン巻き返しを誓うオリックスは青山学院大学の吉田正尚選手を1位で指名し交渉権を獲得しました。
阪神が高山選手、オリックスは吉田選手と、ともに野手の選手を1位指名し交渉権を獲得しました。
2人は打撃力に期待されていますので今後どんな活躍を見せてくれるのか楽しみです。
ここまでスポーツをお伝えしました。
市役所前の桜の木も、だんだんと色づいてきました。
きょうの気象情報はにぎやかです。
まず寝屋川市のマスコットキャラクターのはちかづきちゃん、そして寝屋川市の子どもたちと一緒にお伝えします。
だいぶ冷えてきました。
上着が必要です。
子どもたち、まだ半袖なんですね。
元気だね。
このあとはどんどん冷えてきます。
半袖では寒くなりますよ。
あす朝なんですが標高の高い所を中心に1桁台まで下がる所もありそうです。
一方、日中は日ざしでぐんと気温が上がります。
あすも服装で調節するようにしてください。
2015/10/22(木) 18:10〜18:40
NHK総合1・神戸
ニュースほっと関西in寝屋川・公開生放送 ▽子供の安全を守るためには[字]

▽ニュースほっと関西in寝屋川・公開生放送▽子供の安全を守るためには      ▽スマホどう使う?中学生が議論▽プロ野球ドラフト会議・関西出身の選手は

詳細情報
番組内容
「公開生放送!ニュースほっと関西in寝屋川」 この日はキャスターがスタジオを飛び出して寝屋川市役所から公開生放送を行います。大阪寝屋川市で中学生2人が連れ去られ、命を落とした事件。あれから2か月が経ちました。子供たちの安全を守るためにどうすればいいのか、様々な取り組みを紹介して考えます。
出演者
【出演】森田洋平,赤木野々花,中山奈奈恵,坂下恵理

ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz

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