別れたら好きな人 #19【離婚の理想と現実】 2015.10.23


(一子)咲ちゃん。
証人の欄に署名して。
(二郎)俺たちに離婚の証人になれってこと?
(楓)パパ。
ママ。
(一子)咲ちゃん。
二郎。
サインして。
(咲)ごめんなさい。
(一子)えっ?できません。
(一子)咲ちゃん。
どうして?
(二郎)俺もできない。
(一子)二郎。
何で?私あんたたちが離婚するときに証人になってあげたよね?
(二郎)そうだけど。
(楓)二郎ちゃん。
しないで。
姉ちゃん。
お兄さん。
もう少し冷静になろうよ。
(一子)冷静だって言ってるでしょ。
これ預からせてください。
預かるって。
1カ月後に出しませんか?ああ。
いいじゃん。
そうすれば?何で1カ月も待たなきゃいけないの?すっきりしたいんだけど。
私ここに来るまではお二人は別れた方がいいと思っていました。
でも楓ちゃんがこうやってセッティングしてくれた気持ち。
それから自分たちのことを振り返ってみて1カ月考える時間を持つことは無駄じゃないんじゃないかって思えたんです。
いかがですか?一子さん。
内田さん。
パパ。
ママ。
分かった。
1カ月後ね。
(内田)分かりました。
さっき咲が言ったこと。
えっ?自分たちのことを振り返って1カ月考える時間を持つことは無駄じゃないんじゃないかって。
そう思ったから。
きっと二郎の浮気が嘘だったって分かったと思う。
だとしたら離婚してなかった?CHACONNE行く?酒はやめといた方がいいよな。
そうね。
気が付いたらまた朝一緒に寝てたりして。
冗談ぐらい言うでしょ。
冗談にならない可能性もあるから。
よかった。
いてくれて。
(楓)ごめんなさい。
心配かけて。
ううん。
しばらくここにいてもいいですか?もちろん。
二郎ちゃんとか三ちゃんとこ行きづらくて。
身内だからね。
変に気を使われるのもめんどくさいし。
私だって一応気は使うんだけどな。
あっ。
すいません。
うれしかったです。
うん?証人のサインのこと。
ああ。
勢いや売り言葉に買い言葉で離婚したら後悔するもの。
咲ちゃん。
後悔してるの?
(中野)後悔してるって意味でしょ。
うん?
(中野)咲ちゃんのせりふ。
「1カ月考える時間があれば」って。
どうだろ?
(森田)二郎。
お前はどうなんだよ?いまさら後悔しても始まらない。
そういうことだよな。
(楓)私今回は接着剤になれないのかな?接着剤?子はかすがいってことわざあるんでしょ?ああ。
「今回は」って?前にママと話したときにね何度もパパと別れようと思ったことあるんだって。
でも私がいたから別れなかったって。
そう。
そのとき姉ちゃんに言われた。
さっさと子供つくってれば別れることなかったのに。
だけど姉ちゃんは別れると。
(中野)楓ちゃん。
二十歳だしな。
やっぱり年齢制限あるのか。
接着剤にも。
何とか離婚を思いとどまってもらいましょう。
何かいい方法ある?お前らが示せばいいんじゃないか?何を?離婚したら後悔する。
でもやり直しは利くってこと。
(中野)二郎ちゃんと咲ちゃんが再婚する。
(森田)それそれ。
ハァー。
あり得ないって。
それは無理。
ごめん。
だけどちょっとその気になってきただろ?ならないって。
そうか?
(高野)えっ?離婚届書いたんですか?ああ。
室長が預かってる。
(高野)何で室長が?まあ成り行きだな。
でもう一度話し合って結論を出す。
(高野)楓ちゃんは?何とか修復したいと思ってるみたいだけどそれから会ってないからな。
先輩のマンションにいるんじゃないんですか?いや。
室長のホテル。
室長。
大変ですね。
元夫の家族の騒動に巻き込まれて。
(高野)いやぁ。
また一緒に飲めるなんてうれしいな。
それで?離婚阻止のアイデアって?あっ。
そうだった。
俺たちが結婚するっていうのはどうかな?はあ?
(高野)いやいや。
誤解しないで。
ホントにするんじゃなくて。
(楓)じゃあ何ですか?ほら。
結納とか式の準備とか結婚式披露宴とか。
親の仕事ってたくさんあるじゃない?そのたびに2人で顔を合わせるでしょ?それで?
(高野)うん。
最後には結婚式で幸せな俺たちの姿を見て感激。
そして極め付きは披露宴で楓ちゃんから両親への感謝の手紙。
「お父さん。
お母さん。
今まで育ててくれてありがとう」「結婚生活は山あり谷ありかもしれないけど2人を見習って一生高野さんについていきます」もうここまできたらお父さんもお母さんも離婚するなんて言いだせないでしょ。
ねっ?あれ?私高野さんと結婚する気ないから。
この計画はなし。
あっ。
そっか。
そうだよね。
うんうん。
なしにしよう。
なしに。
私もともと結婚に興味なかったけど結婚じゃ幸せになれないって分かっちゃった。
あっ。
そう?考えてみたら私の周り失敗した人ばっかりだもん。
再婚してうまくいってる人もたくさんいると思うよ。
いいじゃない。
結婚なんかしなくたって。
でも少子化の問題とかもあるし。
ただ付き合うんじゃ駄目なの?日本経済を考えるとね。
日本経済?
(高野)えっ?私たちの話なんだけど。
(高野)えっ!?付き合いたくないならいいけど。
(高野)いやいやいやいや…。
親には離婚してほしくないけどね。
(せきばらい)でご両親は今どうしてるの?
(一子)この間ね久しぶりに表参道行ってさ。
スイーツ店の行列に私2時間も並んじゃって。
(女性)2時間?
(一子)まあでもさ急いで帰って夕飯の支度しなきゃいけないとか時間に縛られないからさもう超うれしくって。

(音楽)
(インストラクター)アーユーレディー?
(一同)イェーイ!
(インストラクター)ワンモア。
アーユーレディー?
(一同)イェーイ!
(インストラクター)イェイ。
アーユーレディー?
(一同)イェーイ!
(インストラクター)ポジション2ラン。
(インストラクター)ユーガットイット。
ゴー。
ゴーファスター!
(掃除機の電源が切れる音)
(内田)何?チッ。
ああー。
何よ?どうなってんの?うわ!?
(森田)おおー。
(一子)ああー。
(森田)何か顔色いいっすね。
(三子)友達とおいしいものばっか食べてんでしょう?
(一子)今まであの人に遠慮してきたからね。
でも何か飽きちゃった。
(三子)えっ?キャプテン。
CHACONNEはランチやんないの?えっ。
やりたいけど。
だって人手が足りないもん。
私にやらしてくんない?ランチ。
姉ちゃんが!?
(一子)もうさ遊んでるだけっていうのもさ何か疲れちゃうのよ。
ほら。
旦那から慰謝料幾ら取れるか分かんないしさ。
(三子)まず取れないでしょ。
お兄さんが浮気したわけじゃないんだから。
(一子)当てにはしてないわよ。
これからの人生女も生きていくには働かなきゃいけないじゃない。
でも私主婦しかやったことないしな。
ただ料理だけはすっごい自信あんの。
(三子)お姉ちゃんの料理プロ並みだよ。
よし。
分かった。
じゃあ早速メニュー会議だ。
(一子)ありがとう。
あのね私の得意な料理はね。
えっとね。
煮込みでしょ。
それからね…。
だんらんカレー。
開店2週目の営業利益ですが…。
1週目より1割アップしました。
(一同)おお!よっしゃ!皆さん。
この調子で頑張りましょう。
(一同)はい。
よし。
(高野)室長。
先輩。
CHACONNEにランチ行きませんか?いいわね。
ちょっと遠いけど。
姉ちゃんも頑張ってるみたいだし。
(高野)ええ。
(バイブレーターの音)
(高野)楽しみですね。
ええ。
(高野)はいどうぞ。
ありがとう。
(一同)いらっしゃいませ。
あっ。
ちょっと待ってね。
(高野)はい。
(中野)はい。
お待たせしました。
(高野)ほう。
盛況ですね。
ええ。
(一子)お待たせしました。
ご飯お代わりできますからね。
これ雑穀米なんです。
体にいいんですよ。
あれ?来てくれたの?はい。
(一子)何かさとってもうれしいのよ。
みんなが私の料理を笑顔で食べてくれて。
いいですね。
(一子)ほら。
家じゃさ笑顔とかなかったでしょ?「お前が作るのが当たり前」みたいな顔して。
(中野)お待たせ。
あっちの席片付けるからどうぞ。
(咲・高野)ありがと。
はい。
(一子)じゃあね。
はい。
(高野)何か生き生きしてますね。
楓ちゃんの誕生パーティーのときに比べて。
そうね。
こんにちは。
(内田)ああ。
ごめんね。
わざわざ。
いえ。
姉がCHACONNEでランチを始めたのご存じですか?
(内田)ああ。
楓が教えてくれたよ。
よかったら行きませんか?自分の嫁さんの料理を金出して食べるの?あっ。
(内田)二郎君。
一子はどうするつもりなのかな?さあ?話してないんで何とも。
(内田)ああ。
どうしたら考え直してくれるかな?お兄さんは離婚したくないんですね?
(内田)ああ。
とにかく料理や掃除が大変で。
最近の食事こればっか。
洋服もどこに何があるのか全然分からないし。
参った。
お兄さん。
そんなことなら別れた方がいいんじゃないですか?えっ?姉のこと家政婦さんと同じ扱いじゃないですか。
いや。
そういうわけじゃ…。
姉は人生のパートナーじゃないんですか?言って考えた。
「俺は咲を人生のパートナーと思っていたか?」って。
思ってたでしょ?うん。
仕事を辞めて子供を産んで家庭に入ってほしいと思ってた。
でも今日の咲は輝いてた。
じゃあ別れてよかったってこと?1カ月考えてもきっと別れてたし別れてよかったと思う。
離婚しなかったらインドネシアのプロジェクトには参加できなかったしニューヨークに行くこともクローキャピタルからヘッドハントされることもなかった。
(志穂)子供が欲しかったんじゃないの?でもやっぱり仕事を選んでた。
そうじゃなかったらきっと今ごろ子育てしながらもう一人の自分を思い続けてた。
いや。
別れちゃいけなかった。
1カ月考えてたらきっと浮気のことは嘘だって話してた。
そして俺の気持ちを正直にぶつけた。
咲には仕事を辞めてほしかった。
家庭に入ってほしかった。
子供を産んでほしかった。
でも咲の仕事を応援したかった。
矛盾してるかもしれないけど正直な気持ちだ。
きっと咲も正直に話してくれたんじゃないかな?家庭に入りたい。
子供も産みたい。
でも仕事もしたい。
複雑な気持ちだな。
でも正直に話し合ってたら…。
二郎ちゃん。
別れたことを後悔してるんだ?うん。
でこれからどうすんだ?
(一子)ああ。
こんにちは。
あら。
姉ちゃん!?どういうことだよ?
(一子)だから話し合いはもう終わったの。
結論を出したということですか?えっ!?やっぱり離婚する。
(一子)二郎。
咲ちゃん。
届出して。
ちょっと待ってよ。
お兄さんは納得してんの?
(一子)だから来たんじゃない。
疑うんだったら電話して聞けば?分かりました。
提出してきます。
ちょっと。
よろしくね。
咲。
これから私ランチで忙しくなるから。
じゃあね。
行きましょう。
午後は会議で動けなくなるから。
もう1回話し合った方がいいんじゃないか?もう無駄でしょ。
ホントに出すのか?うん。
これでいいのか?離婚するしかないのよ。
私たちと同じ。
お願いします。
《お願いします》仕事に戻りましょう。
2015/10/23(金) 13:25〜13:55
関西テレビ1
別れたら好きな人 #19[字][デ]【離婚の理想と現実】

元夫婦の二郎(綾部祐二)と咲(白石美帆)は互いを意識しながらも「部下と上司」のまま。しかし、業務目標を達成して祝杯をあげた翌朝、二人が同じベッドで目を覚ます!?

詳細情報
番組内容
<離婚の理想と現実>
 離婚までの猶予期間は決意を揺るがすか、固めるか。熟年離婚は得てして、女を自由にし、男を孤独にする。
 二郎(綾部祐二)と咲(白石美帆)に、離婚届の証人になって欲しいと頼む一子(小川菜摘)。咲は「一ヶ月後に出しませんか?」と提案する。自分たちの時のことを振り返ってみて、一ヶ月考える時間を持つことは無駄じゃない、と。
番組内容2
 二郎と咲は、喧嘩をしたそのままの勢いで離婚届を提出していたようにも思えた。そんな二人にとって、一子たちへの提案は、“もし自分たちが一ヶ月間考える期間があったら離婚しなかったか”を考える一ヶ月となる。
 一子は働き始めて、自分が働くことで他人が喜んでくれる喜びを知り、内田(大西武志)は妻のことを家政婦扱いしていたことに気がつく。
番組内容3
そして、咲はそんな一子を見て、子供か仕事が悩んでも、やはり仕事を選んでいたと考える。一方、あの時、離婚するまでの一ヶ月があったならと振り返った二郎は…。
出演者
木原二郎:綾部祐二 
根岸 咲:白石美帆 
木原めぐみ:秋元才加 
中野啓太:中村靖日 
木原三子:北川弘美 
高野 毅:篠田光亮 
内田 楓:疋田英美 
 ・ 
内田一子:小川菜摘 
江沢志穂:佐藤藍子 
森田茂樹:山口智充 ほか
スタッフ
【脚本】
伴一彦 
【音楽】
末廣健一郎 
得田真裕 
【主題歌】
ソンモ from 超新星「still love you」(♪YM3D) 
【エンディングテーマ】
Funky Galaxy from 超新星「ジーザス feat.アヴちゃんfrom女王蜂」(ユニバーサル J)
スタッフ2
【プロデュース】
後藤勝利(東海テレビ) 
仲 良平(よしもとクリエイティブ・エージェンシー) 
小池唯一(泉放送制作) 
亀井俊徳(よしもとクリエイティブ・エージェンシー) 
【演出】
木内健人 
【制作】
東海テレビ/吉本興業/泉放送制作
ご案内
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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