ひるおび! 2015.10.23


20年前、大阪市東住吉区で小学6年の女の子が死亡した火事で殺人と放火などの罪で無期懲役が確定していた女の子の母親と同居していた男性について大阪高裁は再審、裁判のやり直しを決めた。
また、刑の執行停止も決め、来週にも2人が20年ぶりに釈放される可能性が出ている。
大阪高裁です。
裁判所は火災の原因について、自白どおりの方法で放火することは困難であり、放火ではなく自然発火である可能性が否定できないとして、裁判のやり直しを決めた。
再審開始決定です、大阪高裁は再審開始決定。
1995年7月、大阪市東住吉区の住宅で、当時小学6年だった青木めぐみさんが焼死する火事があり母親の青木恵子元被告と一緒に住んでいた朴龍晧元被告が生命保険金を目当てに火をつけ殺害したとして無期懲役の判決が確定した。
再審をめぐる最も大きな争点は自白の信用性だった。
朴元被告は捜査段階で7リットルのガソリンをまいてライターで火をつけたなどと供述。
しかし、弁護団が自白どおりに放火ができるかどうか再現実験してみると…まき終える前にガソリンが気化し風呂釜の種火に引火した。
大阪高裁は火災の原因について放火ではなく自然発火した可能性が具体的に認められるとして、再審の開始を認めた。
さらに大阪高裁は、火災の発生原因について、車の給油キャップが完全に締まっていなかった可能性なども合わせると、車からガソリンが漏れる可能性も認められると言及した。
また、身柄の拘束期間が20年に及んでいることに照らすと刑の執行を今後も継続することは正義に反するとして、刑の執行停止も決めた。
一方、大阪高検は、2つの決定に対して異議を申し立てることが考えられるが、今後の裁判所の判断次第で近く2人が20年ぶりに釈放される可能性が出てきている。
青木元被告が収監されている和歌山刑務所前です。
先ほど青木元被告と接見した弁護士が取材に応じ、青木さんの様子について語りました。
青木さんは再審の開始についてはホッとした様子を見せた一方、釈放が早くて来週月曜日まで延びたことについては、何で今日出られないのと少し残念そうな様子を見せ、半々やねと話していたということです。
およそ15分間の接見の最後には笑顔を見せていたということで、釈放を心待ちにしている様子だったということです。
朴元被告がいる大分刑務所前です。
弁護士が今から2時間ほど前に刑務所の中に入りました。
今週月曜日にJNNの記者が面会したときには執行停止まで出るという最良のイメージが湧いてこないと話していた朴元被告だが横浜市内のマンションが傾いている問題で新たな事実。
データを改ざんしていた旭化成建材の現場の施工管理者は社内の調査に対し、ほかの作業員に遠慮してきちんと指示を出せなかったなどと説明をしていることがJNNの取材で明らかになった。
旭化成建材と親会社の旭化成は昨日、横浜市内のマンションでデータを改ざんした現場の施工管理者が過去10年間に関与した物件が全国で41件あり、今後、この41件を優先して調査を進める方針を明らかにした。
現場の施工管理者は、これまでの社内の調査に杭はすべて固い地盤に届いていたと思っていると説明している。
一方で、現場の中で年上の作業員などに対してきちんと指示を出せなかった、立場上、遠慮していた面があるなどという趣旨の説明をしていることが関係者への取材で新たにわかった。
旭化成の外部調査委員会では、施工管理者が横浜の杭打ち工事に関与した2005〜2006年当時、中京地方から東京に出てきた間もない時期だったことや現場の中で比較的年齢が若く機械の操縦者など、ほかの作業員に対してものを言いにくい立場にあったことも改ざんの背景にあると見ている。
また、石井国土交通大臣は会見で旭化成側に対し、来月13日までに旭化成建材が杭打ち工事をした3040件についてデータの改ざんがなかったか報告を求めることを明らかにした。
杭打ちのデータを改ざんした問題の現場代理人が全国で最も多い23件と全国で最も多かった愛知県では、自治体の担当者がどの物件が問題なのかわからず、対応に苦慮しながら独自に調査を始めている。
旭化成建材の現場代理人が杭打ち施工に関わった物件が過去10年で全国咲いたの23件に上る愛知県。
物件名は公表されておらず、県や市町村が対応に苦慮しながら独自の調査を行っている。
このうち豊田市は市内の小学校市内の小学校1校で旭化成建材が杭打ち工事をしたことを明らかにしたが、問題の現場代理人が担当したかはわからないとのこと。
また県も先ほどの会見で、県発注の建物1件で旭化成建材が杭打ちをしていたことを明らかにした。
現時点でいずれの建物にも異状は見つかっていないとのこと。
宮城県七ヶ浜町の住宅で母親と長男と見られる遺体が相次いで見つかった事件で、長男の所在について、同居していた次女は仕事で家を出たなどと説明していたことがわかった。
中継。
宮城県七ヶ浜町です。
規制線の奥に見えます警察車両の先に現場となった住宅があります。
この家では57歳の長男が今年4月頃から行方不明となっていた。
七ヶ浜町の住宅では佐藤かのさん87歳と見られる遺体に続き昨日、床下から後頭部が骨折した中年男性の遺体が見つかった。
所持品などから長男と見られている。
この長男について、同居していたかのさんの次女は、仕事で家を出たなどと近所の人に説明していたことがわかった。
警察が事情を知っていると見られる次女の行方を捜している。
日本国内に住むすべての人に12桁の番号を割り振るマイナンバー制度で番号を各世帯に知らせる通知カードの配達が今日、一部の地域で始まった。
今日午前9時、青森県青森市の郵便局では、マイナンバーの通知カードの入った簡易書留を乗せ局員が配達作業に出発した。
そして30分後、県内で最初に79歳の女性が通知カードを受け取った。
通知カードは簡易書留で配達され、11月末頃までに全国のおよそ5500万世帯に配達される予定。
自民党の船田元衆議院議員は自らの憲法改正推進本部長の更迭人事について、安全保障関連法に反対する議論の引き金を引いたと責任を認めた。
自民党は党の憲法改正推進本部長について船田氏を交代させ後任に森英介元法務大臣を充てる人事を今日の総務会で正式に決定した。
船田氏は今日午前、今回の人事は更迭と受け止めなければいけないとした上で、党として推薦した憲法学者が国会の参考人質疑の際、安保関連法は憲法違反と明言し、反対の世論が広がったことの引き金を引いたと責任を認めた。
一方で、早晩憲法問題の観点から議論されることは当然あったと思うとも述べ、悔しさもにじませている。
また総務会では、党に1億総活躍推進本部を新設し、本部長に逢沢一郎衆院議員を充てることや小泉進次郎前復興政務官の農林部会長への起用なども決定した。
来年のアメリカ大統領選挙の民主党の最有力候補、ヒラリー・クリントン前国務長官が出馬を表明してから初めて議会の公聴会に出席し、メール問題などをめぐって野党・共和党と直接対決した。
クリントン氏が入ってきました。
公聴会は議会で多数派の野党・共和党が開催を求めていたものでクリントン氏がこれを乗り切ることができるのかが注目されていた。
共和党側はクリントン氏が国務長官在任中にリビアでアメリカ領事館が襲撃され、大使ら4人が死亡した事件をめぐり、責任を追及した。
また、共和党側はリビアでの事件に絡めてクリントン氏が公務に私用のメールアドレスを使っていた問題についても普通ではないと批判したが、クリントン氏は終始、安定した答弁でかわしおよそ11時間に及ぶ公聴会を終えた。
バイデン副大統領が大統領選に出馬しないことを表明したのに続き、公聴会も乗り切ったことで、クリントン氏は民主党の指名候補争いを今後優位に進めることになりそうです。
政府は地球温暖化による被害を最小限に抑えるための取り組みをまとめた適応計画を初めて策定した。
豪雨による水害への対策や暑さに強い農作物の品種を開発することなどを盛り込んでいる。
公表された温暖化の適応計画案では、自然災害、農業、健康など7つの分野に分かれていて、自然災害については洪水を起こす豪雨が今後、さらに増加し、より大規模な水害が起きる懸念が高まっていると指摘。
対策として、決壊までの時間を引き延ばし、避難する時間を確保できるような堤防の構造を検討するほか、より災害のリスクが低い地域に住まいや都市機能を誘導していくとしている。
農業では果物や米など温暖化による品質の低下や現在の産地が今後、適地でなくなる可能性があるとした上で暑さに強い品種の開発を進めるとのこと。
また2050年頃には熱中症による死亡リスクがおよそ2倍になると見込まれていて、熱中症になりやすい農作業ではロボットを積極的に導入するとしている。
1億総活躍社会に向けた国民会議のメンバー決定。
安倍政権が目玉政策として掲げる1億総活躍社会の方向性について話し合う国民会議の民間メンバーにタレントの菊池桃子さんらが起用されることになった。
民間メンバーには菊池さんのほか、元総務大臣の増田寛也さんら15人が入っていて、初会合は来週29日に行われる。
68人が犠牲となった新潟県中越地震の発生から今日で11年。
旧山古志村では震災ダムにより住宅14棟が水没し、一部がそのままの状態となっているが長岡市は先月、震災遺構として保存する方針を決めた。
ただ現状のままでは建物が川の流れを妨げるおそれがあるとして保存に向けた対策が検討されている。
後任人事が混乱していたアメリカの下院議長選挙に野党・共和党のホープ、ポール・ライアン歳入委員長が立候補を表明した。
ライアン氏は強い保守志向で知られ、2012年の大統領選挙では共和党の副大統領候補に選ばれていた。
共和党内の分裂状況を受け、ベイナー下院議長が突然、辞意を表明。
後任人事は迷走していたがライアン氏の就任はほぼ確実で、共和党は大統領選へ向けた立て直しを急ぐことになる。
剣のような刃物を片手に生徒と肩を組む1人の男。
男は22日朝、スウェーデン南西部の学校でハロウィンの仮装だと思い込んだ生徒と写真撮影に応じた後12歳の生徒や教師を次々と切りつけ、2人を殺害した。
男は地元に住む21歳の男で、全国のニュースでもお伝えしましたが、20年前、大阪市東住吉区で小学6年生の女の子が死亡した火事で殺人と放火などの罪で無期懲役が確定していた母親と、同居していた男性について大阪高裁は、再審=裁判のやり直しを決めました。
この事件は、1995年に東住吉区の民家で火事があり当時小学6年の青木めぐみさんが死亡したもので母親の青木恵子元被告と同居していた朴龍晧元被告が母親の青木恵子元被告と無期懲役が確定していました。
2人は無実を訴えていて大阪高裁は「火事は放火でなく自然発火した可能性が具体的に認められる」とし、そのうえで朴元被告の自白内容について「有罪を認定するだけの根拠は無い」として再審の開始と刑の執行停止を決めました。
刑の執行停止は来週26日で2人は20年ぶりに釈放される可能性があります。
母親の青木元被告がいる和歌山刑務所前です。
朝から支援者が集まり、再審開始決定の速報が届くと「バンザイ」の歓声が上がりました。
先ほど元被告と接見した弁護士が取材に応じ青木さんの様子について語りました。
再審開始についてほっとした様子を見せた一方、執行停止が来週月曜日となったことについては「なんで今日出られないの?」と少し残念そうな様子であすが青木元被告の長男の28歳の誕生日なため21年ぶりに行う誕生パーティーを楽しみにしていたということです。
朴元被告がいる大分刑務所前です。
元被告は今週月曜日に記者が面会した際には「刑の執行が停止されるという最良の結果のイメージが湧いてこない」と話していたということですが午前9時半ごろに弁護士が中に入っていきましたので現在、まさにその最良の結果が本人に伝えられているとみられます。
また朝から朴元被告の支援者5人がこちらにきていました。
決定を電話で聞き、「大分刑務所に来てから20年間、月に1回激励しにきていた。
彼は無実の人です。
釈放されて当然。
感無量です」と語っていました。
きょう未明、大阪市住之江区の府道で道路の中央に何者かが置いたコンクリートブロックにバイクが衝突し運転していた男性が意識不明の重体です。
警察は殺人未遂事件として捜査しています。
警察によりますと午前0時ごろ大阪市住之江区の府道42号で、追い越し車線の中央に何者かが置いたコンクリートブロックにバイクが衝突し、転倒、運転していた51歳の男性が頭などを強く打ち意識不明の重体です。
コンクリートブロックは直径約30センチ高さ12センチで、警察は近くにあった標識の土台を何者かが移動させたとみて、殺人未遂事件として捜査しています。
2015/10/23(金) 11:30〜11:55
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