韓食政策協議会発足 韓国料理のユネスコ登録など推進

【ソウル聯合ニュース】韓食(韓国料理)のグローバル化に向けた政策を統括する韓国政府の「韓食政策協議会」が21日、ソウルの複合文化施設・コリアハウスで発足式を開き、初会合を行った。

 同協議会は品格ある文化としての韓食のステータスを高め、世界での韓流の広がりに寄与するとの趣旨で設立された。文化体育観光部と農林畜産食品部が主務機関となり、外交部、農村振興庁、文化財庁、韓食財団、韓国観光公社がこれを支援する。

 農林畜産食品部の李桐弼(イ・ドンピル)長官は初会合で、「これまでは各部処(官庁)がそれぞれ前だけを見て走ってきたが、互いに連携すればよりよい成果を出せるだろう」と述べた。

 文化体育観光部の金鍾徳(キム・ジョンドク)長官も、食文化に対する関心が次第に高まっており、今はシェフが有名人になる時代だと指摘。「商品開発と併せ、文化トレンドを反映した韓食のメニューとストーリー開発、普及に尽力したい」と意欲を語った。

 協議会は重点推進分野として▼韓食の価値再発見▼韓食と文化・観光の融合・複合拡大▼韓食と農産物加工品の海外進出支援▼国内外での韓食の広報強化▼韓食振興基盤の強化――の五つを掲げている。

 具体的には、韓食の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録、韓食情報オンライン統合プラットホームの構築、韓国国内のグルメ観光コース開発などを推進する。

 年内にそれぞれの振興政策の課題別履行計画を立て、来年2月の第2回会合で確定させる予定だ。また、12月には実務会合を開いて計画樹立の中間点検を行う。

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