南北離散家族の再会行事 北朝鮮メディアも相次ぎ報道

【ソウル聯合ニュース】朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会行事が20日、北朝鮮の景勝地・金剛山で始まったことを受け、北朝鮮メディアもこれを相次ぎ報じている。

 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は21日、北朝鮮が選んだ再会対象者が前日に韓国側の家族や親戚と団体面会を行ったことを伝えた。

 また「外の勢力により強要された民族分裂の悲劇の中、数十年も生死さえ分からず心の中で思い描くばかりだった肉親に会えた喜び、統一への熱望で、再会の場は沸き返っていた」と紹介した。

 朝鮮中央放送も同日、団体面会の様子を伝え、「われわれの主導的な措置と熱い同胞愛により実現した北南(南北)離散家族・親戚の再会は、全ての同胞と世界の関心の中で行われている」と自評した。

 これに先立ち朝鮮中央通信は20日、「われわれ側の再会者らは、自身と家族がわれわれ式の社会主義制度の下で張り合いのある幸せな人生を享受していることについて、南(韓国)の肉親たちに語った」と報じた。

 離散家族の再会行事は昨年2月以来、1年8カ月ぶり。行事は3日ずつ、2回に分けて行われる。今回はまず、22日まで北朝鮮が選んだ96家族・141人が韓国の家族ら389人と対面する。

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