ISに加担を企てた韓国人2人、旅券押収・出国禁止に

 韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は20日、国会国防委員会の国政監査で「最近、イスラム武装勢力『IS』への加担を企てた韓国人2人をさらに摘発して出国禁止とし、旅券を押収した」と報告した。ただし国情院は、これらの人物の身元を公開しなかった。

 また国情院は「大量殺傷目的で手製爆弾の原料『硝酸アンモニウム』を密輸入しようした外国人5人を摘発し、韓国への入国を阻止した。これらの外国人はISの同調者だということが把握された」と報告した。国情院の関係者は「韓国も、もはやテロの安全地帯ではない」と語った。

 一方、今年1月にトルコ・シリア国境地帯で行方をくらましたIS加担者の18歳の韓国人は、5月末以降、消息がはっきりしないという。国情院は今年2月「トルコで行方をくらましたこの人物は、韓国人として初めてISに加入し、未確認の場所で訓練を受けている」と公式発表し、その後もたんねんに行方を追ってきた。しかし20日の国政監査で国情院は「今年5月末以降、この人物がどうなったか確認できずにいる」と報告した。現在は、この人物が生きているかどうかも把握できずにいるという。これに先立ち一部のメディアは先月23日、中東の消息筋の話を引用する形で、米国・ヨルダン連合軍がシリア北部のIS外国人グループ部隊を空襲した際、この韓国人を含む約80人が死亡したと報じた。

 さらに国情院は「このほかにも、ISの宣伝・扇動サイトへのアクセスを遮断し、60万人分の量の史上最大規模の覚せい剤(600億ウォン相当=現在のレートで約63億円)密輸組織など計31件、165人の国際犯罪事犯を摘発した」と報告した。これとともに、国際司法当局が管理しているテロ関連者リストに、韓国国民も約1万1000人含まれていることを明らかにした。

キム・ウンジョン記者
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