【金剛山聯合ニュース】朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会行事が20日、北朝鮮の景勝地・金剛山で行われ、家族たちが約60年ぶりに感動の再会を果たした。
再会行事の開催は昨年2月以来1年8カ月ぶり。行事は3日ずつ、2回に分けて行われる。1回目は20~22日に北朝鮮側の再会対象者が韓国の肉親と、2回目は24~26日に韓国側再会対象者が北朝鮮の肉親とそれぞれ面会する。
この日は午後3時半ごろ、韓国の96家族389人と北朝鮮の96家族141人が金剛山離散家族面会所で最初の団体面会を行い、午後5時30分ごろに終了した。
面会が始まるとすぐに、涙を流しながら互いを抱きしめる家族で会場が埋まった。喜びと悲しみが入り乱れた中で約60年ぶりに言葉を交わした家族らは、これまでの人生や互いの健康を尋ね、かつて共に過ごした時間の記憶をたぐり寄せた。
同日夕方には韓国側が主催する夕食会が開かれ、家族が一緒に食事を楽しむ。21日には個別面会、団体面会、昼食会が、22日にはお別れ前の最終面会の時間が設けられる。3日間で計12時間にわたり家族で共に過ごす予定だ。2回目行事も同じ日程で進められる。