【ソウル聯合ニュース】韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は20日、北朝鮮が4回目の核実験を準備しているが、時期については差し迫っていないと明らかにした。国会情報委員会による国政監査で報告したと、与野党の幹事が伝えた。
国情院は北朝鮮に核弾頭を小型化する技術はなく、朝鮮労働党創建70周年を記念して行った軍事パレードで公開した新兵器についても性能は高くないと分析した。
また、長距離ミサイルを発射する準備は整っておらず、北朝鮮に影響力を持つ中国も長距離ミサイル発射に反対していると説明した。
国情院は北朝鮮の在外駐在官が今年だけで10月までに20人亡命しており、昨年の18人、一昨年の8人と比べ、増加傾向にあると報告した。現在、韓国に入国した亡命者の中には黄長ヨプ(ファン・ジャンヨプ)元朝鮮労働党書記ほどではないものの、高官が含まれているという。