【大田聯合ニュース】持続的な経済成長とグローバル課題の解決を模索する経済協力開発機構(OECD)科学技術政策委員会の閣僚会合が、20日に韓国中部の大田市で開幕した。21日まで。
19日に同地で始まった「世界科学首脳会議」のメーン行事で、OECD加盟国など57カ国の閣僚・次官級、12の国際機関のトップら各国・機関代表約270人が出席。「科学技術革新を通じたグローバル未来創造」をテーマに意見を交わし、向こう10年間の科学技術政策の方向性を決定する。今回は東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国も特別招待国として初参加し、過去最大規模で開かれた。
開会式には韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領、未来創造科学部の崔楊姫(チェ・ヤンヒ)長官、OECDのグリア事務総長ら国内外の要人が多数出席した。
開催国の議長を務める崔長官は式で「革新生態系(イノベーション・エコシステム)の構築に向けた各国の経験を共有し、協力を通じよりよい未来を築くための策が導き出されるよう願っている」とあいさつ。「韓国も国際社会の一員として経験とノウハウをOECD加盟国と共有する」と述べた。
開会式に続き、「科学技術の革新策」をテーマに初日の本会議が行われ、フィンランドのアホ元首相、李熙国(イ・ヒグク)LG技術協議会議長らが科学技術の革新に向けた提言を発表した。
その後は三つの分科に分かれ、国家革新戦略の樹立(政策設計・実行)、公共投資の影響力引き上げ、オープンサイエンスとビッグデータをテーマに討論を行った。
21日には「グローバル挑戦課題の解決に向けた科学技術革新」をテーマに2回目の本会議が開かれる。米パシフィック・ノースウェスト国立研究所の微生物学者、仏エコール・ポリテクニック(理工科学校)の気候学者、米オハイオ州立大の科学技術政策学者が基調演説に立つ予定だ。
続けて再び三つの分科に分かれ、医療分野の科学技術革新、持続可能な未来に向けた技術開発、包括的な成長のための科学革新をテーマに討論を行う。
崔長官らは締めくくりの会議の後に記者会見し、討論の結果をまとめた大田宣言文を発表する予定だ。