北京=斎藤徳彦
2015年10月23日21時27分
中国人民銀行(中央銀行)は23日、貸し出しや預金の基準金利と、金融機関から強制的に預金の一部を預かる預金準備率を、24日から引き下げる追加の金融緩和策を発表した。中国経済の減速で世界的に懸念が広がるなか、企業や個人がお金を借りやすくし景気の下支えを狙う。
追加緩和は、人民元の切り下げをきっかけに世界的に株価が下落した8月下旬以来2カ月ぶり。基準金利は1年物で0・25ポイント引き下げ、貸し出しは4・35%、預金は1・5%となる。
人民銀が昨年11月に金融緩和局面に入ってから6度目の利下げで、金利はすでに過去最低の水準にある。6月以降は、同時に預金準備率も引き下げることで、市場により大きな効果を与えることを狙っている。
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朝日新聞国際報道部
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