【ソウル聯合ニュース】20日午前、大阪・関西国際空港に着陸した韓国格安航空会社(LCC)イースター航空の旅客機からブレーキオイルが漏れるトラブルがあった。これを受け、滑走路が一時閉鎖された。
韓国国土交通部などによると、同機はこの日午前9時ごろ乗客162人を乗せて韓国の仁川国際空港を出発し、同10時15分ごろ関西空港に着陸。滑走路から乗客を降ろすボーディング・ブリッジに移動中、機長がブレーキの異常に気づいて機体を停止させた。その後、ブレーキオイルラインの破損によりオイルが漏れていたことが確認された。
乗客は、けん引車が機体を移動させるまで1時間半以上も機内で待たされたという。
同機が使用した滑走路は漏れたオイルを除去するため一時閉鎖されたが、正午すぎに使用が再開された。
国土交通部の関係者は「着陸後に起きたため事故とは見なせず、機体の欠陥と判断している」と説明。同機が整備を終えて韓国に戻ってきたら欠陥の原因を確認すると伝えた。
同機はこの日午前11時に乗客約100人を乗せて関西空港から仁川空港に戻る予定だった。代替機を使い、午後4~5時ごろ出発する予定だ。