(小林)すごいじゃないですか。
「キッチンが走る!」。
トキが舞う里で食材探し。
いや〜やっぱ縁起いいな。
最高ですね。
トキ色。
トキ色ですね。
やってきたのは日本海に浮かぶ新潟県佐渡。
実りの秋を迎えたこの島で一体どんな出会いが待っているのか。
旅する料理人は33歳の気鋭小林直矢シェフ。
生産者が食材に込めた情熱を華やかな器で表現したフレンチは今注目を集めています。
まずは佐渡の海の玄関口両津の港へ。
港が見えてきましたよ。
夜明けの港いいっすね〜。
あほらやっぱもう朝はやっぱ漁師さんいるわ。
あ結構いるわ。
おはようございます。
お邪魔しま〜す。
朝から大変ですね夜明けから。
・夜明け前からいるんだけどね。
あ夜明け前から。
夜明け前から。
うお〜まだ生きてんじゃん!これいつ取れたやつなんですか?
(左近)今揚がってきたやつです。
今揚がってきたやつだ。
何エビですか?これは。
(左近)まあまあ甘エビっていうやつですね。
9月から漁が解禁となった南蛮エビ。
一番の特徴はこの真っ赤な見た目です。
出会ったのは…
(左近)ちょっと食べてみたら?透明感ありますねこれ。
生きてる甘エビってなかなか食べる機会なくないですか?ないですね。
ねえ。
身はどうですか?うんホントだ!うん。
何か甘エビってねっとりしてるイメージありますけど…。
(左近)このタイミングで食べるとその食感は違うよね。
南蛮エビの漁は港から3時間ほどの沖合で行われます。
エビを傷つけずに取るために使っているのが専用の籠。
水深400mの海底にすむ南蛮エビを餌でおびき寄せ生きたまま引き上げていきます。
一回の漁で使う籠は何と1,000個。
引き上げるのに一晩を要する過酷な漁です。
左近さん自慢の南蛮エビ。
中でもオススメは特大サイズだといいます。
うわ!何かまた見た目が違うんですけど…。
子持ち?
(左近)うんそうですね。
子持ちは6年以上佐渡の海で成長した特別なエビ。
いい色してますねこれ。
大きいものだと体長15センチを超えるものも。
主に新潟市内の料亭やすし店に卸されています。
(左近)中でも一番大きなやつ…11年も生きるんですか?へ〜。
こういうのもいっぱい取れるときた〜!みたいな?そうですね。
自分が仕掛けて翌日行ってさ狙いどおりにはまる。
うわ〜!もうそれはもう…あ〜もう脊髄から喜ぶ感覚なかなかないですよね。
(左近)一晩中やってるからさ。
で大量に取れてるでしょ。
頭からもう変な汁出てるでしょ。
もう…もうね…もうハイな状態。
変な汁出てる…。
やばいっすね。
こうやって毎日ワクワクしてるわけですね。
取れたての南蛮エビを使って左近さんたちが漁のあとに食べているのが沖汁。
バイ貝でだしをとったみそ汁に子持ちの南蛮エビをたっぷりと放り込みます。
お〜!豪快。
豪快っすね〜。
10分ほど煮込むとエビの沖汁が完成。
(左近)もうつゆなんかほとんどないです。
・こぼれるぐらいにこんな感じで山盛りに…。
マジ…。
むちゃくちゃじゃないですか。
特盛りもいいとこですねこれ!汁よりエビの方が多い!
(左近)いい味が出てるはず。
あ〜しみわたる…。
おいしいな〜。
これ海の上で働いたあとね飲んだらたまらんでしょうね。
漁師の特権?うんそうだね。
やっぱり船に乗った人だけだね。
そうですね。
うん卵もおいしいですね。
おいしいっすね。
タラコみたいになるんですね。
最高っすね。
最高っすよねこれは貴重だわ。
左近さんご自慢の特大の南蛮エビを分けて頂きました。
ありがとうございます!
(左近)頼りにしてます。
このまんまでおいしかったっすからね。
でも面白かったですね。
面白かったです。
何かパワーをもらいましたね。
すごい良かったなと思いますね。
これまでも生産者とのふれあいを大切にしてきたという小林シェフ。
29歳の時フランスに渡り修業。
一流シェフのもとで料理の腕を磨きました。
去年その丁寧な仕事ぶりが認められ東京都内にあるレストランのシェフに抜てきされました。
モットーは自ら産地に出向き生産者の食材に込めた思いをくみ取る事。
静岡の農家が育てたこのジャンボマッシュルームもその一つ。
丸ごとグラタンの器にする事で大きさと見た目を生かしました。
小林シェフは生産者の情熱を表現する華やかなフレンチのひと皿を追求しています。
今回の旅も経験としてねまた。
そうですね。
すごい大きい…大きな経験だと思います僕にとって。
港を後にしたシェフと太陽君。
続いては内陸部へと向かいます。
お〜一面田んぼ。
水田が広がっております。
やってきたのは佐渡有数の米どころ国中平野。
秋を迎え稲穂がたわわに実っています。
あれトキ?あの白いのトキ?あ〜トキだトキ。
へ〜あれトキ?トキですね。
何と特別天然記念物のトキ発見!あ来たかなちょっとこっち。
来ないかな…。
うわ〜こうやって自然に飛んでるんですね。
ちょっとうれしいっすけど。
ねえ。
かつては全国に生息していたトキ。
乱獲と環境の悪化が原因で日本のトキは一度姿を消しました。
佐渡のトキ保護センターでは中国から贈られた親鳥をもとに飼育と繁殖が続けられてきました。
そして7年前からは放鳥を開始。
現在では150羽あまりのトキが佐渡の自然の中で暮らしています。
トキが暮らすのに欠かせないのが餌場。
この地域の農家は農薬を減らしトキの餌場となるような米づくりを行っています。
こんにちは。
こんにちは。
(相田)こんにちは。
相田さんですか?そのうちの一軒の農家を訪ねました。
トキいましたトキ。
いましたか。
いやもうあの稲刈りがちょっと始まってるんで稲刈りが終わった所の水辺を求めて今トキがだいぶ…今日も朝20羽ぐらい。
そんなにいるんすか?ざ〜っと。
結構トキがいるの日常茶飯事なんですね。
もうまたトキかみたいな。
お〜すげえ。
出会ったのは…日常茶飯事います朝昼と。
相田さん親子は20年にわたり農薬を減らした米づくりに取り組んできました。
(相田)いなごも食べますね。
やっぱりトキそんなに目が良くないですのであんまりいなごは得意ではないんですけども。
田んぼにはトキの餌となる生き物がたくさん生息しています。
(相田)すごいいる形にはなってますね。
絶好のすみかなんですね。
トキがすめる田んぼでおいしいお米を作りたいと父の康明さんが始めた工夫がこちら。
佐渡で取れるカキの殻を使った農法です。
カキ殻の浄化作用を利用してきれいな水を田んぼに流しています。
更にカキ殻のミネラル分が溶け出しうまみのある米が育つそうです。
何かいいですね海のものこうあってそれを利用して。
(相田)あとカキの殻を粉末にしたものもこれから稲刈りが終わるとあの父がバーッと機械でまくんですけども。
堆肥で入ってるんですか?そうですね入りますね。
カキで育ってカキできれいにして。
やっぱそんなにかかるんですか。
もう息子と一緒に一生懸命のばかになってやりますよ。
自分たちもトキに対する思いもありましたけどもやっぱり…気付いたらこの民家の周りの庭の所に巣を作り始めて。
へ〜!気持ちが通じてるんですね。
時刻はちょうどお昼どき。
相田さんの家で昼食を頂く事に。
自慢の米をごちそうになります。
忠明さんの3人のお子さんも加わり一家7人が勢ぞろい。
じゃあオープニングを。
(笑い)炊きたて御飯オープン!あ〜真っ白だ!銀シャリだ。
つやつやのコシヒカリ。
トキが暮らす田んぼで取れたお米です。
いただきます!
(一同)いただきます。
給食みたい。
(笑い)米おいしい。
おいしい。
(相田)ハハハ感じますか?愛情を感じますうん。
一粒一粒が立ってますね。
御飯おいしいでしょう?あはい。
え?あ早いね!もう食べたの?うわ左向いて右向いたらなかった。
は〜これが男の子ですね。
(相田)ハハハそうっすね。
天真君は将来夢ってあるの?何かなりたいものって。
う〜んと…お米づくりです。
お米づくり?お!すごい。
と漫画家になりたい。
掛け持ち?忙しいぞそれ。
初めて聞いたんだけど。
大気兄ちゃん。
ほら。
鬼太鼓は佐渡に息づく伝統芸能。
特に鬼の踊り手は重要な役目を担っているそうです。
格好いいじゃん佐渡のヒーロー。
将来の夢の一つの鬼太鼓。
鬼が中心となって舞い五穀豊穣の祈りをささげる鬼太鼓。
相田さんのお宅でも父から子へと受け継がれています。
その鬼太鼓を見せてもらう事に。
(太鼓)
(相田)掛け声が…。
(掛け声)「せっせっせっ…」
(太鼓)うわ!いやいやいやいや…。
すごい。
格好いいな。
(太鼓)わ〜もうすごい!感動やわ俺。
(笑い)うわこれはたまらん。
そろそろ肝心の食材を。
最後にお米を精米して頂きます。
やっぱ精米するとお米の香りが出るんですね。
ほのかに甘い。
精米した時に出る米ぬかも大切な食材。
相田さんのお宅ではこの米ぬかも料理に使うそうです。
(奈緒美)精米してすぐのものであれば母がこう煎ってごまあえにしたりとか。
(相田)ごまじゃないんですけどごまあえっぽくなるんですよ。
小林シェフどうやら米ぬかにも興味をもった様子。
相田さん一家が丹精込めて作ったコシヒカリと米ぬか。
分けて頂きました。
御飯もごちそうさまでした。
ありがとうございました!鬼太鼓ありがとうね。
(大気)はい。
ありがとうございました!またあした!
(相田)頑張って下さい。
ありがとうございました。
・ありがとうございますこちらこそ。
いや〜子供たちの鬼太鼓やばかったっすね。
そうっすねもう胸に響きましたね。
ドン!ときましたね。
きましたね。
気持ちの入ったお米何か使わせてもらえるんで…。
響きましたね。
響きましたね。
何か今からどうしようかなと思って。
続いてやってきたのは地元の直売所。
よ〜し!さあこれに乗っていってきます。
ここから太陽君とシェフは二手に分かれて食材探し。
いや〜ちょっと野菜…。
とうがんそうめんかぼちゃゆうがおか…。
安いなゆうがお。
安いな…。
あんまりやっぱり見た事ないような野菜もありますよね。
「かぐら南ばん」これどんな味なんだろう?「かぐら南ばん」。
「辛くて甘い肉厚食べ方味噌イタメニンニクと一緒に」。
ふ〜ん。
小林シェフが注目したのは神楽南蛮。
とうがらしの一種なんだそうです。
ちょっと使ってみようかな。
ちょっと今佐渡の食材探してまして佐渡の食材で何かオススメのものってありますか?いごねり?何ですか?海藻でできた寒天簡単に言うと。
海藻でできた寒天?ここ今ありますか?・あありますあの冷蔵庫の方に。
こっちか…これ?これか。
実は佐渡土産として人気の郷土食いごねり。
食物繊維たっぷりで美容や健康にいいと今注目を集めています。
すごいっすね全然ちょっとイメージ湧かないっすね。
結構必ず佐渡の家にはある?・そうですねほぼ毎日のように食べてる事が多いですね。
定番っていうか。
「いごねりもちっと」…ふ〜ん。
初めて出会ったいごねりに小林シェフ興味津々。
地元の人が愛する食材をどう料理に生かせるか。
ヒントを求めて製造所に行ってみる事に。
いごねり全く見た事もなければ使った事もないんで。
ちょっとホント楽しみっすね。
あありましたねいごねり。
どうも〜失礼します。
出会ったのは…
(山内)まずこれが原料のいご草という海藻になります。
日本海でしか取れない海藻でして…今煮てるんですね。
いご草から作るいごねり。
その作り方を見せて頂きます。
におい…やっぱ海藻っすよね。
(山内)フワッと海藻の香りします?しますします。
溶かしたいご草を専用の板の上で均等に延ばしていきます。
これを冷まして固めれば出来上がり。
江戸時代から佐渡の家々で作られていたといういごねり。
創業65年のこの店では伝統の製法を守り続けてきました。
いやこんなふうに作られてるとはちょっと思わなかったですね。
定番の食べ方を教えてもらいます。
細く切ったいごねりに刻んだねぎとしょうがをのせてしょうゆをたらすだけ。
うん。
さすがっすね。
食感面白いですね。
何かねっとりしてるんだけどそんなにこう歯にくっつくような感じもないしで磯の香りもして。
これをどう遊ぶかなんですよね。
遊んでもらえるかなんですよ。
伝統に縛られない食べ方を提案したいという山内さん。
地元のシェフと一緒になっていごねりの新たな可能性を追求しています。
あわよくばこれからの人たちが楽しむ食べ方っていうのが…私はこれから見ていきたいなと思ってて。
今までにはないような食べ方とか面白さが何か発見できたらいいなと思って。
(山内)是非是非遊んで下さい。
はい。
是非遊ばせてもらってよろしいですか?お願いします。
お願いします。
小林シェフ佐渡の郷土食いごねりをどう変身させるのか。
一方太陽君は…。
やっぱ佐渡島広いな。
走っても走っても島だ…。
あれ何だ?あ!俺の好きなイチジクがあるぞ!こんにちは!
(上杉)びっくり…。
あそれイチジクの木ですか?
(上杉)一応…。
あイチジクなってる。
(上杉)イチジク取ってるんですけど。
秋といえばこの時期は。
あ〜おいしそうですね。
イチジクを収穫していたのは…あお米の横にあえて植えてるんすかこれは。
(上杉)そうなんです土手…土手を利用して。
土手イチジク。
(上杉)うん。
その子が駄目。
こっちこういうのがいいんですよ。
はい取って〜もう落ちるよ〜っていう。
今が旬のイチジク。
熟れたものを頂く事に。
いっちゃっていいっすか?
(上杉)いっちゃって下さい。
あもう何の力もいらないですね。
うわ!びっくりした!
(上杉)主人です。
このイチジク何かおいしそうだったんで。
(上杉)一気に…一気にガバッといって下さいね。
一気に?
(上杉)一気に。
この熟れ方最高ですね。
いただきます!一気に。
お〜…。
うん!やわらかさ甘さばっちり!あ〜おいしいわ!もしかして当たり?当たり当たり!これはお父さんの代から果樹としてやってたわけですか。
このイチジクは今年3月に亡くなった父一夫さんが育てていたもの。
今は育子さんが世話をしています。
農家の一人娘だという育子さん。
実は農業を継ぐ気は全くなかったといいます。
中学高校ぐらいは…良かったゲットしてね。
ホンマや。
よくつかまえましたね。
まさかこんな事になるとは思わなかったですよね。
こっちはね。
育子さんは23歳の時佐渡に赴任していた信二さんと結婚。
転勤族だった信二さんと一緒に島を出ました。
そんな育子さんのもとにイチジクが届くようになります。
父一夫さんが手塩にかけたものでした。
その時育子さんは農業にひたむきに打ち込む父の姿勢に初めて気付かされたといいます。
何となくこうやっと分かってくるっていうか分かってきたっていうかきっとこういう思いだったんだろうな…。
5年前育子さんは佐渡の実家に戻り農業を始めました。
父と一緒にイチジクを佐渡名物にしたい。
そんな思いでイチジクに取り組み始めた矢先父一夫さんが病気で他界しました。
しょっちゅう怒られてばっかりだったから。
逆にそういうのってでも忘れないですよね。
やだ〜!どうしてこう…泣いてしまったら駄目じゃない。
お父さんの何か愛情もすごく何か…伝わってきます。
まだね…お会いはできなかったですけども。
そっか…イチジク見るとお父さんがいるんだ。
お父さんから受け継がれたこのイチジク。
お願いしたいです。
来年も頑張れるように。
頑張れるように。
ちょっと大事に使わせて頂きます。
(上杉)来年も頑張れるように。
ダダダダダダー!出ましたねイチジク。
イチジク。
いや〜すごいですね。
亡くなったお父さんが愛する娘に残した魂のイチジクです。
魂のイチジク。
一口でいきましたね。
いっちゃった!おいしい!おいしいですよね。
いっぱい巡りましたね。
そうですね。
出会いましたね。
出会いましたね。
やっぱり佐渡の人はホントに取り組んでる姿がホントに一生懸命なのでやっぱりそれを応援したいなと思いますし何かあしたそういったのを少しでも形にできればいいかなと思います。
赤く染まった佐渡の夕暮れ。
収穫の秋を迎えた稲穂の里での食材探しの一日が終わりました。
翌朝思わぬ幸運がシェフと太陽君を出迎えてくれました。
太陽さんトキ!トキいる。
トキだ!ホントだトキだ。
すごいじゃないですか。
昨日に続いて今日もトキがいた。
やっぱ縁起いいな。
トキ色ですね。
やっぱ白じゃないんだな。
ちょっと赤みがかるんですね。
飛んでる姿がきれいですよね。
やっぱ違いますね何か羽の動かし方とかも。
田んぼとトキめっちゃ似合いますね。
料理にも幸運が舞い降りるんじゃないですか。
幸先良いスタートを切った小林シェフ。
今日は佐渡の食材を使ったフランス料理のコースメニューに挑戦します。
いごねりです。
いごねり。
1品目は前菜。
遊んでほしいと言われたいごねりを使います。
小林シェフ何とそのいごねりを鍋の中へ。
いご草を溶かして固めたいごねりをまた溶かす?一体どうするのか。
これに加えるのはぴりっとした辛みが特徴の神楽南蛮。
ちょっとでもこの辛さ生かしたいですね。
ちょっとピリッとしたアクセント。
うん。
鮮度抜群ですね。
ね〜この南蛮エビ!甘さが特徴の南蛮エビをいごねりに合わせます。
一回くぐらせて少し足りないようであれば上からちょっとかけてやって。
こういう事ですね。
いごねり面白いっすね。
面白いですよね。
また可能性が広がるというか。
最後は皮まで使ったイチジクのソース。
見た目も華やかなひと皿。
佐渡の秋の味が詰まった前菜の完成です。
小林さんいい感じですか?このだしが。
2品目は佐渡の新しい名物になってほしいという願いを込めたメイン料理。
左近さんの沖汁をヒントにだしをとります。
うわやばいっすね。
昨日の沖汁だ!エビの殻とバイ貝でとっただしを使ってお米を炊くようです。
プラス卵。
そうですね南蛮エビの卵。
これもはい。
南蛮エビの貴重な卵も投入。
さあ炊けましたオープン!あ!でもいい香りしますよ。
エビのうまみがたっぷり詰まった御飯が炊き上がりました。
でもこれで終わりじゃありません。
小林シェフ佐渡の南蛮エビの大きさを生かし天ぷらにして揚げていきます。
エビの頭は素揚げに。
最後にフレンチの技。
生クリームと塩を使って特製のホイップバターを作ります。
これをどう合わせるのか。
最後の仕上げはお披露目会で。
3品目は佐渡で出会った全ての食材をデザートに。
まず作るのはイチジクを佐渡の日本酒で甘く煮込むコンポート。
きました!つかりましたね。
いい色。
育子さんのねこの思いが詰まってますから。
続いては精米の時に出た米ぬか。
やっぱりこの米ぬかもねせっかくやっぱり栄養価がねありますしもったいないですからね。
煎った米ぬかに砂糖を入れます。
うん…いや面白いっすね。
いいっすね面白いっすね。
煎った香りと米の香りと。
やっぱ米ぬかは米なんだな。
ここでいごねりが登場。
一口サイズに切り分け煎ったぬかを振りかけます。
うわ〜いごねりがスイーツになった!これでおいしく焼けてると思います。
そして南蛮エビも煎餅に。
佐渡で出会った食材全てが出そろいました。
いよいよお披露目会スタートです。
はいできました〜!お待たせしました。
は〜い失礼致します。
集まってくれたのは…1品目はいごねりで包んだ南蛮エビにイチジクソースの甘酸っぱさを添えた前菜。
フレンチの小林シェフならではの上品に仕上げたひと皿です。
いごねりの中に入ってるのがねこれ神楽。
いごねり溶かしました。
ソースと食べてもらって。
早いっすね左近さん。
(左近)いやおいしかった。
良かったです。
いごねりと食べるとどんな感じですか?
(上杉)え〜!っていう。
組み合わせ自体が全然想像つかないし。
ホントにありがたいです。
こうやって遊んで下さいって昨日お話ししてたんでええ。
こうきたかっていう感じです。
2品目のメイン料理はエビ尽くし。
エビ御飯の上に南蛮エビの天ぷらを盛りつけて丼ぶりものにします。
多分いっぱい取ってもあります。
左近さんがいっぱい取ってきてくれたんで。
ときめき丼。
ときめき丼!ちょっとこれは名物になるか食べて頂きましょうか。
ここで最後の仕上げ。
フランス料理らしくホイップバターをかけて頂きます。
フレンチになるんじゃないですか?これで。
ホントだ。
お国が変わったんじゃないですか。
違いますね。
(奈緒美)違います。
(相田)これ合いますね。
すごい。
(上杉)す〜っと流れていくの。
米が?うん。
うれしいっすね。
ブリカツやっぱね名物ですけども。
お〜!トキトキトキ!ときめき丼の時にトキ来たよ。
トキ〜!いいですね。
これが佐渡なんですね。
は〜いデザートです。
(上杉)人の方に目が…自分の所が待てなくて。
おしゃれ。
ではこちらの料理何でしょう?佐渡の愛情フォーエバーです。
愛情フォーエバー!きました。
最後は佐渡の生産者との出会いと感動を表現したデザート。
4組全ての食材を使った旅の集大成です。
これはおいしいな…。
これ全部一緒に食べると…。
(上杉)これいい感じで。
私好きかも!女子受けしますね。
(上杉)このスイーツ絶対いい!イチジクのコンポートは佐渡の日本酒使わせて頂いてこちらでコンポートしてます。
(相田)トキ色っすねホントだ。
トキ色なんですよ。
・おいしい。
このイチジクだと食べたら…。
おいしい。
お父さん何て言いますかね?
(上杉)いやでも…。
今日父のお誕生日なんです。
こんな事がありえるんですね。
じゃあお父さん見てますねじゃあね。
見てますね。
すごい…誕生日なんだ。
常に仕事やってる時なんかで思ってるんだけれどもずっと好きな昔の人の言葉で生き残るのは強いものが生き残るわけじゃない…ずっとこうそうありたいなって思ってるんだけれども。
ありがとうございましたホントに。
いいお言葉もらいましたね。
ホントにうれしいですね。
人の思いって必ずのってますからね。
でもそれってやっぱり生産者の人に会ってみないと分かんなかったりするしふれあって感じるって事はすごい僕はホント勉強になったなと思います。
経験値上がりました?経験値…はい。
少し上がりました。
(笑い)謙虚ですね。
ええ。
まだまだ伸びしろあると思ってます。
ありがとうございます!さすが…そこでツッコミ頂きました。
この熱い人たちそしてね豊かな食材。
これが佐渡島なんですね。
最高でした。
最高ですね。
いや皆さんどうもありがとうございました。
ごちそうさまでした!ありがとうございました。
(拍手)恵み豊かな佐渡の秋。
出会ったのはふるさとの誇りを代々受け継いできた人々。
そしてトキが舞う里で育まれる家族への深い愛情でした。
(太鼓)
(太鼓)2015/10/20(火) 15:15〜16:00
NHK総合1・神戸
キッチンが走る!「トキ舞う稲穂の里で 絶品フレンチ!〜新潟・佐渡市〜」[字]
トキが舞う新潟県佐渡島で食材探し。今が旬の日本海の恵みや佐渡のソウルフードを、気鋭の料理人・小林直矢シェフが絶品フレンチに。さらに、トキとの感動の出会いも!?
詳細情報
番組内容
日本海に浮かぶ新潟県佐渡島、トキが舞う稲穂の里をキッチンワゴンが走る!そこで出会うのは、今が旬の海の幸、トキとの共生を目指す農業を営む一家、佐渡の食卓に欠かせない謎のソウルフード、そして、亡き父親の思い出が詰まった甘酸っぱい果実など。旅人は、フランス料理の小林直矢さん。本場フランスで修行を積んだ気鋭のシェフが、佐渡の豊かな食材や情熱あふれる生産者たちとの出会いと感動を、絶品フレンチで表現する。
出演者
【出演】フランス料理…小林直矢,【リポーター】杉浦太陽,【語り】高橋克実
ジャンル :
バラエティ – 料理バラエティ
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
情報/ワイドショー – グルメ・料理
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