(塚本)家族食堂再スタートです。
(宮島)目標金額の2割増しです。
(一同)よっしゃー!
(咲)今日は喜びましょう。
祝杯を挙げましょう。
(二郎)何でいるの?
(咲)それはこっちのせりふ。
何で私ここにいるの?
(二郎)知らないよ。
昨日は打ち上げでシャンパン飲んで…。
赤ワイン飲んで…。
解散…。
したよね?したよねって…。
えっ?違う。
解散を。
するわけないでしょ。
あっ。
えっ?ブラジャー外れてる。
じゃあやっぱり…。
いやいやいやいや。
あり得ないから。
・
(一子)二郎!
(一子)あっ。
何でだよ?姉ちゃん。
(一子)「何でだよ?」ってあんた。
こっちのせりふよ。
何で部屋の鍵開いてんのよ?マンションの入り口オートロックだったろ?
(一子)そんなの入る隙いくらでもあるから。
何しに来たんだよ?
(一子)あのさ…。
(一子)あっ。
楓?まさか!おい。
楓。
どこ行った?何かもう取り込み中っぽいからいいわ。
またにするわ。
いや。
あのう。
ちょっと。
よかったわねぇ。
よりが戻って。
えっ?じゃあね。
めぐみちゃん。
ああ…。
1軒目しか覚えてないな。
何で?「何で?」って。
咲は?1軒目。
駄目じゃん。
あなたがでしょ?あのなぁ。
ったく。
とにかくはっきりさせましょう。
いや。
いいけど。
今日咲取締役会じゃなかったか?あっ!ああ!おい。
あっ!間に合うか?分かんない。
とにかく。
うん?ハァー。
におう?大丈夫。
ジロ。
ジロ。
ワン。
私何した?おはよう。
(高野)ハァー。
おはようございます。
何だよお前?まだ落ち込んでんのかよ?
(高野)だって。
予想外過ぎて。
普通結婚考えてるって「ああ。
真面目に私のこと考えてくれてる!」って感激するとこでしょ?俺に聞くな。
おい。
しっかりしろよ。
19歳に振り回されてどうすんだよ?
(高野)先輩は?ああ?まあ確かに俺も楓に振り回されてるか。
(高野)じゃなくて昨日のことですよ。
昨日のこと?
(高野)先輩。
あれからどうしたんですか?「あれから」って?
(高野)いや。
昨日1軒目出た後室長と騒いでたじゃないですか。
「もう1軒行こう!」って。
それで?
(高野)いや。
「それで?」って。
こっちが聞いてるんですけど。
みんなは行かなかったの?
(高野)行きませんよ。
もう1時過ぎてたんですよ?じゃあ俺と室長2人で?覚えてないんですか?・おはよう。
(高野)あっ。
室長。
取締役会どうでしたか?ああ。
社長以下私たちの仕事ぶりを高く評価してくれてます。
さらに頑張りましょう。
はい。
室長。
洋服昨日と一緒じゃないですか?もしかしてどこか泊まったんですか?泊まっていません。
(高野)えっ?・
(音楽)
(インストラクター)1・2。
1・2・3。
ザッツライト。
ハッ。
イヤー。
(インストラクター)ザッツライト。
イヤー。
ハッ。
シェーキングゴー。
シェークシェークシェーク…。
(楓)どうぞごゆっくり。
・
(入店音)
(楓)いらっしゃいませ。
(楓)何だ。
高野さんか。
(高野)どうも。
そんな露骨に嫌な顔しなくても。
(楓)何か用事ですか?
(高野)あのう。
誤解だから。
(楓)何が?
(高野)いや。
ほら。
先輩が変なこと言っちゃったみたいだけどそんなこと全然ないから。
(楓)「そんなこと」って?
(高野)いや。
だから俺楓ちゃんと結婚したいなんて全然思ってないから。
(楓)へえー。
もう遊びよ。
うん。
軽い遊び?うんうん。
(楓)そう。
(高野)何人かいるんだよね。
うんうん。
楓ちゃんみたいに遊べる存在?うんうん。
(楓)じゃあそういう子と遊べばいいじゃない。
あれ?
(楓)私もうすぐ二十歳だから真面目に考える人がいいな。
(高野)えっ!?・
(入店音)
(高野・楓)いらっしゃいませ。
(高野)ちょっちょっちょっ…。
ちょっと待って。
俺真剣に楓ちゃんのこと考えてるから。
(楓)どっち?
(高野)えっ?
(楓)真面目に考えてるの?軽く考えてるの?どっちかだよね?
(楓)どっち?真面目に考えてる。
(楓)さようなら。
(高野)あっ…。
(高野)ちょっ…。
二者択一乙女の心読みきれずかな。
字余り。
・
(中野)ありがとうございました。
(一同)いらっしゃいませ。
やあ。
いらっしゃい。
(中野)長男なのに二郎ちゃん。
昨日は盛り上がったね。
えっ?昨日俺来たの?
(中野)二郎ちゃん。
覚えてないの?うん…。
もしかして咲と?そうだよ。
2人で肩組んで。
久しぶりに咲ちゃんのバカ笑い見たなぁ。
笑ってたか。
(中野)会社じゃ見たことない笑顔だった。
ああ。
咲ちゃんってこうだったなって思い出した。
まったく覚えてない。
何あれ?
(中野)Pepper君。
Pepper君?
(森田)お前たちが持ってきたんだろ?
(中野)咲ちゃんが「この子にも一杯ごちそうして」って。
うわぁ。
酒癖悪い。
(森田)お前も同罪だ。
はい。
(中野)Pepper君。
返しに行かなきゃ。
でどっから連れてきたの?あっ。
それより俺たちどうやって帰ったの?
(中野)「どうやって」って。
咲ちゃん。
二郎ちゃんちに泊まったんじゃないの?いや…。
(森田)泊めれるわけないよな。
めぐみちゃん帰ってきてんだから。
(中野)えっ?どういうこと?
(森田)三ちゃんから電話があったぞ。
(中野)何で三ちゃんが知ってるの?姉ちゃんか。
(三子)そう。
二郎ちゃんのところに行ったら2人でベッドにいたって。
(志穂)あららら。
咲。
(中野)よかったじゃない。
めぐみちゃん戻ってきて。
あっ。
うん…。
そうともいえないだろ。
(中野)そっか。
咲ちゃんと盛り上がってきたとこだったもんねぇ。
(森田)いや。
しかもさめぐみちゃん男と逃げてんだろ?100万円だって取っていったまんまだぞ?お前。
(森田)それを何ですぐ受け入れちゃうかね。
いいんじゃない?
(志穂)せっかく盛り上がってたのに。
(三子)盛り上がってたって二郎ちゃんと咲ちゃん?
(志穂)そうなんです。
盛り上がってないって。
(志穂)咲。
認めようよ。
二郎さんのこと見直し始めてたでしょ?
(三子)だとしたら二郎ちゃん。
どういうつもりでめぐみちゃんと?いや。
私に聞かれても。
(三子)追及する。
いや。
私どうでもいいから…。
(三子)私が許せないの。
いや。
あのう…。
・
(ドアの開閉音)あっ…。
(志穂)どうでもいいの?咲。
実は…。
ベッドにいたのは咲なんだ。
ベッドにいたのは私なの。
(3人)えーっ!?
(中野)めぐみちゃんじゃなくて…。
(森田)咲ちゃん!?姉ちゃんが勝手に勘違いした。
そうなの。
勝手に勘違い。
(志穂)えーっ。
ということは元さや?違う違う。
何もなかったし。
(森田)ホントか?たぶん…。
(志穂)覚えてないの?
(中野)そんなことってある?うーん…。
(森田)二郎。
昔もあったって言ってたよな?
(中野)じゃあ昨日も…。
いや。
ないよ。
(志穂)勢いで。
してないって。
(志穂)とは言い切れないよね?
(森田)エッチはないけどキスぐらいはしてるんじゃないの?
(中野)何?今のリアクション。
(志穂)したんだ?イヌイットのね。
はい?《ジロ。
ジロ》北極は唾液も凍る寒さだからイヌイットはそうやってキスするんだって。
って話を新婚のときに聞いて「面白い!」ってなって出掛けるときは鼻キッスするようになったの。
それが習慣になっちゃって。
(志穂)ついやっちゃった?「ジロ。
ジロ」も。
何それ?ほら。
俺犬みたいだろ?見た目も名前も。
(中野)『南極物語』のタロ・ジロね。
だからそうやって顎をくすぐるんだ。
でワンって答えるの?変な夫婦。
鼻キッスはケンカしても出掛けるときは必ずしようって約束してた。
仲直りのきっかけになるからね。
(森田)なるほど。
俺たちその約束を最後まで守った。
最後って離婚するまで?うん。
でも気持ちがないのが分かるんだよな。
鼻の感触で。
義務でしてることが伝わってくるの。
あのときの寂しさ。
何かつらかったなぁ。
(森田)で久しぶりにしてどうだったんだよ?えっ?
(森田)ドキドキしたんじゃねえか?ドキッとした。
外に出て「私何した?」って。
(森田)そういう習慣が自然に出るってことは前より距離が近づいたってことだな。
うん。
いや…。
あのころはよかったなぁなんて思ったんでしょ?ちょっとね。
一瞬ね。
取りあえず乾杯しよう。
今日は飲めないって。
(志穂)一歩前進したわけだし。
してない。
家族食堂も再スタート。
二郎たちも再スタート。
いいじゃねえかよ。
うーん。
再スタートしない。
・
(ドアの開く音)
(森田)おう。
ご苦労さん。
(三子)二郎ちゃん。
どういうつもり?咲ちゃんとうまくいきかけてたんでしょ?何でめぐみちゃんと。
(中野)三ちゃん。
それはね…。
(森田)ホントだよなぁ。
三ちゃん。
(中野)えっ?
(森田)面白いじゃねえかよ。
(三子)二郎ちゃん。
ちゃんと説明しなよ。
ちゃんと説明したらまためんどくさくなるなぁ。
(三子)うん?
(森田)三ちゃんさ。
二郎悪いやつなんだよ。
どうしたらいいかな?めぐみちゃんと咲ちゃん。
どっちが好きなの?咲ちゃんだろ?
(中野)めぐみちゃんでしょ?咲ちゃんだろ。
(三子)二郎ちゃん!どっちでもいいよ。
(高野)先輩。
おとといのこと思い出しましたか?もういいよ。
その話は。
(せきばらい)
(高野)先輩。
ちょっと相談が。
何だよ?
(高野)よいしょ。
ちょっと。
おう。
痛っ。
(高野)一瞬なんで。
何だよ?おい。
(高野)いえいえ。
いいんで。
何だって?おい。
(高野)すいませんです。
作業あるんだって。
俺ほら。
何だよ?放せよお前。
くだらない話聞いてる余裕ないんだよ。
(高野)楓ちゃんのことでお願いが。
ハァー。
もっとくだらない。
(高野)冗談じゃないですよ。
先輩のせいなんですよ?はあ?
(高野)先輩が余計なこと言うから嫌われちゃったんですよ。
それはちょっと違うんじゃないか?だから協力してください。
お前なぁ。
(高野)俺の人生が懸かってるんです!お前まだ楓と結婚したいと思ってんのか?
(高野)思ってます。
でも彼女にはその気持ちを隠して付き合います。
付き合ってないじゃないか。
来週楓ちゃんの誕生日じゃないですか。
あっ。
そういえばそうだったな。
起死回生のサプライズパーティーをやるつもりです。
そうか。
でも問題が一つ。
それをクリアできるのは先輩だけなんです。
えっ?俺が楓ちゃんを誘っても来てくれる見込みはゼロです。
だろうなぁ。
だからお願いします。
俺に楓を会場まで連れてこいってことか?お願いします!えーっ。
・
(高野)さあ仕事仕事。
ねっ。
木原さん。
はい。
処理をお願いします。
処理?お願いします。
分かりました。
(一子)楓。
もう1回ちゃんと考えなさい。
(楓)何回も考えた。
誕生日から一人暮らしする。
駄目。
(楓)どうして?二十歳過ぎたら立派な大人でしょ?
(一子)どこが立派なの?男遊びばっかりして。
(楓)遊んでない。
(一子)彼氏と一緒に住む気?
(楓)一人だよ。
彼氏なんかいないし。
(一子)駄目。
もうアパート契約しちゃったもん。
そんなことできないでしょ?未成年なんだから。
パパが付き合ってくれた。
(一子)ホントなの!?
(内田)ああ。
(一子)何で私に内緒で?
(内田)楓が自分で話すって言うから。
(一子)でも言うでしょ?そんな大事なこと!
(内田)楓ぐらいの年の子は一人暮らしするのが普通だろ?じゃあこれからどうすんのよ?私とあなたと2人でこの家に住むの?
(内田)当然だろ。
(一子)冗談じゃない。
(内田)えっ?
(一子)楓。
(楓)もういいでしょ?
(一子)楓はこの家でずっと暮らすの。
(内田)どうしたって数年後には出ていくんだから。
結婚して。
(一子)そうしたら旦那さんも一緒にここに住んでもらいます。
(楓)やだ。
(内田)それは無茶だろ。
絶対にそうしてもらいます!ああー。
あっああ…。
お待たせ。
待ちくたびれちゃってマッサージ頼んじゃってたよ。
ああー。
フゥー。
ごめんなさい。
アラン副社長に食事付き合わされちゃって。
咲も飲んでんだ?飲みたくなかったけどアランは「俺の酒が飲めないのか」って。
日本人かよ?ホント。
はいよ。
ありがと。
(咲・二郎)はい。
宮島君が「ワイン10本空きました!」って言ったのは覚えてる。
「もう1軒行こう」って咲が言ったよな?あなたでしょ?咲だって。
違います。
CHACONNEの前にもう1軒行ってた気するけどなぁ。
どこ?ハァー…。
あっ。
咲がテキーラ飲みたいって言ったんだよ。
私が?そう!自分でしょ?違うよ。
そんでテキーラバー行って5杯ずつ飲んでるよ。
覚えてない。
そりゃ記憶飛ぶって。
確かめに行きましょう。
えっ?ごちそうさま。
ほら。
飲んでただろ?思い出した。
フフフ…。
また何かつぼに入ったな?フフフ…。
おーっ。
おっと。
ほら。
大丈夫か?ごめん。
ああ。
いや。
ああ。
あっ。
えっ?満月。
あっ。
思い出した。
おんぶしたよな?恥ずかしい。
こんな繁華街で?そのままCHACONNE行ったんだよな。
取りあえずCHACONNE行こう。
いい。
色々迷惑掛けてるから。
そうかもしれないけど…。
Pepper君。
えっ?咲が連れてったんだ。
あっ。
二郎。
朝帰りか。
うっ…。
うーん。
飲み過ぎた。
ああ。
よかった。
うん?えっ?あら…。
ちょっと!ねえ。
何でそこにいるの!?うん…。
えっ?ここどこ?私のホテル。
何でここにいんの?知らない。
まさか…。
まさか…。
してないよな?してないよね?えっ?2015/10/20(火) 13:25〜13:55
関西テレビ1
別れたら好きな人 #16[字][デ]【うれしはずかし朝帰り】
元夫婦の二郎(綾部祐二)と咲(白石美帆)は互いを意識しながらも「部下と上司」のまま。しかし、業務目標を達成して祝杯をあげた翌朝、二人が同じベッドで目を覚ます!?
詳細情報
番組内容
<うれしはずかし朝帰り>
記憶がなくなるほどに深酒をしてしまうのは、記憶をなくしてしまいたいほど張った意地があったから。
朝起きると、下着姿で一緒にベッドに入っていた二郎(綾部祐二)と咲(白石美帆)。二人して記憶は一軒目の居酒屋までしかない…その後どうしてこうなってしまったのだろうか。
番組内容2
腕を組んで記憶を呼び起こそうとする二人だが、咲が今日は取締役会だったことを思い出し、慌てて出勤準備。咲はついつい結婚していた時の習慣で、二郎の鼻と自分の鼻をこすりつけたり、結婚当時のようにジロジロと呼びかけたりして、出かけてしまう。
はたと我にかえる咲と、思わぬ距離感にドキッとしてしまう二郎。周囲の証言から記憶のない日の足取りが見えてきた二人は、確かめるためにまた二人で飲みに行くことに…?
出演者
木原二郎:綾部祐二
根岸 咲:白石美帆
木原めぐみ:秋元才加
中野啓太:中村靖日
木原三子:北川弘美
高野 毅:篠田光亮
内田 楓:疋田英美
・
内田一子:小川菜摘
江沢志穂:佐藤藍子
森田茂樹:山口智充 ほか
スタッフ
【脚本】
伴一彦
【音楽】
末廣健一郎
得田真裕
【主題歌】
ソンモ from 超新星「still love you」(♪YM3D)
【エンディングテーマ】
Funky Galaxy from 超新星「ジーザス feat.アヴちゃんfrom女王蜂」(ユニバーサル J)
スタッフ2
【プロデュース】
後藤勝利(東海テレビ)
仲 良平(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
小池唯一(泉放送制作)
亀井俊徳(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
【演出】
木内健人
【制作】
東海テレビ/吉本興業/泉放送制作
ご案内
公式サイトやSNSなど、充実のウェブコンテンツは「昼ドラ」で検索!!
【公式サイトURL】
http://tokai−tv.com/wakaretara/
【公式インスタグラム】
WAKARETARA_SUKINAHITO
【昼ドラ公式ツイッターアカウント】
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【LINEアカウント】
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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