すてきにハンドメイド「入院・介護のベッドに ウォールポケット風小物入れ」 2015.10.20


あの音質だったら私もまた聴きたいと確かに思います。
三輪誠司解説委員でした。
次回は、土屋敏之解説委員です。
ぜひ、ご覧ください。
病室やご自宅で介護されている皆さんベッド周りで使う小物の置き場に困った事ありませんか?そんな時活躍してくれるのがこちらです。
ベッドのサイドレールにかけて使うウォールポケット風の小物入れです。
こまごましたものをこちらのポケットの中に入れてしまうとすっきりかわいらしくまとまりますよね。
便利ですよね。
これも使い勝手が良さそうでいいですよね。
もうあれがないこれがないって探し回らなくて済むんですよね。
このあとすぐ詳しくお伝えします。

(テーマ音楽)10月の「すてきにハンドメイド」は「こんなもの欲しい!」をテーマにお送りしていますが今回は入院介護に役立つ小物入れをご紹介致します。
花子さんご自身も実際に入院や介護をなさった事がおありなんですよね。
自分の入院もあるし夫の介護もありましたね。
でも病室ではねいろんなものがちょっとね不便やなと思ったのがすぐね大事なもの枕の中にパッと入れたりとかもうお尻にパッと踏んでしまったりする事あるんですよ。
だから眼鏡とかよく割ってしまいましたね。
その時に今回の作品作っておられたら良かったんですよね。
良かったんですね。
それでは作り方教えて下さる方ご紹介致します。
布作家で絵本作家としてご活躍中の前田まゆみさんです。
よろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
前田さんは今回の作品をどんなふうにして思いつかれたんでしょうか。
私自身介護にちょっと関わった経験からこういった小物入れがあると便利だなと思って作りました。
やっぱりそうなんですね。
それでは改めて今回の基本作品をご紹介致します。
仕組みを見てみましょう。
ウォールポケット風の小物入れです。
両側にポケットがついてるんですね。
こういう感じですね。
両側にポケットがついているんです。
そして二つに折ってこうやって面ファスナーで固定するようになっています。
それにリボンがついてたりね。
リボンとレースをつけてかわいくしてみました。
これねちょっと肌触りがすごくフワフワしてましてね何か中に何か入ってるんですか?「キルトしん」が入っています。
こちらで見てみて下さい。
こういう形でキルトしんが入っています。
あ〜それでフワフワしてるのね。
眼鏡とかを直接入れたりして中のものを保護できますし。
触った感じや見た目もかわいくなるかなと思いまして。
この袋状のものをこんなふうに両端を畳みますとこの部分がポケットなんですね?はい。
後は両サイドを縫うだけで出来上がりです。
簡単ですね。
とても簡単に作って頂く事ができます。
では今回の作品のお薦めポイントです。
その心は?病室にこういった手作りのものがあると心が和むと思いますので皆さんにもこの布の小物入れで少しでも心地よい時間を過ごして頂きたいなと思います。
柔らかいからねすごくね気持ちがいいですよね。
では作り方VTRでどうぞ。
まず材料です。
こちらが寸法図です。
今回は本体と飾り布リボン本体と留め布の4つのパーツが必要になります。
寸法図を参考に縫い代1センチで本体を裁ちます。
飾り布とリボン用の布はそれぞれ縫い代0.7センチで裁って下さい。
本体につける飾り布の下準備をします。
長辺の縫い代を裏側に折るのですがこうした紙を使ってアイロンを当てると細長い布もきれいに折る事ができます。
片方の端を0.5センチ裏側に折ります。
ここですね。
裏側に折りました。
これを本体につけていきます。
本体の表側縫い代込みで下から8センチのところに飾り布つけ位置の線を引きます。
長さは中央から1.5センチプラスしたところまでにして下さい。
この線に飾り布の下の端を合わせておき切り端は左側へ持ってきます。
これで本体に飾り布がつきました。
グ〜っといって端でコの字形にいってますよね。
また戻ると。
次に本体を縫っていきます。
中表に本体を二つ折りします。
そして両側を縫いますが縫ったところがポケット口になります。
そのポケット口の縫い代をアイロンできれいに割ります。
これ怖い。
反対側も同様にして下さい。
奥まで切ったら大変。
縫い目は切らないように。
本体を表に返します。
返しました。
続いてキルトしんを中に入れるんですけれどもキルトしんは縫い代をつけずに本体半分のサイズに裁ってあります。
ポケット口の角にキルトしんの角をきちんと当てて入れて下さい。
そして全体を平らにならしたあと…。
端きっちりしてなかったらゴワゴワなりますね。
座布団の中にキルトを入れるみたい…。
ポケット口にステッチをかけます。
この時左端の縫い代1センチのところは縫い残しておきます。
続いて反対側を縫います。
ポケット口の裏側に綿レースの表面を当てます。
端は1センチ折り返し待ち針かしつけでしっかりと留めておきます。
反対側も1センチ折り返しますがこの時も縫い代1センチのところはあけておきましょう。
縫う時は表から縫います。
布端0.1センチのところで綿レースを縫い留めて下さい。
丁寧に縫わなきゃいけませんね。
これ怖いなここね。
ポケット口が縫えたら…後でおさらいしますが折り返した縫い代のどちらかにキルトしんの端を入れておいて下さい。
注意点なんですねここね。
はい。
ではここで本体の両端を折ってポケットに仕立てていきましょう。
上は12センチ下は15センチ。
このあとミシンで縫うので待ち針で留めておきます。
ポケットの深さが違います。
両わきにステッチをかけて縫い留めます。
次にポケットの仕切り線を描きます。
今回はこのような寸法にしましたが中に入れたいもののサイズに合わせて仕切り線の位置は変えて頂いて構いません。
ミシンで縫います。
この時縫う方向は底から口に向かって縫って下さい。
仕切り線の両端は2〜3回返し縫いで補強しておいて下さい。
花子さんこの方向が大事なんですね。
そうですね。
何か後でまた教えてもらいましょう。
次に飾りのリボンを作ります。
リボン留め布の長辺の縫い代を裏側に折ります。
それをミシン糸1本どりで粗くまつって下さい。
次にリボン本体を中表に二つ折りしそのうちの2辺を縫います。
表に返し縫い残した辺の縫い代を内側に折ります。
そこを…ここはまつり縫いなんですね。
はい。
リボン留め布の端を折って待ち針で留めそれを本体に巻きつけます。
巻きつけた端を縫い留めればリボンの出来上がりです。
かわいらしい事。
これを本体の飾り布につけますが端から8センチのところに…最後は面ファスナーです。
用意した面ファスナーを後ろ側に4か所待ち針で留めます。
面ファスナーをつける位置や数も使う場所や用途に合わせて変えて頂いて構いません。
ミシン糸1本どりで縫いつけます。
間違ったらえらい事ですね。
プラスプラスでね。
これでウォールポケット風小物入れの完成です。
何かややこしいようですけれども結構シンプルですよね。
作り方もね順を追ってやっていくとねうまくいくと思います。
いくつか注意点があったので…。
そこです。
改めて教えて下さい。
お願い致します。
間に入れてるキルトしんがずれやすいので待ち針でしっかりときちんと固定して下さい。
さっき待ち針でね。
こっちちゃんと端寄せておかなアカンね。
それからわきを縫う時に縫い代のどちらかにキルトしんをこう…。
巻き入れるんですね。
巻き入れておいて…。
きれいに巻き入れて合わせてわきを縫って下さい。
するとキルトが出てこなくていいですよね。
表からキルトしんが見えないようにして縫い合わせる訳ですね。
ここをちゃんときっちりね曲がらないようにゆっくりゆっくり縫いましょう。
慌てないでいっときましょうね。
更に更に仕切り線の作り方がありましたね。
ポケットを縫う時には…。
完成品で見ましょうかね。
下から上に向かってゆっくりとキルトしんがずれないように曲がらないようにゆっくりと縫って下さい。
上から縫ったらここら辺でちょっと混雑してしまって…。
たるんだりしますものね。
たるんだり。
でも今回の作品これベッド以外でもねいろんな場所でね利用できそうな気がするんですけど。
あちらにねいろいろありますので。
あらら用意して頂きましたか。
まず前田さんこちらはイスですね。
こちらは横にリボンをつけてイスの背にかけられるようにしました。
つまり引っかけるところがあればどんなものでも使えるという事ですか。
そうです。
これひもですから調整つきますよね。
幅がどうで変わっても大丈夫です。
車の座席などにも…。
いいですね。
いけますね。
車が楽しくなりますね。
こちらはソファーですけれども。
花子さんちょっと。
失礼致します。
私ちょっとお邪魔致します。
あ〜気持ちいい。
これは…。
ソファーやひじかけにかけてリモコンとか眼鏡などを入れて使えるものも作ってみました。
「リモコンどこ?どこ?」とか言わなくても大丈夫ですね。
これでピュッとこういけますね。
これは基本作品と少し違いまして反対側をちょっと見せて下さい。
そうなんですこれかわいいんですよね。
シンプルな形です。
シンプルに。
キルトしんは入れないで厚手のリネンだけで仕立てています。
これちょっと重いもの入れたらビュッと落ちそうな気がするんですけどこれは留まってますけど。
布の重みとあとソファーが布の場合は摩擦で留まるんですけれども。
例えばレザーとか滑りやすい素材のソファーでしたらこういった市販の滑り止めがありますのでこれを下にこう敷いて頂くと…。
敷きますと。
ピタッと留まりますので…。
これをこうすると。
いやいや…いいですね。
使えますし重いものを入れても大丈夫です。
しっかり固定されてますか?大丈夫ですよもうこのまま寝ても大丈夫ですからね。
いいものが今はいろいろあるんですね。
そうですね。
という事でこの応用作品の材料と作り方もご紹介したいと思います。
こちらですね。
材料です。
材料は…。
寸法図はこちらです。
基本作品と同じように1センチの縫い代をつけて裁断して下さい。
こちらなんですけれども。
違いは飾り布のリボンをつけてないという事と中にキルトしんを入れないという事です。
これちょっといろんなとこいけますねこれでしたら。
ちょっと私深めにしてみましょう。
かさを変えて頂いたりしてもできますし。
これ私これどうでしょうか?壁掛けに。
壁掛け。
用途や場所によってサイズとか仕立て方はアレンジして頂いて大丈夫です。
このポケット深さを浅くしたり深くしたり用途によって変えていいと。
仕切り線も自由ですね。
ちょっとかぎ針とかいろんなもの入れたいと思います。
これはホントに先ほどの基本作品に比べるとちょっと厚手の…。
しっかりしてます。
リネンですね。
こんなふうに使う用途によってサイズいろいろ変える事もできますし楽しいですね。
楽しいですよね。
どんなふうにしようかな?だから使う場所をイメージしてから小物入れを作られるといいと思うんですけれども実際に手作りをして楽しんでいらっしゃる方々を取材して参りました。
VTRでご覧下さい。
こちらはデイサービスセンター。
大阪高槻市にあります。
山の麓にありまして。
いいね緑に囲まれて。
何されてるんですかねお野菜を作っておられるんでしょうかね。
物作りを楽しむ人たちが大勢通ってらっしゃいます。
何かもうねっ。
みんな楽しそうにいろんなものを作られてますね。
今回は前田さんの作品をアレンジして皆さんが使うものを作ってもらいました。
生地やサイズ仕立て方はさまざま。
使う場所や用途に応じていろいろな作品が出来上がりました。
どのように作られているんですかね。
アレンジのしかたをね見て参りましょうね。
こちらはステンシルという型染めです。
施設のスタッフが用意した小物入れにお好みの模様をつけていらっしゃいます。
「すてきにハンドメイド」でもやりましたねステンシルね。
このようにもできるんですね。
この野菜は赤いからニンジンですかね。
ニンジンですかね。
消しゴムはんこ。
懐かしいでしょう。
紅葉をイメージしてイチョウやモミジをあしらいました。
これは…上手ですねモミジとかね。
この方がなさっているのは野菜のスタンプです。
施設の畑で実ったオクラをスタンプに。
これオクラですか?ええ。
え〜!自然の形をそのまま生かした模様は味があってかわいらしいですよね。
オクラよくも…。
野菜でこういうの子供のころやりましたよね。
お星様キラキラ。
はい。
キラキラ。
あら?何か縫ってますよ。
花子さんこの番組でおなじみの方法もあります。
毛糸の花飾り。
毛糸の花…。
これかわいいたくさん。
いろんな余り糸でやられてるんですかね。
そうなんです。
これを縫いつけてますね。
一つ一つ丁寧に小物入れに縫いつけてこの人らしい小物入れを作ってらっしゃいます。
私もこういうのやりたいな。
(金づちをたたく音)あれ?トントンいってますよ。
これは何でしょうか?この方が金づちでたたいてらっしゃるもの何だか分かりますか?これ葉っぱじゃないですか?葉っぱを何してるんですかこれは?こちらの葉っぱはですね藍染めに使うタデアイです。
青く染まる色素がたくさん含まれてるんですね。
金づちでトントントントンたたいて葉っぱの汁を布に染み込ませていらっしゃるんです。
え〜これどうなるやん。
何ができるんやろう。
たたいて染み込ます。
テープを剥がして出来上がった作品がこちらです。
あらどうでしょうか〜。
わっ!葉っぱそのものじゃないですか。
葉脈まですごい。
ねえ。
こんなふうにしっかり写るんですね。
こんなに葉っぱたたくだけでこんな模様ができるなんてすごいですね。
ねえすごいですね。
ここに畑の表があるので作業した日付を書き込むための鉛筆とか紙を入れる小物入れとして作りました。
まあまあよくできました。
非常に上出来。
上出来です。
一番。
一番です。
そして毛糸の花飾りはベッドの小物入れに。
ここのベッドにつけてみましょうか。
はい。
位置はどうですか?いい感じですか?いいと思います。
くくってみましょう。
かわいいのできましたね。
すご〜い。
ねえ。
ポケットが入ってて。
眼鏡が入るいい小物入れができました。
喜んで頂けるかしらね。
みんなでね。
良かったね。
(花子)いいですよね目が覚めた時にねこういうかわいいのがねあったらすごくね。
今の言葉がいいです。
「喜んでもらえるかしら」。
作る側も頂いた方もうれしい作品ですね。
ホントにかわいい作品ができましたね。
血圧や体温を測るコーナーでも今回の小物入れが活躍しています。
ステンシルで野菜の模様をあしらった小物入れには体温計が入っていますでしょ。
入っています。
ちょっと道具を入れていきませんか。
そうですか。
こちらの小物入れにはポケットがたくさんあります。
施設の畑で使う小さな道具をしまっておきます。
はさみにひも作業用の手袋。
どれもよく使うものばかりですよね。
このねテープも1つ入れておくと便利なのでそれもお願いします。
あ〜完成です。
(花子)よくね場所が分からないとか「あ〜はさみどこやった?」とか「あっ手袋どこ?」というんじゃなくてね。
こういう小物入れがありましたらねその場所から取っていってまた使い終わったらその場所に戻していく。
こういう小物入れはすごく便利で楽しくてすてきですね。
探さなくて便利ですものね。
また生地を工夫すれば室内だけでなく屋外でも使えますよ。
こちらは水をはじく布を使って畑で収穫したものを持ち帰る袋などを入れてらっしゃいます。
みずみずしい野菜とかがいいですよね。
こんなふうにアイデアしだいで活躍の場も広がりますね。
きれい。
あると便利な小物入れ。
皆さんも一緒に。
作って楽しみましょう。
わ〜すてきで〜す。
ありがとうございます。
すてきな。
ありがとうございます。
アイデアもたっぷりね頂きましたので私どもね何かねあちらこちらに作りたくなりましたね。
前田さんが考えられた小物入れがこんなふうに変身してます。
いかがですか?もう想像をはるかに超えてすばらしかったです。
今日はですねベッドサイドに置くものからイスそしてソファー屋外に至るまでいろんな使い方をご紹介しましたけれども。
花子さん。
そうですよね何か物が散らかってたら気持ちも落ち着かないですしねお友達も呼びにくいですけど。
こういうね収納上手なね小物入れがあったらねお友達も作ってあげるのも良し。
喜んで頂く顔も見るのも楽しみですね。
特に今回の作品は見ただけでは分からないかもしれませんがとってもね手触りが柔らかくて癒やされるんです。
キルトがねちょうどねここねホントに。
ベッドで寝てる方もね触るだけでもね心和むと思います。
入院された方へのお見舞いなど最適ですよね。
最後にひと言アドバイスをお願い致します。
生地やサイズはそれぞれのニーズに合わせて工夫して頂いて楽しんで手作りの小物入れでちょっと安らいで頂けたらうれしいなと思います。
前田さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。

(テーマ音楽)2015/10/20(火) 10:15〜10:40
NHK総合1・神戸
すてきにハンドメイド「入院・介護のベッドに ウォールポケット風小物入れ」[字]

今月は「あったらいいな」を特集!今回は入院や介護のベッドで役立つ「ウォールポケット風小物入れ」の作り方。母の介護に長年携わった布作家・前田まゆみさんが紹介する。

詳細情報
番組内容
10月は「あったらいいな」を手作り。今回は入院や介護で役立つ「ウォールポケット風小物入れ」。入院や介護のベッドでは、眼鏡やペン、メモ帳、読みかけの文庫本といった小物の置き場所に困ることが多い。そこで、母の介護に長年携わった布作家・前田まゆみさんが、体験に基づいて作った「小物入れ」を紹介する。布のウォールポケットを二つ折りにした形で、両側のポケットに小物を取り出しやすく整理しておける。
出演者
【講師】布作家・絵本作家…前田まゆみ,【司会】宮川花子,杉浦圭子

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – ファッション
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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